洗濯機は粗大ゴミで出せない? 正しい処分方法と注意点を解説

「洗濯機を処分したいけど、方法が分からない」「自治体で回収してもらえるのか?」など、洗濯機の処分方法で悩んでいる方が多いでしょう。洗濯機は大型家電の1つなので、と粗大ゴミと思われがちです。しかし、家電リサイクル法の対象品目であり、自治体で処分できないことになっています。では、どのように処分すればいいのでしょうか。

本記事では、洗濯機の正しい処分方法を解説します。

  1. 洗濯機は粗大ゴミとして出せない
  2. 洗濯機の処分方法は?
  3. 洗濯機を買取に出す方法
  4. 洗濯機の処分に関してよくある質問

この記事では、洗濯機の正しい処分方法とポイントが分かります。粗大ゴミで出そうと思っている方は、その前にぜひチェックしてください。

 

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1.洗濯機は粗大ゴミとして出せない

洗濯機の処分で最初に知っておかなければならないのが、家電リサイクル法です。ここでは、洗濯機が粗大ゴミとして出せない理由、家電リサイクル法について解説します。

1-1.洗濯機は家電リサイクル法の対象品目

洗濯機は家電リサイクル法の対象品目になっているため、自治体で回収することができません。家電リサイクル法とは、廃棄物の原料と資源の有効利用を目的に2001年より施行された法律です。洗濯機以外にも、テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・衣類乾燥機が対象品目となっています。これらの4品目は、家電リサイクル法に基づき、製造メーカーが責任を持って回収しリサイクルしなければなりません。そして、消費者は、リサイクルにかかる料金を支払う義務が生じることになります。では、次の項目で、具体的なリサイクル方法を紹介していきましょう。

1-2.リサイクル回収は2つの方法から選択する

一般的に、家電リサイクル法でリサイクルが義務づけられた4品目は、「料金販売店回収方式」と「料金郵便局振込方式」の2つの方法で回収されることになります。
「料金販売店回収方式」は、小売業者にリサイクル料金と収集・運搬料金を支払い、回収してもらう方法です。
一方、「料金郵便局振込方式」では、郵便局で家電リサイクル券の購入と同時に料金を支払い、回収してもらう自治体または小売業者へ収集・運搬料金を支払います。つまり、郵便局と回収してもらう業者それぞれに必要な料金を支払わなければなりません。この方法は、直接指定取引場所に搬入できる人に向いています。直接指定取引場所に搬入すると、自治体または小売業者へ収集・運搬料金を支払う必要はありません。

1-3.リサイクル券の購入と受領を忘れずに

料金販売店回収方式でリサイクル料金を支払うと、家電リサイクル券の写しが交付されます。料金郵便局振込方式の場合は、家電リサイクル券を購入すると、振替払込請求書兼受領証と振替振込受付証明書が渡される流れです。リサイクル料金は、製造メーカーで異なるため、「一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター」のホームページでチェックしてください。国内の主要なメーカーでは、リサイクル料金を2,484円(別途収集・運搬料金が必要)で指定していることがほとんどです。

1-4.リサイクル料金のほかに、収集・運搬料金がかかる

洗濯機の処分で気をつけてほしいことは、リサイクル料金のほかに収集・運搬料金がかかるという点です。小売業者へ回収を以来する場合は、必ずいくらかかるのか確認してください。具体的な収集・運搬料金は店舗によって異なりますが、ほとんどは3,000円以下の料金を設定しています。中には、高額な料金を請求する悪質な業者も存在しているので要注意です。

1-5.できるだけ費用を抑えたいなら直接指定取引場所へ持ち込む

できるだけ費用を抑えたい方は、収集・運搬料金が必要ない方法がおすすめです。リサイクル料金は家電リサイクル法によって定められているので節約できませんが、直接指定取引場所へ運ぶことができれば収集・運搬料金ゼロでリサイクルできます。しかし、洗濯機は大きく重い家電製品なので無理はしないでくださいね。また、直接指定取引場所は、各自治体のホームページ等で確認しましょう。

2.洗濯機の処分方法は?

それでは、家電リサイクル法に基づいた処分以外の方法を紹介します。

2-1.買い替えの場合は販売店による下取り・引き取りを利用する

新しい洗濯機に買い替える場合は、販売店による下取りまたは引き取りサービスが利用できます。ただし、すべての販売店がサービスを実施しているとは限りません。特に、下取りは行っているところが限られるでしょう。また、下取りサービスを受けつけていても、製造から3~5年以内・正常に稼働するものなど条件が細かく決められています。下取りができない場合は、リサイクル料金を支払引き取りサービスを利用しましょう。引き取りなら、新しい洗濯機が運ばれてくると同時に回収してもらえるので手間と時間がかかりません。また、運送・収集費も割安になる傾向があります。

2-2.まとめて処分するなら不用品回収業者へ

ほかにも処分したい不用品があるという方は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。ほとんどの不用品回収業者は、幅広いジャンルの回収を行っています。出張回収を利用すれば、自宅にいながら回収が可能なので手間と時間をかけることなく処分できるでしょう。ただし、回収料金+収集・運搬料金がかかるので見積書は細部までチェックしてください。

2-2-1.業者選びに要注意!

不用品回収業者の中には、高額な回収料金を請求したり、回収したものを不法投棄したりするなど、不正を働く悪質な業者が存在しています。ここ近年、悪徳業者とのトラブルが相次いでいるので十分に注意しておかなければなりません。どの業者に依頼すべきか悩んだときは、以下のポイントに注目するといいでしょう。

  • 古物商または産業廃棄物収集運搬許可を取得しているか
  • 業者スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
  • 不用品の回収実績があるか
  • ホームページに住所と電話番号がきちんと記載されているか
  • 口コミと評判がいいか
  • 出張・宅配・持ち込みなど回収方法が充実しているか
  • 料金体系が明確になっているか

2-3.まだ使えるものは買取に出す

たとえ、要らなくなった洗濯機でもまだ使える状態なら捨てるのはもったいないことです。そんなときは、処分ではなく買取に出してください。洗濯機は日常生活で使う日用家電の1つなので、中古市場で需要が高い商品です。1人暮らしを始める人などにとっては、できるだけ費用を抑えながら家電をそろえたいので中古品が注目されます。需要が高い商品だからこそ、買取に出したほうがお得に処分できるでしょう。

3.洗濯機を買取に出す方法

ここでは、洗濯機を買取に出す方法とポイントを解説していきます。

3-1.安価でも売りたいならリサイクルショップへ

近くにリサイクルショップがある場合は、直接持ち込むといいでしょう。比較的、小型の洗濯機なら普通車でも数人で運び込むことができます。しかし、大型の洗濯機は運搬が難しいのでリサイクルショップに相談してみてください。その際は、収集・運搬料金にも注目することが大切です。また、リサイクルショップは幅広いジャンルを扱っており買取専門店よりも査定が易しい傾向がありますが、家電製品は型番・製造年がハッキリしているので買取額が一定しています。特に、全国展開をしているチェーン店は、型番・製造年によって買取額が○○円と決まっているのです。高価買取は期待しないほうがいいでしょう。

3-2.高く売りたい場合は買取専門店がおすすめ

洗濯機を高く売りたい方は、リサイクルショップよりも買取専門店がおすすめです。特に、家電製品を中心に買取を行っている店舗なら、中古市場をよく理解しています。需要が高い洗濯機ほど、高価買取が期待できるでしょう。また、買取専門店の中には、「強化買取」など通常の買取額よりも数%買取額がアップするサービスを実施しています。そのサービスを上手に利用するのも、高く売るポイントの1つでしょう。

3-3.手間がかかるネットオークションとフリマサイト

最近は、登録すれば気軽に出品できるネットオークションとフリマサイトの利用者が増加しています。たとえ、希望価格で落札されたとしても、重い洗濯機を自分でこん包しては落札者へ送る必要があるでしょう。宅配便業者では、大型家電を運搬するサービスもありますが、手間と時間がかかる点がデメリットです。また、落札者との間でも「商品を送ったのに入金されない」などのトラブルが起きています。それなりのデメリットがあることをきちんと理解した上で利用したほうがいいでしょう。

3-4.買取額の目安は洗濯機の種類で違う

買取額の目安は、縦型洗濯機とドラム式で差が生じます。縦型洗濯機は0~12,000円が買取額の目安になるでしょう。従来から使用されているタイプで、最新式のドラム式よりも元値が安いためです。一方、人気が上がりつつあるドラム式は元値が高く需要があるため、数千円~3万円程度が買取額になるでしょう。査定を行う業者によっても買取額が異なるので、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

3-5.5年以上経過している洗濯機は買取してもらえない

洗濯機は毎年新機種が販売されるので、旧型はすぐに価値がなくなってしまいます。たとえ、需要が高い商品であっても、販売から5年以上経過しているものは買取が難しいでしょう。10年以上経過している洗濯機は、ほとんどの店舗で買取不可となります。また、不具合が起きているもの・壊れているものはもちろん買取してもらえません。

4.洗濯機の処分に関してよくある質問

洗濯機の処分に関するよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.家電リサイクル法で回収された洗濯機はどうなるのか?
A.製造メーカーが責任を持ってリサイクルします。洗濯機など家電製品には、レアメタルや銅など貴重な資源が豊富に含まれているのです。これらの資源を再利用したり、新しい製品を作る際に使ったりするなど、さまざまな方法でリサイクルします。本当に製造メーカーへ引き渡されたのか知りたい場合は、家電リサイクル券に記載されている「お問い合わせ管理表番号」をRKCホームページで入力し確認してください。

Q.会社で使用した洗濯機を処分する際の注意点は?
A.会社や工場など事業目的で使用した洗濯機は、産業廃棄物扱いとなります。産業廃棄物は、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者へ回収を依頼してください。具体的な処分方法が分からない場合は、自治体に相談することをおすすめします。

Q.無料回収業者には依頼しないほうがいいのか?
A.最近では、無料回収業者との間でトラブルが多発しているので安易に依頼しないほうがいいでしょう。たとえば、「無料と言っていたのに回収後に請求された」「高額な追加料金を支払えと脅された」などです。特に、街中をトラックでまわって回収している業者には注意してください。店舗を構えていない業者は悪徳業者の可能性があります。

Q.高価買取のポイントは?
A.取扱説明書・ホース・部品など、購入時についてきた付属品をできる限りそろえて買取へ出すことです。付属品の有無で買取額が数千円変わることもあります。また、なるべく早めに売るのも高価買取のポイントです。前述したとおり、新機種が登場するほど旧型は価値が無くなります。高値で売れるタイミングを図るよりも、早めに買取へ出したほうが高値で売れやすくなるのです。

Q.どんな洗濯機が高く売れるのか?
A.国内の主要メーカーは高く売れる傾向があります。たとえば、パナソニック・東芝・日立・シャープなどです。特に、パナソニックのドラム式洗濯機は人気があります。通常の買取額よりも数万円高く売れることもあるので、複数の業者を比較してみるといいでしょう。

まとめ

洗濯機は家電リサイクル法の対象品目なので、自治体で処分することができません。法律に基づき、リサイクル料金を支払った上で小売業者などへ回収を依頼します。そして、回収された洗濯機は、製造メーカーのもとでリサイクルされるという仕組みです。ただし、まだ使える状態の洗濯機なら、処分ではなく買取へ出すことができます。買い取ってもらうことができれば、処分費用をかけずに手放せるでしょう。