インバータの買取・処分方法とは? 高額査定のポイントなども解説!

インバータは、モーターの電源周波数を自在に変えることで、モーターの回転数を制御する装置です。工場の生産性向上には必要不可欠な周波数変換装置で、現在もさまざまな場面で大活躍しています。インバータは回路方式によって種類が異なり、目的・用途に合った種類を選ぶことが大切です。また、まだ使える状態であれば、「買取」という方法で処分できます。スムーズに買取・処分するためには、まず、基礎知識を身につけておかなければなりません。そこで、本記事では、インバータの買取・処分に必要な知識を解説します。

  1. インバータの基礎知識
  2. インバータの装置について
  3. インバータの買取について
  4. インバータに関してよくある質問

この記事を読むことで、インバータを買取・処分するために必要な知識を身につけることができます。検討している方は、ぜひチェックしてください。


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1.インバータの基礎知識

インバータの買取・処分をスムーズにすすめるためには、ある程度の基礎知識を身につけておかなければなりません。ここでは、インバータの回路方式や目的・用途について説明します。

1-1.インバータとは

直流・交流から周波数の異なる交流を発生させる電源回路、またはその回路を持つ装置を「インバータ」といいます。別名、逆変換回路、逆変換装置などとも呼ばれている周波数変換装置です。インバータはモーターの電源周波数を自在に変えることができ、回転数を制御する役割を担っています。主に、工場で使われており、生産性の向上に大きく貢献しているのです。インバータがなければ、モーターの回転数が変えられないので、たとえば、風量を調節するのに開閉弁(ダンパ)などを使わなければなりません。

1-2.回路方式

インバータの回路構成の違いによって、電流形と電圧形に区別できます。それぞれの特徴を一緒にチェックしていきましょう。

1-2-1.電流形

電流形は、三相交流電源をサイリスタ整流器と呼ばれる部分で可変直流電圧に変え、直流リアクトルによって可変電圧・可変周波数を制御します。運転時には、コンバータ部がインバータ部、インバータ部がコンバータ部の働きをそれぞれすることで、回生エネルギーを電源に変換できる仕組みです。

1-2-2.電圧形

電圧形は、三相交流電源をダイオードと呼ばれる部分で整流し、平滑コンデンサで可変電圧・可変周波数を制御します。運転時には、コンバータ部をインバータ部と同じ回路構成にすることで、電源側に回生エネルギーが返還可能です。また、直流部に回生制動回路と回生放電抵抗器を設けることで、回生エネルギーを抵抗器で熱に変換し消費します。

1-3.特徴について

インバータ回路を使用してモーターを稼働させると、高い駆動効率と振動が少ないなめらかな回転を低速から高速まで実現できます。なぜなら、ローターの回転位置に合わせて、駆動電流の位相と周波数を変化させられるからです。そのため、エアコンやファンなど日常生活で使う家電にも、インバータが使われています。インバータによる風量調節は、従来のダンパ制御に比べると無駄なエネルギー消費を抑えることができるのです。省エネにも貢献できることから、六本木ヒルズなどの多くのオフィスビルにも採用されています。

2.インバータの装置について

それでは、具体的にインバータの装置について説明します。どんな種類があり、どんなメリットがあるのでしょうか。

2-1.インバータ装置とは

先述したとおり、インバータの装置は逆変換回路・逆変換装置とも呼ばれています。厳密には、直流電力を交流電力に変換する装置、または装置の一部のことです。制御装置と組み合わせることで、省エネルギー効果が発揮できます。また、インバータの装置と逆の機能を持つ回路をコンバータ・整流器ともいうので覚えておいてください。

2-2.目的・用途

インバータは何ができるのか、どこでどんな場合に使うのか説明します。

2-2-1.何ができるか

そもそも、電気には交流と直流の2種類があります。身近なものでたとえると、自宅にあるコンセントの電気は交流、乾電池の電気は直流です。交流の電気・電圧・周波数は、交流のままでは自在に変更することができません。そこで、インバータを用いることで、交流の電気をいったん直流に変換し、再度交流に戻すことができます。インバータ装置は、電圧・周波数を変更するために必要な機器です。

2-2-2.どこで、どんな場合に使うか

インバータは私たちの日常生活で使用するものと密接に関係しています。代表的なものが、自宅にある「エアコン」です。エアコンはモーター駆動であり、電圧・周波数の両方をインバータで変化させています。また、炊飯器・蛍光灯・電磁調理器にもインバータが使用されているのです。さらに、一定周波数・電圧の交流を連続的に発生させる「無停電電源装置」などの電力補償装置にも使われています。

2-2-3.主な使い方

インバータは目的によって、電圧・周波数の両方や、周波数だけを変化させています。どこでどんな風に電圧・周波数などを変化させるのかは、目的によって異なるのです。また、変化させるだけでなく、電圧と周波数を一定に保つ働きも行っています。インバータの使い方は、周波数などを自在に操ることです。

2-3.必要性・メリット

私たちの生活に密接に関係しているインバータは、さまざまなメリットがあります。たとえば、以下のようなメリットです。

  • モーターの回転数を自由に変えることができる
  • 工場などでソフトスタート・ストップが自由にできる
  • 50~60Hzに関係なく、機械が共通化できる
  • 電源設備が小さくできる
  • モーターの回転方向を簡単に変更できる

インバータを活用することで、工場のラインを調節・維持することができ、生産性が上がります。また、最小限のエネルギーで動かすことができるため、省エネにもつながるのです。たくさんのメリットが生まれるので、多くの工場などでインバータが採用されています。

2-4.主なメーカーと特徴

インバータの主なメーカーは、オムロン・日立産機システム・サンケン電気・安川電機・デルタ電子・東芝産業機器システム・三菱電機・パナソニック電工などがあります。インバータを製造・販売しているメーカーは、ほかにもまだまだありますが、中でも東芝・パナソニック・三菱電機などの大手の系列企業に集中しているようです。パナソニックは家電向けインバータを製造しているなど、メーカーによって特徴があるので比較してください。

2-5.価格について

インバータの価格は、性能・メーカー・モデルなどでさまざまです。簡易型・小型のインバータは1万~数万円で購入できます。高性能かつ企業や工場などで使う本格的なタイプのインバータは、数十万~数百万円かかるでしょう。幅広い価格設定なので、使用目的を踏まえつつも予算内で抑えられるかどうかもチェックが必要です。

2-6.最近の傾向

最近は、省エネに力を入れているメーカーが多く、省エネルギーで稼働できるインバータを製造しています。省エネ効果が期待できれば、エネルギーにかかる費用を節約するだけでなく、環境保全の貢献にも役立つのです。また、市場要求が高まってきたこともあり、メンテナンス機能にも力を入れています。簡単にメンテナンスできる機能は、多くの電子機器に導入されつつあるのです。

2-7.注意点

インバータを導入する際は、何のために使うのか「目的」を明確にしておきましょう。目的をハッキリしておかなければ、間違ったタイプのインバータを導入してしまいます。高性能のインバータはお金もかかるため、慎重に選ぶことが大切です。
また、インバータによる周波数の制御だけで、回転速度の制御ができます。しかし、周波数だけを変化させて下げていくと、モーターの交流抵抗も下がり大量の電流がモーターに流れてしまうのです。焼損の原因となるため、周波数だけでなく電圧も変化させる必要があります。その際は、VVVFインバータと呼ばれる種類を使いましょう。

3.インバータの買取について

省エネルギーで稼働できるため需要が高まっているインバータは、買取してもらえる可能性があります。ここでは、インバータの買取事情をチェックしていきましょう。

3-1.買取事情

インバータの中古需要は高まっています。簡易型や小型タイプは数万円と比較的手に入りやすいお手頃価格ですが、高性能タイプは価格が高めです。そのため、できるだけ導入費用を抑えるために、中古のインバータを購入する方が増えています。中古=すぐに壊れる・古いものと思いがちですが、中には新品状態に近いものなどいい条件のインバータもあるのです。状態がいいものほど、高く売れる可能性があります。

3-2.買取してくれるところ、選び方

近場のリサイクルショップや買取専門店でも買取が利用できます。しかし、インバータなどの機器の知識を有している業者に依頼したほうが、適切な査定額で取り引きできるでしょう。リサイクルショップ・買取専門店は、幅広い商品が買取対象なので、必ずしも深い知識を持っているとは限りません。適切な価格で買取ってもらうためには、その道に詳しい業者に依頼したほうが安心できます。また、業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目するとよいでしょう。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • インバータなど機器の販売・買取実績がある
  • さまざまな種類の機器を取り扱っている
  • 口コミ・評判がいい
  • 無料相談・無料査定を行っている
  • アフターフォローが充実している

3-3.買取の方法、流れ

まずは、ホームページか電話で無料査定の申し込みをします。査定日時を決めた後、当日に業者がやってきて、その場で査定を行い取り引きをするという流れです。わざわざ自分たちで運ぶ必要がないので手間と時間がかかりません。インバータのほかにも処分したい測定器などがあれば、まとめて回収してもらうことができます。

3-4.査定について

査定では、インバータの状態・メーカー・モデル・販売年月日などをチェックすることになります。特に、正常に稼働できるか、不具合や不調が起きていないかなどを確かめるでしょう。インバータとして使えないのであれば、買取不可となります。

3-5.高額査定のポイント

査定を依頼する前に、できるだけキレイに掃除してください。見た目をキレイにすることで、新品状態に近い外観を保つことができます。また、取扱説明書や部品・ケースなど導入時についてきた付属品も一緒に出しましょう。なぜなら、付属品の有無が査定額に響く可能性もあるからです。状態がいいものほど高く売れるため、保管状態にも気をつかいましょう。

3-6.注意点

「きちんと査定してくれない」「安い価格で買取られた」など、業者との間でトラブルが起きています。すべての業者が丁寧に対応してくれるわけではないので、きちんと見極めなければなりません。少しでも不安や疑問点がある場合は、すぐに依頼しないようにしましょう。

4.インバータに関してよくある質問

インバータに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.インバータの制御方式とは?
A.インバータの出力制御方式には、PAM(パルス振幅変調)方式とPWM(パルス幅変調)方式の2つがあります。PAM方式は、コンピューター部のサイリスタによって、周波数に比例した電圧変化を得る方法です。PWM方式は、コンピューター部でつくりだした一定電圧をインバータ部で周波数を変えると同時に平均電圧を変えます。

Q.具体的な用途の事例を知りたい
A.電圧・周波数を変える場合はモーター、周波数だけを変える場合は蛍光灯・IH炊飯器・電磁調理器、電圧・周波数を一定に保つ場合はコンピューターの電源装置などに使われます。

Q.コンバータ回路とインバータ回路の役割とは?
A.コンバータ回路は、交流を直流に変える役割を担っています。一方、インバータ回路は半導体をオン・オフすると、交流の電圧・周波数ができる仕組みです。これら2つをコンデンサーでつなぐことで、インバータが正しく稼働します。

Q.インバータの買取額はいくらぐらいか?
A.一般的に、買取額は販売額の約5~10%といわれています。インバータの状態や付属品の有無などによっても買取額が異なるため、具体的な金額は業者に査定を依頼してください。

Q.買取できない場合の処分方法とは?
A.企業・工場などで使用したものは、産業廃棄物扱いになるので自治体で処分できません。産業廃棄物の処分を行っている業者に依頼するとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? インバータはエアコンのモーター、IH炊飯器・蛍光灯など私たちの生活に必要なものを動かすために必要な電源回路です。インバータを用いることで、交流と直流を一緒にすることができます。また、省エネルギーで動かす効果もあるため、多くの企業や工場が注目しているのです。不要なインバータの処分を考えているのなら、買取を選択肢に入れるとよいでしょう。状態がよければ、高く売れる可能性があります。