コピー機の処分方法は? 最も簡単&お得に処分するポイントを詳しく!
「故障したコピー機を処分したいが、どんな方法があるのだろう」「なるべく安く簡単に処分する方法を知りたい」とお考えではないでしょうか? 買い替えや故障などで不要になったコピー機を処分したくても、どこにどんな方法で依頼できるのかよく分からないですよね。それに、できるだけ簡単かつお得な処分方法を知りたいことでしょう。
そこで今回は、コピー機の処分について詳しく解説します。
- コピー機を処分する前に確認すべきこと
- 家庭用コピー機は何ゴミに分類される?
- 自治体回収で家庭用コピー機を処分する方法
- 業務用コピー機を処分する方法
- コピー機をお得に処分するポイント
- コピー機の処分に関するよくある質問
この記事を読むことで、コピー機を処分するときのポイントや注意点がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.コピー機を処分する前に確認すべきこと
最初に、コピー機を処分するときに必ず確認すべきことを見ていきましょう。
1-1.印刷物が残っていないか
コピー機を処分する前に、印刷物が残っていないか確認してください。排出トレイだけだけでなく、内部に残っていないかもきちんとチェックしましょう。印刷中に用紙が詰まったときに破れたものがコピー機の内部に残っていることもあるので注意してください。印刷物が残ったままで処分した場合、場合によっては社内情報が流出する可能性があります。
1-2.トナーや印刷用紙を取り外したか
コピー機を処分するときは、トナーや印刷用紙を取り外したかチェックしましょう。トナーや印刷用紙がセットしたままだと、コピー機を運搬する際に不具合が起きることがあります。なお、使用済みのトナーはリサイクルすることが可能です。コピー機の処分と同時に、使用済みのトナーも回収してもらうとよいでしょう。
1-3.内部データが残っていないか
コピー機に内部データが残っていないか確認することも大切です。最近のコピー機は内部データを保持していることが多く、そのまま処分すると社内情報が流出してしまう可能性があります。コピー機に内部データが残っている場合は、残すべきデータを移行してから、データ消去をしておきましょう。データ消去の具体的なやり方は、コピー機の使用説明書やメーカーのホームページなどで確認してください。
2.家庭用コピー機は何ゴミに分類される?
家庭用コピー機は自治体回収で何ゴミに分類されるか見ていきましょう。
2-1.粗大ゴミに分類されることが多い
家庭用コピー機は、自治体回収で粗大ゴミに分類されることが多くなります。コピー機の主な素材はプラスチックや金属であるため、可燃ゴミとして焼却処分できません。また、大きさが不燃ゴミで処分できる基準を超えることが多いからです。なお、コピー機を粗大ゴミとして処分する場合は基本的には廃棄処分となるため、資源をリサイクルすることができません。
2-2.小型家電として処分できる自治体もある
自治体によっては、家庭用コピー機を小型家電リサイクル法に基づいて処分できることがあります。小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれる資源を有効活用するための法律です。まずは、自治体が家庭用コピー機を対象品目に指定しているか確認してみましょう。家庭用コピー機が小型家電リサイクル法の対象品目であれば、無料で処分してもらえるだけでなく資源を有効活用できます。
3.自治体回収で家庭用コピー機を処分する方法
自治体回収で家庭用コピー機を処分する方法を詳しく解説します。
3-1.粗大ゴミは有料かつ事前予約が必要なケースが多い
家庭用コピー機を自治体回収の粗大ゴミで出す方法は、以下を参考にしてください。以下は、粗大ゴミとして処分する場合の一般的な流れになります。
- 自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡し、受付番号・集荷日時・集荷場所・回収費用の指示を受ける
- コンビニなどで回収費用分の粗大ゴミ処理券を購入する
- 粗大ゴミ処理券に受付番号など必要事項を記入してコピー機に貼り付ける
- 集荷日時になったら集荷場所へコピー機を出しておく
- 自治体がコピー機を回収して完了
なお、自治体によっては自宅前回収が可能なケースがあります。詳しくは、自治体ごとの回収ルールを確認してください。
3-2.小型家電は専用回収ボックスに投入する
家庭用コピー機を小型家電として処分する場合は、役所や商業施設などに設置された小型家電専用回収ボックスに投入するだけで、処分が完了します。現時点では小型家電専用回収ボックスの設置数が少ないので、事前に設置場所を確認してから持ち込むとよいでしょう。なお、設置場所までコピー機を運ぶのが大変なので、自分の車などに載せて運搬することをおすすめします。
4.業務用コピー機を処分する方法
業務用コピー機を処分する方法や注意点を詳しく解説します。
4-1.業務用コピー機は自治体回収に出せない
業務用コピー機は産業廃棄物扱いになるため、自治体回収に粗大ゴミなどとして出すことができません。家庭用コピー機と偽って自治体回収に出すなどの不法行為が判明した場合、産業廃棄物処理法違反となり、罰金や懲役が科せられることがあります。産業廃棄物処理法違反を犯すと、企業として社会的な信用を失うことになるので注意しましょう。
4-2.業務用コピー機はどんな方法で処分できる?
業務用コピー機の主な処分方法を詳しく見ていきましょう。
4-2-1.メーカーに回収を依頼する
業務用コピー機は、メーカーに回収を依頼できることがあるので確認してみましょう。都合のよい日時・場所を指定して回収してもらえる、依頼先としての信頼度が高いなどが主なメリットです。なお、メーカーに業務用コピー機の回収を依頼した場合、有料になることが多いでしょう。
4-2-2.買取に出す
不要になったコピー機でも、まだ十分に使用できる状態のものは、買取に出すことも検討してみましょう。たとえば、以下のような業者に買取してもらうことができます。
- オフィス機器買取専門業者
- リサイクルショップ
- 不用品回収業者
なお、業務用コピー機は家庭用コピー機よりサイズが大きいため、出張回収してもらえる業者に依頼することをおすすめします。また、業者によっては買取に出す場合でも回収費用がかかることがあるので確認してみるとよいでしょう。
4-2-3.産業廃棄物として専門業者に処分を依頼する
業務用コピー機は、産業廃棄物として専門業者に処分を依頼することも可能です。専門業者に業務用コピー機の処分を依頼する場合は、最初に見積もりを依頼してから正式に契約するとよいでしょう。なお、専門業者が産業廃棄物収集運搬許可を取得済みであることを必ず確認してください。未取得の業者に処分を依頼した場合、産業廃棄物処理法違反になるので気を付けましょう。
5.コピー機をお得に処分するポイント
コピー機をお得に処分するためのポイントを詳しくご紹介します。
5-1.処分費用が安い方法を選ぶ
まずは、処分費用が安い方法を選ぶことを検討してみましょう。コピー機の処分費用は、処分方法によって大きく異なります。詳しくは、以下を参考にしてください。
家庭用コピー機を処分するときの費用目安
- 自治体回収に粗大ゴミとして出す:無料
- 自治体回収に小型家電として出す:無料
- 買取に出す:基本的には無料
- 不用品回収業者に依頼する:出張回収の場合は1台に付き数千円程度~
業務用コピー機を処分するときの費用目安
- メーカーに回収を依頼する:1台に付き1万~2万円程度
- 買取に出す:基本的には無料(回収条件によっては1万円程度かかることもある)
- 不用品回収業者に処分してもらう:出張回数の場合は1台に付き1万円程度
なお、業者によっても金額が異なるので、詳しくは業者からの見積もりを参考にしてください。
5-2.査定金額が高い業者に買取してもらう
コピー機を買取に出すときは、なるべく査定金額が高い業者に依頼することをおすすめします。査定だけなら、複数の業者に依頼しても構いません。それぞれの査定結果を比較して、最も高い金額を提示した業者に買取してもらうとよいでしょう。ただし、業者によっては、別途回収費用がかかることがあるので、査定金額と回収費用を相殺して考える必要があります。
5-3.コピー機の処分と同時にそのほかの不用品を買取に出す
不用品回収業者にコピー機の処分を依頼する場合は、そのほかの不用品を同時に買取に出すのもよい方法です。たとえば、以下のようなものは買取してもらえる可能性があります。
- パソコン
- スマホ
- 家電
- 家具
- 着物
- 骨とう品
- 時計
- 有名ブランド品(バッグ・財布など)
- 貴金属類
- 趣味のコレクション
- ワークデスク
- ワークチェア
- キャビネット
業者に買取してもらえるものがあれば、コピー機の処分費用と相殺して安くなります。場合によっては、買取代金との差額を受け取ることができるケースもあるでしょう。なお、いずれも不具合や故障などがなく、中古品として再販できることが最低条件になります。
6.コピー機の処分に関するよくある質問
最後に、コピー機の処分に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.コピー機の寿命は何年?
A.約4~5年です。コピー機が寿命を迎えると、以下のような症状が見られます。寿命を迎えたコピー機は、早めに買い替えることがおすすめです。
- キレイにコピーできない
- 紙詰まりしやすくなる
- 動作時に本体が異常に熱くなる
- 動作音が大きくなったり異音がしたりする
- トナーの消費量が異常に多くなる
- 一部の機能が使えなくなる
- 操作パネルの反応が悪くなる
- 突然電源が落ちることがある
Q.家庭用コピー機を複数台まとめて粗大ゴミに出せば処分費用を節約できる?
A.いいえ。粗大ゴミの処分費用は1台ずつ必要になるため、節約することはできません。
Q.コピー機の買取で高額査定を出すためポイントは?
A.以下を参考にしてください。
- 外観の汚れやホコリをキレイにクリーニングしておく
- 購入時の使用説明書・付属品などをそろえておく
- トナーなど、未使用の消耗品を同時に買取してもらう
- 不要になった時点でなるべく早く買取に出す
Q.コピー機が買取不可になった場合はどうする?
A.以下のような方法を検討してみてください。
- 取り引きを中止し、改めてそのほかの業者に査定を依頼する
- 買取してもらうのをあきらめて、処分することを考える
なお、不用品回収業者などコピー機の買取と引き取り処分の両方を行っているところなら、買取不可の場合でもそのまま引き取り処分を依頼できます。
Q.信頼できる不用品回収業者にはどんな特徴がある?
A.以下のような特徴があります。
- コピー機を含む不用品の回収実績が豊富
- 可能な限り買取している
- 見積もりや査定は無料
- 古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可を取得済み
- 業務用コピー機の処分を依頼する場合は産業廃棄物収集運搬許可を取得済み
まとめ
今回は、コピー機の処分について詳しく解説しました。コピー機の処分方法は、家庭用か業務用かで異なります。まずは、どちらに該当するのか確認し、それぞれで最もメリットが大きな処分方法を選ぶとよいでしょう。なお、不要になったコピー機でもまだ十分に使えるものは、業者に買取してもらえることがあります。たとえば、不用品回収業者に依頼すると万が一買取不可になった場合でも、そのまま引き取り処分を依頼できて便利です。この記事を参考に、信頼できる不用品回収業者によく相談してみるとよいでしょう。