不要になった調理器具どうしたらいい? 上手な処分方法4つのポイント

金属やガラスなどでできているフライパンや鍋、包丁などの調理器具が古くなって廃棄したいとき、どうすればいいの?…と迷ってしまうでしょう。調理器具には正しい処分方法があります。知っておきたい処分のポイントをご紹介しましょう。

  1. 調理器具の処分方法を知りたい
  2. 調理器具の品目に応じた処分方法
  3. 調理器具の処分を回収業者に依頼するメリット
  4. 不用品回収業者を選ぶ際の注意点

1.調理器具の処分方法を知りたい

キッチンで毎日使用している調理器具は、いつのまにか増えるものです。新製品もどんどん発売されるので、「便利そう」と思うとつい買ってしまい、棚に収納できなくなったという人も少なくないでしょう。

引っ越しや整理整頓で、不要になった調理器具を捨てようと思ったものの、どうやって処分していいか迷うことはよくあります。というのも、調理器具がさまざまな素材でできているからです。

一般的な家庭で使用されている調理器具は、次のような素材でできています。

  • 金属…フライパン・鍋・釜・包丁・ナイフ・ボウル・ざるなど。
  • ガラス…ボウル・鍋・キャセロール・ミキサーなど。
  • プラスチック…ざる・ボウル・計量カップなど。
  • 素材…木や竹などを使ったざるやセイロなど。
  •  陶器…鍋・焼き物用プレートなど。

自治体によって詳細は異なりますが、プラスチックや天然素材の調理器具で小さなものなら「可燃ゴミ」で処分できます。上記以外の素材の調理器具は「不燃ゴミ」ですが、大きさによっては「粗大ゴミ」になるので要注意です。処分する前に、ご自身の住んでいる市区町村のホームページで確認してください。

調理器具はゴミとして処分できるんですね。
はい。ただし、素材がさまざまなのでゴミの分類を間違えないようにしましょう。

2.調理器具の品目に応じた処分方法

調理器具の処分は迷ってしまいがちです。

そこで、品目別に処分方法をご紹介しましょう。

2-1.包丁やナイフの処分方法

包丁やナイフは長持ちする調理器具なので、捨てるのも数年に1度くらいではないでしょうか。しかしながら、何度研いでも切れなくなったり柄の部分が傷んできたりし場合は、新しい製品に買い替え古いものは処分したくなります。

包丁やナイフは、多くの自治体では「不燃ゴミ」になっているようです。柄が木でできている製品もありますが、刃は金属なので燃えません。そこで、「不燃ゴミ」として処分することになります。ゴミの日に出すときには、回収の人がケガをしないように「刃」を包むことが大切です。

刃の包み方としては…

  • 刃の部分を丈夫な布製のガムテープで巻く。
  • 刃の部分を分厚い紙袋に入れて包み、その上からガムテープで巻く。

包丁やナイフだけではなく、キッチンばさみや刃が付いているスライサーなども同様にしてください。分厚い紙袋がなければ、古いタオルなどで包んでもよいでしょう。さらに、仕上げとして、回収する人がひと目でわかるように「刃物」・「危険」などと太いマジックで書いた紙を貼ってください。

2-2.フライパンの処分方法

フライパンは、金属やガラスでできているので「不燃ゴミ」になります。ひとくちにフライパンといっても、一人用の小さなものから大人数用の大きなものまでサイズはいろいろあるでしょう。柄の部分を含まない、本体のサイズが30cm以内(自治体によって多少異なる)の製品であれば、「不燃ゴミに出してよい」となっています。大きな中華フライパンや、パエリア鍋のような30cm超えの製品は「粗大ゴミ」として出しましょう。

2-3.鍋の処分方法

フライパンと同様に、30cm以内の小さな製品であれば「不燃ゴミ」に出せます。30cm以上のサイズは「粗大ゴミ」に出しましょう。

また、ガラスや陶器製の鍋で割れている場合は、不燃ゴミです。新聞紙や古いタオルなどで包んで、危険がないようにしてください。包んだ上に「ガラス割れもの」・「割れもの危険」などと大きな字で書いた紙を貼りましょう。

ただし、自治体によって細かいルールは異なります。捨てる前に、一度市区町村のホームページを確認してください。

包丁などは、きちんと危険物であることを表示することが大切ですね。
はい。自治体で出し方が決まっている場合はそれに沿ってください。

3.調理器具の処分を回収業者に依頼するメリット

調理器具は、ひとつやふたつ程度であれば「不燃ゴミ」や「粗大ゴミ」に出すだけで済みます。また、未使用のまま戸棚の奥にしまい込んでいた鍋などは、リサイクルショップに売却するのもよいでしょう。ところが、引っ越しのときのように、一度にたくさんの調理器具を廃棄したいときや、断捨離で複数の重い調理器具を処分したいときはちょっと大変です。

そこで、不用品回収・買い取り専門の業者に依頼してはいかがでしょう。大きなフライパンや鍋のセットなど、不要な調理器具の数が多いときは、自分でゴミに出したりリサイクルショップに運んだりするのは重いし面倒です。

不用品の回収・買い取り業者のなかでも、出張査定してくれる会社なら自宅まで査定にきてもらえます。買い取れる製品はその場で金額を決めて支払い、買い取りができない古い製品は回収するのです。

手間もかからず、一度に処分できるのも業者に依頼するメリットでしょう。引っ越しの前など、時間が1分でも惜しいときには特におすすめです。さらに調理器具だけではなく、家電や家具なども引き取り対象にしている業者であれば、一度に不用品を処分できます。

一度にたくさんの調理器具を処分したい場合は、不用品回収業者がおすすめなんですね。
はい。引っ越しのときなどに利用すると便利でしょう。

5.不用品回収業者を選ぶ際の注意点

不要品を回収・買い取りする業者はたくさんあるので、どこに依頼していいか迷ってしまいます。

インターネットで検索してもたくさんの業者がヒットして、ひとつひとつ調べるのは大変でしょう。

そこで、「どのようなことを基準にして業者を選べばよいのか」ポイントをご紹介します。

5-1.会社の所在地や電話番号が明記してある

住宅街を「不用品はなんでも無料で回収します」とアナウンスしながらトラックで周回している業者のなかには、会社名や所在地などが明確ではないこともあります。名無しのトラックで回収する業者は、悪徳業者の場合があるので注意してください。

  • 「無料で不要品を回収する」と言ってたので、いろいろ引き取ってもらったら最後に料金を請求された。
  • 「どんなものでも回収・買い取ります」と言うので、家電やパソコン、調理器具など複数を引き取らせたら、トラックに積み込んだ後に高額を請求され、払うまで帰らないと粘られた。

…などのように、さまざまなトラブルが後をたちません。業者に依頼するときには、ホームページにきちんと所在地・電話番号・メールアドレス・業績などが明記してある会社にしてください。

5-2.最初に見積もりを出す

依頼すると、いきなり回収作業を始めるのではなく、不用品の数や状態をチェックして明確な見積もりを出す業者を選びましょう。無料出張査定や、メールに写真を添付することで査定してくれる業者がおすすめです。

5-3.見積金額以上にお金がかからないかを事前に確認

業者によっては、見積もり後に搬出・運搬作業代などを請求してくる場合もあります。見積もりがわかったら、他に追加の経費請求はないかを確認しましょう。

5-4.対応が早く丁寧な業者

メールや電話で問い合わせをしたときに、丁寧に対応してくれる業者を選びましょう。​さらに、見積もり・無料査定・搬出など日程やスケジュールなどを素早く決めて連絡をする業者かどうかも判断基準になるでしょう。

5-5.業者の得手不得手は事前に確認しよう

中古品や不要品の回収・買い取り業者は、さまざまな種類の品物を扱っています。ただし、オールマイティな会社もあれば、家具専門・家電専門など専門の製品に限定している会社もあるのです。無料査定を依頼する前に、「調理器具」を扱っているかどうかは必ず確認してください。

業者選びが大切なんですね。
はい。値段だけで選ばないようにしましょう。

まとめ

 いつのまにかたまってしまった調理器具の処分に困っている人は少なくありません。「燃えるゴミ」なのか、「不燃ゴミ」なのか、どれくらいの大きさから「粗大ゴミ」になるのか…などと迷っている人に向けて、以下のような情報をまとめてみました。

  • 調理器具の処分方法を知りたい
  • 品目に応じた処分方法とは
  • 不要品回収業者に依頼するメリット
  • 不要品回収業者を選ぶ際の注意点

以上のようなことを意識して、「不燃ゴミ」・「燃えるゴミ」・「粗大ゴミ」として正しく処分してください。また、数が多いときにはまとめてプロの業者に依頼するほうが時間のムダになりません。信用できる業者を上手に選んでくださいね。