遺品整理で冷蔵庫を整理する方法を紹介!遺品整理業者に依頼すると楽?

「遺品整理をしている最中だが、冷蔵庫の処分に困っている」という人はいませんか? 冷蔵庫は家電の一種ですが、家電リサイクル法対象家電なので、どの自治体でもゴミとして回収することができないものです。ですから、「自分で処分をしようと思ったが、面倒くさい」と思っている人もいるでしょう。

そこで今回は、遺品整理で冷蔵庫を処分する方法を紹介します。

  1. 冷蔵庫は家電リサイクル法対象家電
  2. 遺品整理で冷蔵庫を処分する際の注意点
  3. 自分で冷蔵庫を処分するとかかる費用
  4. 遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼するメリット
  5. 遺品整理に関するよくある質問

この記事を読めば、遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼するメリットも分かるでしょう。遺品整理を行う予定がある人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

 

1.冷蔵庫は家電リサイクル法対象家電

はじめに、家電リサイクル法や、法律に沿って冷蔵庫を処分する方法を紹介します。

1-1.家電リサイクル法とは何か

家電リサイクル法とは、資源の再利用を目的に家電をメーカーが回収しリサイクルすることを定めた法律です。現在、テレビ・洗濯機・エアコン・冷蔵庫が指定されており、これらの家電はどの自治体も「ゴミ」として回収することはできません。冷蔵庫を処分する場合は、リサイクル料を払って家電量販店に回収してもらうか、自分で自治体が定めた回収場所まで持っていく必要があります。冷蔵庫のリサイクル料は3,470円~で、詳しくは家電リサイクル券センターのwebサイトから検索してください。

1-2.家電量販店に回収してもらう際は運搬料も必要

家電量販店に回収してもらう場合は、リサイクル料に加えて運搬料も必要です。申し込めば、遅くても1週間以内には回収に来てくれるでしょう。必要な料金はリサイクル料と運搬料です。運搬料は家電量販店によって異なるので、申込時に確認しましょう。料金は現金でも支払えますし、郵便局でリサイクル券を購入する方法もあります。

1-3.自分で回収場所に持っていくならトラックが必要

自治体によっては、回収場所を設けているところがあり、そこに持ち込めばリサイクル料金だけで処分してもらえます。ただし、冷蔵庫は大型家電なので運ぶには最低でも軽トラックが必要です。徒歩で持ち込んだり、台車などに乗せて運んだりすることは不可能だと考えましょう。回収場所は自治体のwebサイトで確認してください。リサイクル料は郵便局でリサイクル券を購入することで支払います。

2.遺品整理で冷蔵庫を処分する際の注意点

この項では、遺品整理で冷蔵庫を自分で処分する際の注意点や気をつけるポイントを紹介します。

2-1.冷蔵庫は中身を全部出して電源を抜いておく

冷蔵庫は中身をすべて出して、回収される12時間前には電源を抜いておきましょう。受け皿にたまった水は捨ててください。また、電源を抜いてすぐは持ち運びできないので注意しましょう。

2-2.無理をして自分で回収場所まで持っていかない

冷蔵庫は運搬が難しい家電です。2ドアの小型冷蔵庫であっても1人で持ち運ぶのは難しいでしょう。費用を節約したいからと無理に回収場所まで持っていこうと思わないでください。

2-3.トラックで街中を流している回収業者を利用しない

トラックで街中を流しながら「不用品を何でも回収します」と宣伝している業者は利用しない方がいいでしょう。国民生活センターに何例も料金トラブルの報告がされています。冷蔵庫は買取でない限り無料で回収されることはありません。また、リサイクル料は、家電リサイクル券センターのwebサイトに記載されているものがすべてです。不当に高い金額を請求される恐れもあるので気をつけましょう。

2-4.製造後5年以内の冷蔵庫なら売却可能

製造後5年以内の新しい冷蔵庫なら売却できるかもしれません。家電専門のリサイクルショップなどに査定を依頼しましょう。使用感が少なくキレイな冷蔵庫ほど高値が付きやすいでしょう。

3.自分で冷蔵庫を処分するとかかる費用

冷蔵庫を自分で処分する際、かかる費用は最低で3,470円です。家電量販店に回収してもらう場合は、リサイクル料に運搬費が加わります。自分で回収場所に持っていきたい場合は、リサイクル料にトラックのレンタル費用などがかかることもあるでしょう。平均して5,000~1万円と考えればいいですね。

4.遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼するメリット

この項では、遺品整理業者に冷蔵庫の処分を依頼するとどんなメリットがあるか紹介します。

4-1.遺品整理業者に依頼すればまとめて回収してもらえる

遺品整理業者は文字どおり遺品整理を行ってくれる業者です。遺品整理業者に依頼すれば、遺品の整理、不用品の回収、買取などをしてもらえます。もちろん、冷蔵庫の回収も行ってくれるので、すべて安心して任せることができるのです。

4-2.別途回収費用もかからない

遺品整理業者に依頼すれば、冷蔵庫の回収費用は料金に含まれるので別途請求されることもありません。個別にリサイクル券を買う必要もないので、手間もかからないでしょう。

4-3.買取してくれる可能性もある

遺品整理業者の中には、買取も行っているところもあります。買取額を遺品整理の費用から引いてもらえるので、料金が安くなるでしょう。

5.遺品整理に関するよくある質問

この項では、遺品整理に関するよくある質問を紹介します。

Q.どんな遺品整理業者でも冷蔵庫を処分してもらえるでしょうか?
A.はい。大抵の業者は行っています。詳しくは業者に問い合わせてください。

Q.遺品整理業者は汚部屋の片づけも行ってもらえますか?
A.はい。汚部屋やゴミ屋敷の片付けを行っている遺品整理業者も数多くいます。

Q.まだ使える冷蔵庫を寄付することはできるでしょうか?
A.可能ですが、寄付を受け付けていることを事前に確認して持っていってください。いきなり冷蔵庫を持っていってはいけません。

Q.冷蔵庫は小さいものでも売却できるでしょうか?
A.はい。小さいものでも一定の需要があります。

Q.冷蔵庫は、遺産扱いにはならないのですか?
A.はい。家電は一般的に遺品であり遺産には当たりません。自由に処分して大丈夫です。ただし、買取してもらった場合は、その代金は遺産に組み入れられると考えられます。

まとめ

今回は、遺品整理で冷蔵庫を処分する方法を紹介しました。自分でも処分することは可能ですが、手続きにかかる手間が惜しい場合は、遺品整理業者にまとめて依頼するのがおすすめです。