着物の買取で迷っている人必見! 高値査定のコツや方法、業者の選び方

不要になった着物を、買取に出そうかどうしようか迷っていますか? 若いときの着物が似合わなくなった・親から譲り受けたけれども着物を着る趣味がないなどで、不要な着物を持て余している人は少なくありません。着物は、着る人も少なく、サイズや好みがあるので人に譲るのも難しいですよね。

また、保管する手間もかかり、専用の場所も必要になります。そのため、売却してお金に変えるのがベストなのです。けれども、どこで買取してくれるのか、どんな着物が売れるのか、買取業者はどうやって選べばいいのか……迷いますよね。

そこで、それらの疑問を解消するべく以下のことをご紹介しましょう。

  1. 不要な着物を買取に出す際の困りごとや疑問点
  2. 高額買取の対象になる着物はどのような着物?
  3. ここをチェック!買取の前に確認すべきポイント
  4. 不要な着物を買取してもらう方法
  5. 買取業者を選ぶポイントは?
  6. 着物の買取に関するよくある質問

この記事を読むことで、着物の買取に関するいろいろなことがおわかりいただけるかと思います。ぜひ参考にしてくださいね。

 

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1.不要な着物を買取に出す際の困りごとや疑問点

不要な着物を買取に出そうと思ったとき、多くの人が感じる「困りごと」や「疑問点」には以下のようなことがあります。

  • 不要な着物がたくさんあるがどこに売っていいのかわからない
  • どんな着物が高く買取してもらえるのか価値がわからない
  • 汚れやシミがあるので買取に出すのは気が引けてしまう
  • 買取に出すときにはどんなことに注意すればいいのか?
  • 安く買いたたかれそうで不安
  • 買取業者は何を基準に選べばいいのか?

皆さん、書籍やCD・DVD、着なくなった洋服などは気軽に買取を利用しているようですが「着物の買取は難しそう」と感じているようです。次の項からは、上記の困りごとや疑問の解決方法をご紹介していきます。

2.高額買取の対象になる着物はどのような着物?

高額で買取してもらえる着物とは、どのような着物なのでしょうか?ひとくちに「着物」といっても、安いものから高価なものまでありとあらゆる種類があり、それによって価値も異なります。けれども、なかなか素人には、どんな着物なら価値があるのか、見分けるのは難しいですよね。買取業者によっても買取金額や条件は異なりますが、一般的に高値買取の可能性がある着物をご紹介しましょう。

2-1.友禅〜人気の高い着物と買取相場〜

友禅染めは、絹布に花鳥・草木・山水などの模様を染め出したもので、日本の代表的な、着物の染色方法の1つになります。友禅は中古市場でも人気です。特に高値買取が期待できるのは、以下の種類になります。

2-1-1.加賀友禅

加賀友禅は、石川県金沢市で染められる友禅染めで「草花模様」が中心です。はやりがなく飽きもこないため、はば広い年齢層で人気があります。作家によって買取金額は異なり、一般的なものは5万円〜10万円ほどが相場です。また、人気のある作家の作品は、さらに高い買取価格が期待できるでしょう。

2-1-2.京友禅

京友禅は、京都で染められる友禅染めで、華やかな色合いの「雅(みやび)な柄」が多いのが特徴です。買取価格は、状態のいい「型友禅(型紙を用いて染色する技法」)だと平均3万円〜4万円、「手描き友禅」は10万円前後が相場といわれています。さらに、有名な作家や人間国宝による作品は、数10万円〜100万円近い値がつくでしょう。

2-2.紬(つむぎ)〜人気の高い着物と買取相場〜

紬は、糸の状態で染め、その糸を組み合わせて織り上げていった「先染め」の着物です。紬は昔から普段着として使われていたため、日本の各地で「その土地の風土に合った特色のある着物」が作られています。若い人から年配の人まで、はば広く人気のある着物です。

2-2-1.大島紬

大島紬は、奄美大島で作られる紬で、昭和50年に国の伝統工芸品に指定されています。手織りのほかに機械織りや後染めがあり、染料も天然染めと化学染料に分かれ、折り方の手法もいろいろです。

高価買取の対象になるのは、「割り込み式(※1)の大島紬」で4万円〜6万円、「泥7マルキ(※2)大島紬」で1万円〜3万円ほどになります。

※1 割り込み式:たて糸と横糸の本数を変えて織るため、緻密で立体感がある高級品

※2 マルキ:たて絣(かすり)糸と横絣(かすり)糸の本数を示す単位で「7」が最高値

2-2-2.結城紬(ゆうきつむぎ)

蚕(かいこ)のまゆを煮て、柔らかくした「真綿」から手で紡ぎ出した糸で織った着物です。奈良時代から献上品として用いられていた上質な着物で、国の無形無用文化財に指定されています。買取価格は、平均4万円〜5万円で、中には30万円ほどの値段がつくものもあるようです。

2-3.辻(つじ)が花

辻が花とは、豪華けんらんで華やかな柄が特徴で、桃山時代に最盛期を迎えた着物です。絞り染めを基調に、描き絵・摺箔(すりはく)(※)・刺繍などをほどこし、贅沢(ぜいたく)な着物として知られています。

辻が花は、結婚式や成人式などのおめでたい席に着ることも多く、中古市場でも人気のある着物です。買取価格は、2万円台〜100万円とはば広く、有名作家の作品は高値で買取されています。

※摺箔(すりはく):着物生地の上に型紙を置き、ノリなどで金箔(きんぱく)をすりつけ模様にしたもの

2-4.人気作家や人間国宝の着物

「友禅」の項でも触れましたが、着物の種類に限らず人気作家や人間国宝の着物は高値で査定されるでしょう。

2-5.格式の高い着物

着物には「格」があります。格の高い着物は、一般的に高値で買取される可能性が高くなるでしょう。

  • 本振袖
  • 色留袖
  • 黒留袖
  • 色留袖

上記は、格が高い着物です。次いで、訪問着・付け下げ色留袖・色無地などになります。素材が「正絹」であることも高額査定の条件です。

3.ここをチェック!買取の前に確認すべきポイント

着物はできる限り高い値段で買取してもらいたいものですよね。そこで、買取に出す前に、チェックしたいポイントをご紹介しましょう。

3-1.シミや虫食いなどがないか確認する

古い着物は、シミや虫食いなどが発生している可能性もあります。そうなると査定価格は下がるため、査定に出す前に1度広げて確認してみましょう。

また、将来は売るかもしれない着物は、シミや虫食いができないように、保管状態には十分気をつけてください。定期的に手入れや虫干しをすることも大切です。

3-2.「丈」を確認する

着物の買取では「丈」が重要になるのはご存じでしょうか。着物は買取されたあとに再販するため、需要の多い「150センチ以上であること」が高値買取の条件です。140センチ未満の着物は需要があまりないため、買取を敬遠される傾向にあります。

3-3.作家の作品は証明書なども一緒に査定に出すこと

作家の作品や伝統工芸品には、「証紙」と呼ばれる証明書がついています。この証紙があるとないとでは買取価格が異なってくるので、必ず着物と一緒に査定に出すようにしてください。また、高価な着物を購入した際には、証紙は大切に保管しておきましょう。

3-4.着物以外の和装小物も一緒に査定に出す

着物買取業者では、帯・草履・帯揚げ・帯締めなどの和装小物の買取も行っていることも多いのです。それらのものも着物と一緒に査定に出したほうが、買取金額がアップする可能性は大きいでしょう。

3-5.着物を広げて風とおしのいい場所で干す

着物は長年タンスの中に保管していると、古くさい匂いがします。査定に出す前には、広げて着物ハンガーにかけ、風とおしのいい場所で干し、匂いを飛ばすようにしましょう。

3-6.たとう紙に包んだ状態で査定に出す

たとう紙とは、購入するときについてくる「着物を包む紙」のことです。査定に出すときは、着物をきれいに畳み、たとう紙に包んだ状態で出しましょう。

ただし、たとう紙の期限は2年ほどなので、古いものは黄ばんだり匂いがついたりしています。新しいものに取り替えてから査定に出したほうが、査定時の印象はアップするでしょう。

4.不要な着物を買取してもらう方法

着物の買取にはどのような方法があるのでしょうか。一般的には、リサイクルショップや着物買取専門店の買取を利用する方法と、インターネットオークションなどを利用して自分で売る方法があります。それぞれの方法をご紹介しましょう。

4-1.インターネットオークションやフリマアプリで売る

今は、不要になったものはインターネットオークションやフリマアプリを使って、自分で売る時代です。着物もその例外ではありません。パソコンやスマートフォンさえあれば気軽に参加できます。

運営会社によって利用方法や条件は異なりますが、基本的には不要な着物の写真を撮影し、説明文を添えて出品するだけです。汚れやシミなどがある場合も、正直に書いてください。

インターネットオークションやフリマアプリは、思わぬ金額で売れることがあります。反面、いつ買い手が現れるかわからない・売れたら丁寧にこん包し発送する手間がかかる・買い手と金額交渉などでトラブルになることもあるので注意しましょう。

4-2.リサイクルショップで売る

家具や家電、日用品、ブランド品など総合的に何でも扱っているリサイクルショップに売ることもできます。着物だけではなく、ほかにも不用品があり、まとめて一緒に処分したいときには1度に片付くので便利でしょう。

買取方法は、店頭買取・宅配買取・出張買取の3つの方法に対応しているショップも少なくありません。自分に合った方法を選べます。

ただし、総合的なリサイクルショップには、着物の知識を持つ査定スタッフが常在しているわけではありません。そのため、査定するスタッフが着物の価値に気がつかずに安値をつけてしまうことも多いのです。

特に、「2.高額買取の対象になる着物はどのような着物?」でご紹介したような着物は、総合リサイクルショップには出さないようにしたほうがいいでしょう。

4-3.着物買取専門業者に売る

着物専門買取業者に売る方法です。着物は、着物自体の価値・状態・市場での需要など、いろいろな要素が買取価格に反映されます。そのため、着物の知識や作家やブランドについて詳しい専門家ではないと、査定が難しいのです。

着物を専門に扱っている買取業者なら、着物買取に詳しいスタッフがじっくりと査定をするので、正当な評価をしてもらえます。自分ではわからなかった価値を見いだしてくれることもあるでしょう。

5.着物専門買取業者の選び方

着物専門買取業者は、いろいろあるので、どのように選んでいいのか迷ってしまいます。そこで、業者選びのポイントをご紹介しましょう。買取業者のホームページで確認してください。

5-1.買取の方法を調べる

買取業者のホームページで、業者の買取方法を確認しましょう。最近は、いろいろな業者が「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」を行っています。

  • 店頭買取:店頭に直接持ち込む
  • 宅配買取:ダンボールなどに着物を入れて送り査定をしてもらう。金額に納得すれば買取成立で、後日お金を銀行に振り込んでくれる
  • 出張買取:着物がたくさんある場合は、自宅に査定スタッフが出向きその場で査定。その場で買取金額を支払ってくれる

自分の都合に合った方法を選びましょう。

5-2.相談や査定は無料かどうか

買取の相談や査定は、無料で行ってくれているのか確認しましょう。また、以下の費用も無料か有料かを確認してください。

  • 宅配買取のときの送料
  • 買取金額に納得がいかなかったときの着物の返送料
  • 出張買取のときの出張料や査定料
  • 査定金額に納得したもののやはり気が変わって買取を中止した際のキャンセル料

5-3.レスポンスの早さ

メールやフォームなどから、相談や査定の申し込みなどを送った際、レスポンスの遅い業者は避けましょう。また、査定→入金までどのくらい時間がかかるのかも確認してください

5-4.申込から支払いまでの流れをきちんと説明している

相談や査定の申込方法・査定方法・支払い方法など、実際の取引の流れが、きちんと説明してあるかどうか確認してみましょう。

5-5.宅配買取や出張買取の場合は対応エリアを確認

宅配買取や出張買取を依頼する際には、自分の住んでいる住所が業者の対応エリアかどうかを確認してから、申し込みをしましょう。

6.着物の買取に関するよくある質問

着物の買取に関するよくある質問をご紹介しましょう。

Q.着物がたくさんあるので出張買取を利用したいのですが、最近では「押し買い」などの悪質業者の話も聞くので不安です。
A.着物買取のキャリアがある、信頼できる業者を選びましょう。「5.着物専門買取業者の選び方」で挙げたポイントは必ずチェックしてください。また、出張査定の説明の項目に、ビジネスマナーや査定スキルの高さなど、査定員についてきちんと説明している業者なら信頼できるでしょう。

Q.目立たないのですが着物に汚れやシミがあります。買取に出すのは無理でしょうか。
A.状態がひどいと買取は難しいこともあります。けれども、落とせるような汚れやシミの場合や、価値の高い着物の場合は買取してもらえることもあるでしょう。自己判断で諦めないで、着物買取業者の無料査定を利用してください。

Q.亡くなった母の着物が数枚あり、ダメージもなくきれいな状態です。売ったほうがいいのか遺品として保管したほうがいいのか迷っています。
A.着物はできるだけ早く売ったほうが劣化することもないのでおすすめです。もし、ご自身で着ないのであれば、早めに売ったほうがいいでしょう。

Q.着物がたくさんあり出張買取を依頼したいのですが、女性の1人暮らしなので知らない人を家に入れるのは不安です。
A.着物買取業者の中には、女性の査定員を選べるところもあります。もし、男性の査定員は抵抗があるようでしたら、そのような業者を選ぶといいでしょう。もしくは、査定時に友人や家族など親しい人に同席してもらうのもおすすめです。

Q.買取に出しても高値がつきそうもない化繊の着物は、インターネットオークションやフリマアプリなら売れるでしょうか?
A.インターネットオークションやフリマアプリの場合、買い手は「着る」のが目的ではないこともあります。リメイクして小物を作ったりコスプレ用だったりすることも多く、化繊でも柄がかわいければ売れる可能性があるのです。安い着物の場合は、利用するのもいいでしょう。ただし、出品の際、シミや汚れの有無などはきちんと記入しておかないと、あとでトラブルになる可能性もあるので注意してください。

まとめ

着物を着る趣味がない人にとっては、価値のある着物を譲り受けても持て余してしまいます。また、着物が趣味な人にとっても、若いころの着物は似合わなくなったなと、処分に困ることもあるのです。

不要になった着物は、そのまま保管していても時間の経過と共に劣化してしまいます。「タンスの肥やし」にしていてはもったいないでしょう。そこで、買取に出してお金にするのが1番おすすめです。

けれども、着物の知識がない買取店に売却してしまうと、実際の価値よりもかなり安い値段で買取されてしまうこともあります。そこで、着物を買取に出すときには着物買取専門業者に査定に出しましょう。着物買取の実績があり、信頼できる業者を選んでくださいね。