ドラム式洗濯機を高く売るポイントは? 買取相場やタイミングなど
「まだ使えるドラム式洗濯機を高く売る方法が分からない」など、ドラム式洗濯機の買取で悩んでいる方は多いでしょう。ドラム式洗濯機は、年々需要が高まりつつあります。元値が高く、新品のドラム式洗濯機の購入にハードルを感じている方は、中古の購入を検討しがちです。そのため、再稼働できる状態なら積極的に買い取ってもらえる可能性があります。また、条件がそろっていれば、通常よりも高く売れることもあるのです。
本記事では、ドラム式洗濯機を買取に出すポイントなどを解説します。
この記事を読むことで、必要なくなったドラム式洗濯機を高く買い取ってもらう方法が分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.ドラム式洗濯機の買取事情をチェック!
最初に、ドラム式洗濯機の中古市場など、買取事情をチェックしておきましょう。
1-1.ドラム式洗濯機の中古市場は高まっている
年々、ドラム式洗濯機の中古市場が高まってきています。縦型式から最新式と言われているドラム式に買え替えようと考えている方が多いのですが、ドラム式は元値が割高です。縦型は安くて数万円から購入できるでしょう。けれども、ドラム式は高機能なので数十万円かかるのが当たり前です。そのため、新品よりも安く購入できる中古の購入を検討する方が多く、中古市場の需要が高まってきています。
1-2.家庭で必需品の家電製品
中古市場においてドラム式洗濯機の需要が高まってきている理由は、元値が高いだけではありません。洗濯機は家庭で必要不可欠な家電製品の1つで、毎日使うことが多いでしょう。頻繁に買い換えるものではありませんが、長く使い続ける家電だからこそ機能に優れているドラム式を選択する方が多いのです。発売月日からそれほど経過していないもの・新品に近く最新式の機能が整っているものなどは高価買取が期待できるでしょう。
1-3.洗濯機は家電リサイクル対象商品
洗濯機は、家電リサイクル対象商品の1つです。家電リサイクル法は、洗濯機を含めたテレビ・エアコン・冷蔵庫の4品目を対象にリサイクルを推奨している法律となります。増えている家電の廃棄量を抑え、家電の部品などを再利用することが目的です。家電リサイクル法の対象となっているものは、自治体回収での処分ができません。自治体の認可を受けた業者に回収を依頼するか、メーカーに回収依頼をお願いする方法で処分することになります。
1-4.捨てにくいからこそ買取に出す
家電リサイクル法の対象品目で簡単に処分できないからこそ、買取という方法で手放す方が増えています。回収業者に依頼するとお金がかかりますが、買い取ってもらうことができれば逆にお金を得ることができるのです。査定額の分だけお金を手に入れ、同時に洗濯機を手放すことがで切るのは買取の大きなメリットと言えるでしょう。ただし、すべてのドラム式洗濯機が買取対象になるわけではないので要注意です。
2.買取してもらえる人気の種類は?
では、どのようなドラム式洗濯機が買取の対象になるのでしょうか。
2-1.国内メーカーのドラム式洗濯機が人気
従来の縦型よりも人気があるドラム式洗濯機ですが、国内メーカーの中古市場が圧倒的にあります。国内メーカーは信頼度が高く、保証も充実しているのがメリットです。メーカー保証外だとしても、国産という安心感はとても大きく存在しています。特に、パナソニック・東芝・日立・シャープなどの有名メーカーは需要が高いと言えるでしょう。中でも、乾燥機能・自動お掃除機能など便利な機能がついているタイプは人気があります。
2-2.元値がいくらか、正常に起動するかがポイント
基本的に、買い取ってもらうことができるドラム式洗濯機は正常に稼働するものです。不具合が起きていたり、故障したりしている洗濯機は買い取ってもらえません。正常に稼働するかが大きな買取基準で、そこに型番や製造年月日・元値などが関係してきます。元値が高額なドラム式洗濯機は最新機能がついているタイプが多いので、高価買取が期待できるのです。
2-3.買取相場を知りたいときはネットをチェック
どんなドラム式洗濯機がいくらで売れるのか、買取相場を知りたいときはインターネットの買取額をチェックしてください。買取業者のホームページをチェックしてみると、どのような洗濯機がいくらで売れているのかが分かります。特に、家電製品を中心に扱っている業者ほど分かりやすいはずです。また、ネットオークションやフリマサイトをチェックするのもいいでしょう。
3.ドラム式洗濯機を売る前に確認すべきこと
買取査定を依頼する前に、ドラム式洗濯機で確認しておきたいポイントがあります。事前にチェックすることで、スムーズに買取を進められるようになるでしょう。
3-1.正常に稼働するか
まず必ず確認してほしいのが、稼働の有無です。スイッチを入れて正常に稼働するか、不具合が生じている箇所がないか確認してください。音がおかしい・途中で止まるなどの不具合がある場合は、その旨をきちんと業者へ伝える必要があります。嘘をついたり黙ったまま査定に出したりすると、後でトラブルになるので要注意です。また、動作確認とあわせて、傷の有無もチェックしておきましょう。なるべく、新品状態に近いものほど売りやすくなるからです。
3-2.型番・製造年月日をメモする
洗濯機の型番や製造年月日は、査定額を決めるための重要な要素となります。特に、家電製品は寿命が決まっているため、製造から10年以上経過した古いものは買取対象にならなくなるのです。ドラム式洗濯機の平均寿命は長くて10年、短くて7年と言われています。そのため、7~10年経過しないうちに買取に出すことがポイントでもあるのです。事前に、型番と製造年月日をメモしておき、査定時に伝えましょう。
3-3.高価買取のポイントは3つ
できるだけ高く売りたい方は、付属品をそろえる・キレイに掃除する・複数の業者で見積もりを取る3つのポイントに注目してください。
中でも、1つ目の付属品をそろえるのが重要なポイントです。取扱説明書や部品など購入時に付属された品々は、買取額を大きく左右することになります。なるべくすべてそろえておくと高価買取が期待できるでしょう。
2つ目のキレイに掃除することは、新品状態に近い良い状態に印象づけるポイントの1つです。誰でも汚れているものより掃除されてキレイなものにお金をかけたいものなので、キレイな状態のほうが高く売れるでしょう。
3つ目の複数の業者で見積もりを取ると、最も高額で売れる業者を選ぶことができます。最低でも3~4社の買取店に無料見積もりを依頼してください。また、見積もりは買取価格の相場を知る方法の1つでもあります。
4.ドラム式洗濯機のおすすめ買取先は?
ドラム式洗濯機を買取に出す際、どの業者に依頼すべきか悩むでしょう。ここでは、おすすめの買取先をいくつか紹介します。
4-1.買い替えるなら下取りを利用しよう
新しい洗濯機への買い替えを検討している方は、下取りサービスが利用できる可能性があります。下取りは、新しく購入する洗濯機の販売額から査定額を差し引くシステムなので、お得に購入できる点がメリットです。ただし、販売店によって下取りサービスが利用できるか分かりません。下取りを利用したい方は、事前に店舗へ確認を取っておきましょう。また、下取りができない場合は、新しい洗濯機を購入する代わりに無料回収を行っているところもあります。
4-2.ほかにも不用品がある場合は不用品回収業者に依頼する
洗濯機以外にも処分したい不用品がある場合は、まとめて処分できる不用品回収業者に依頼するといいでしょう。回収業者は不用品の処分だけしか行っていないと思われがちですが、買取サービスを実施しているところもあります。買取と処分が同時に利用できるため、買取不可になっても回収が依頼でき、手間と時間がかかりません。引っ越しや大掃除等で急いで処分したいときにも、不用品回収業者が便利と言えるでしょう。
4-3.自分で出品できるネットオークション
ネットオークションやフリマサイトを使用し、自分で売るのも方法の1つです。インターネットを通じて売却する際は、自分で出品額を決めることができますが、買い手がつくのは発売年月日が最近のドラム式洗濯機が占めています。7年以上経過しているものは落札額が数千円になるなど、落札額に差が生まれるでしょう。できるだけ高く売りたい方は、洗濯機の状態を詳しく記入し、分かりやすい写真を掲載してください。傷がついている場合は、その旨もきちんと伝えることで落札側の信用度が上がり購入意欲につながります。
4-4.安価でも構わないならリサイクルショップへ
家電専門の買取店で売れなかったドラム式洗濯機でも、査定があまいリサイクルショップなら売れる可能性があります。リサイクルショップの中には、故障している洗濯機の買取を行っているところもあるのです。壊れた洗濯機でも部品に分解することで、再利用できます。壊れた洗濯機でも回収してもらえるか、事前に確認しておきましょう。
5.ドラム洗濯機の買取に関してよくある質問
ドラム洗濯機の買取に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.海外メーカーのドラム式洗濯機は買取対象になるの?
A.買取額は国内メーカーよりもだいぶ下がりますが、海外メーカーの洗濯機を買い取っている業者もあります。ただし、リサイクル業界では、多くの業者が海外メーカーの買取を行っていません。海外メーカーのドラム式洗濯機を買い取ってもらえる業者を見つけるだけでも時間と手間がかかる可能性があります。それでも買取査定を依頼したいときは、海外メーカーであることを事前に伝え、買取をしてもらえるかどうか確認すべきです。
Q.大まかな買取相場はいくらぐらい?
A.ドラム式洗濯機の買取相場は、1,000円~3万円程度です。買取対象となるのは製造年月日から10年程度までと限られているため、できるだけ早めに査定を依頼してください。製造年月日が経過するほど買取額が下がり、最新式の機能を持っている洗濯機ほど高く売れます。また、輸送用のボルトがついているか否かでも買取価格が変動するでしょう。移送中に壊れないようにするためには、固定するための輸送用ボルトが必要だからです。
Q.業者選びのポイントは?
A.高く買い取ってもらうためには、買取実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。ホームページ等をチェックし、買取実績が掲載されているか確認してください。また、スタッフの対応や反応の速さにも注目するといいでしょう。丁寧に対応してくれる業者や、古物商・産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者などはきちんと査定してくれる傾向があります。
Q.買取時の注意点は?
A.業者に査定をしてもらった後、値下げを要求されることがあります。「付属品が足りていないから」「外部または中身が汚い」など適当な理由をつけて値下げをしつこく要求する業者には十分に注意してください。しつこい値下げ要求は断る勇気が必要です。また、訪問見積もりを行う業者には依頼しないようにしましょう。訪問見積もりを行う業者は、ほとんどが悪徳業者です。優良業者はわざわざ家に訪れずとも、利用者がいるので訪問見積もりを行いません。
Q.洗濯機の処分方法は?
A.前述したように、洗濯機は家電リサイクル法の対象品目になっているので自治体で処分することができません。メーカーに依頼し回収・リサイクルしてもらう方法が基本となります。適切なリサイクルをするためには、約3,000円~のリサイクル費用を支払わなければなりません。処分費用を節約したい方は、買取をおすすめします。
まとめ
ドラム式洗濯機は元値が高いので、新品よりも低価格で購入できる中古は人気があります。ただし、家電製品となるため、買取できるものは発売日から3〜5年以内などの条件がついているショップがあるでしょう。たとえ正常に稼働したとしても買取不可になるか、査定額が下がる可能性があります。
また、取扱説明書などの付属品を合わせて査定に出すと、買取額がアップする可能性もあるのです。上手に買取を進めるためのポイントを押さえておきましょう。