電子レンジを買い替えるタイミングはいつ? 処分方法と共に解説!

電子レンジは、生活に欠かせない家電の1つです。ものを温めるだけでなく調理にも使えるため、電子レンジを毎日何回も使っている、という人も珍しくないでしょう。その一方で「電子レンジをそろそろ買い替えたいけれど、タイミングが分からずに困っている」と悩んでいる人もいると思います。
そこで、今回は電子レンジの買い替え時期や処分方法を解説しましょう。

  1. 電子レンジの買い替え時期とは?
  2. 修理か? 買い替えか?
  3. 電子レンジの処分方法
  4. 電子レンジの買い替えに関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、電子レンジの買い替え時期や処分方法に悩むことはありません。興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.電子レンジの買い替え時期とは?

電子レンジは、マグネトロンという部品からマイクロ波を放出し、物体の水分子を振動させることで発生する摩擦熱によって食べ物を温めます。そのため、マグネトロンが寿命を迎えれば電子レンジも壊れるのです。マグネトロンの寿命は約2,000時間と言われており、頻繁に電子レンジを使用するほど、寿命はみじかくなります。一般的に電子レンジの寿命は10年前後と言われていますが、毎日30分以上電子レンジを使用する場合は、5年前後で寿命になることもあるでしょう。つまり、マグネトロンの使用時間が2,000時間に近づいたときが、買い替え時期と言えます。

2.修理か? 買い替えか?

電子レンジの値段は幅があります。レンジ機能だけのシンプルな製品ならば数千円のものもありますが、オーブン機能を備えた多機能型レンジは10万円を超えるものも珍しくありません。家電製品は購入してから1年間は保証がついています。また、家電量販店によっては有料で延長保証をつけてくれるところもあるでしょう。
メーカーには、修理に備えて生産が終了した製品でも部品を保管する義務がありますが、電子レンジの場合は8~10年とメーカーによって幅があります。また、マグネトロンがダメになってしまった場合、新品を買うのと同じくらい修理費がかかることもあるでしょう。ですから、5年未満で故障した場合は修理、5年以上たった電子レンジは買い替えと考えるといいですね。5年以上たった電子レンジは、修理をしても壊れやすくなっています。
マグネトロンが故障しかけていると、電子レンジが途中で止まる、設定した温度まで温まっていないといった不具合が出てくるので、そのような商用が出たら買い替え時です。

なお、電子レンジは毎年初夏(夏のボーナス前)に新商品が出ますが、お正月や新生活がスタートする前(2,3月頃)もセールになりやすいでしょう。なので、家電量販店のチラシやネットショップの値段を見比べて、買う時期を選んでください。急に故障をして慌てて買い替えれば、選択肢もあまりありません。時間に余裕を持って買い替えを検討しましょう。

3.電子レンジの処分方法

この項では、電子レンジの処分方法について解説します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.自治体に処分を依頼する方法

電子レンジは、不燃ゴミや粗大ゴミとして自治体に回収してもらうことができます。何ゴミに当たるかは自治体で配布しているゴミ収集のパンフレットや、自治体のホームページを参考にしてください。大型の多機能オーブンレンジは粗大ゴミに分類されることもあり、回収料金がかかるところもあります。ですから、回収方法や回収料金も確認したうえで出してください。

3-2.家電量販店に引き取りを依頼する

電子レンジを買い替える場合は、家電量販店で古い品を引き取ってもらえることもあります。引き取りを希望する場合は、事前に引き取ってくれるかどうか店舗に確認しましょう。持ち込みか、新しい製品を配送してもらった際に古い電子レンジを引き取ってくれるのかも確認してください。引き取りは無料、というところも多いでしょう。
なお、通販業者の中には、「古い電子レンジを下取りします」というところもあります。このような場合は、業者の指示に従って下取りをしてもらいましょう。新しいレンジを配送してきた業者が、古いレンジを引き取ることが一般的です。

3-3.小型家電リサイクル法に沿って処分する

小型家電リサイクル法とは、小型家電を回収し、リサイクルできる部品を再利用することを目的に作られた法律です。現在のところ、運用するかどうかは自治体や家電量販店の判断に任せられています。ですから、小型家電を回収している自治体と、ゴミとして処分するしかない自治体があるのです。また、家電量販店で小型家電を回収している場合は、ホームページにその旨が記載されていることが多いでしょう。小型家電の回収は基本的に無料で行っていますが、家電量販店の中には回収料が数百円かかることもあります。自治体が小型家電の回収を行っている場合は、自治体のホームページに回収方法が記載されているはずなので、確認してみましょう。電子レンジが回収対象になっていて、回収してもらえばエコ活動にもなります。

3-4.不用品回収業者を利用する

不用品回収業者とは、家庭や企業から出る不用品を有料で回収してくれる業者です。事情があって今すぐ電子レンジを処分したいという場合や、電子レンジ以外にも処分したい家具や家電がある場合は、利用してみてください。早ければその日のうちに見積もりを出してくれるでしょう。
ただし、しつこいセールスの電話をかけてくる業者は、料金トラブルを起こしやすく、国民生活センターにも多数の相談が寄せられています。電子レンジの回収料金は業者によって異なりますが、びっくりするほど高額、ということはありません。きちんと見積もりを出してもらい、金額に納得したら契約しましょう。不用品回収業者は自宅まで回収に来てくれますが、持ち込みを受け付けてくれるところもあります。

3-5.電子レンジは売却できる?

製造・販売されてから3年以内の電子レンジは売却することができます。ただし、1万円前後の安価な製品は買い取ってもらえないこともあるでしょう。反対に、高機能で人気のある電子レンジは高値がつくこともあります。現在は、電化製品専門のリサイクルショップも増えてきたので、そこで査定してもらうとよいでしょう。外箱や説明書など、付属品がそろっているほど高値がつきやすいものです。

4.電子レンジの買い替えに関するよくある質問

Q.電子レンジをインターネットオークションに出すことはできますか?
A.はい、電子レンジはオークションで盛んに取り引きされているものです。ただし、高値がつくとは限りません。また、こん包をしっかりしないと輸送中に壊れてしまいます。時間に余裕をもって出品しましょう。

Q.壊れた電子レンジを金属製品として売却することはできますか?
A.電子レンジには金属が多く使われていますが、電子レンジをそのまま「金属」として引き取ってもらうことは難しいでしょう。

Q.中古の電子レンジの需要は高いのですか?
A.残念ながら、一部の高機能な製品以外は家庭用レンジは、中古の需要はあまりありません。しかし、業務用のレンジは中古の需要も高いでしょう。

Q.電子レンジは、そのまま捨ててもかまいませんか?
A.基本的には大丈夫ですが、ターンテーブルなどは別のゴミになっている自治体もあるでしょう。

Q.電子レンジは個人で持ち運びをしても大丈夫ですか?
A.一般的なレンジならば1人でも十分運べますが、高機能なオーブンレンジの中にはかなり重いものもあります。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は電子レンジの買い替える時期などを中心に解説しました。電子レンジはゴミとして処分できますが、小型家電リサイクル法に沿って回収をしてもらった方がエコ活動にもなります。電子レンジが壊れてから買い替えれば、選択肢が少なくなるので、5年以上レンジを使っている場合は、早めに買い替えを検討しましょう。