騒音計について知りたい!騒音測定器の知識を身につけて正しく使おう

「子どもの声がうるさい」「隣家の音が響く」など、近年、騒音トラブルが続出しています。私たちの生活にはさまざまな音が混じっているものです。しかし、人によっては普通の音が騒音に感じるときがあります。そこで、騒音レベルを数値で表すことができる「騒音測定器」が役立つのです。これから、騒音計の定義や原理など詳しく説明していきます。

  1. 騒音とは
  2. 騒音計とは
  3. 低周波音問題について
  4. 騒音計の種類
  5. 騒音計、騒音測定器の導入目的とは
  6. 騒音計の導入にあたって
  7. 騒音計にかんするよくある質問

この記事を読むことで騒音計の基礎知識を身につけ、正しく使うことができます。


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1.騒音とは

音にはさまざまな種類があります。中でもトラブルにつながる「騒音」とはどんな音になるのでしょうか。騒音について知識を身につけていきましょう。

1‐1.騒音の定義

騒がしくて嫌、うるさいと感じるときはありませんか?まさに、うるさくて不快に感じる音が「騒音」です。日本では環境基本法で7公害の1つとして定義されています。私たちの健康に悪影響をおよぼす立派な公害です。よって、環境基準がきちんと設定されています。また、騒音規制法においては騒音が発生しやすい事業場・作業場などで規制基準が決まっているのです。

1‐2.一般家庭における騒音問題

一般家庭における騒音問題は「生活騒音」とも呼んでいます。生活騒音の種類は全部で5つです。洗濯機や掃除機から出る騒音、ドアの開閉など家庭用設備からの音、音響機器、生活行動にともなう音、自動車などになります。普通にすごしていれば気にならない音になるでしょう。しかし、力加減や機器の故障など場合によっては騒音に変わるときもあります。

1‐3.企業内における騒音問題

企業内における騒音問題には、工場での作業で出る音が多いです。中小企業の工場・作業場は多くが街中にあります。近隣住民が騒音で訴えるケースが非常に増えているのです。また、社員の行動で出る音がうるさい、独り言が多いなど、企業内における騒音問題はたくさんあります。

1‐4.騒音計の必要性

音が測定できる騒音計は、不快に感じる音かどうか調べることができます。つまり、騒音計は音の物質的性質を数値化できる騒音測定器です。音をレベル化することで騒音トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。音を不快に感じるかどうかは、正直、本人しだいです。しかし、騒音レベルの目安や基準が把握できれば、的確にその音が騒音だと判断できるでしょう。

2.騒音計とは

音を数値として測定できる騒音計は、騒音計測に必要不可欠なアイテムです。騒音計の正しい使い方ができるよう、騒音計の原理や構造、目的をしっかりチェックしておきましょう。

2‐1.騒音計の原理

騒音計は測定した値を騒音レベルとして定義するものです。耳で拾う音は私たちでは数値化できません。だからこそ、専用の機器を使用して騒音値として表します。騒音レベル測定は、騒音計測器についているマイクロホンが音をとらえて出力指示部に表示する流れが原理です。思っているよりもシンプルな原理になっています。

2‐2.騒音計の構造

騒音計の構造はマイクロホン、周波数補正回路、増幅部および可変域衰器 、実効値検波回路、騒音レベル校正で成り立っています。基本は、マイクロホン・周波数補正回路・増幅幅および可変域衰器の3つです。音源の音をとらえるマイクロホンから補正回路・増幅回路をとおります。そして、出力指示部に数値として表示するのです。構造は騒音計の種類によって異なります。

2‐3.騒音計の目的

騒音計の目的は「音を数値化すること」「騒音レベルを明確にすること」です。人によって音の感じ方は違います。気にならない音でも他人からしたら騒音になってトラブルに発展するケースは非常に多いです。だからこそ、音を目で見て判断できる騒音計が大活躍します。騒音計のレンタルも可能なので、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか。

3.低周波音問題について

近年、騒音トラブルの中でも「低周波音」にかんする苦情件数が増加しています。低周波音とは何なのか、低周波騒音の対策や測定方法について詳しく説明しましょう。

3‐1.低周波音とは

低周波音を簡単に説明すると、「低い音」のことです。私たちが普段話す声や小鳥のさえずり、虫の音などが低周波音の仲間になります。一方、不快に感じやすい車のエンジン音、防波堤で波がくだける音にも低周波音が多く入っているのです。私たちの耳は低い音には敏感になりやすいといわれています。敏感になるからこそ、低周波音は人に対して不快感・圧迫感を与えやすい傾向があるのでしょう。

3‐2.近年の問題状況

騒音になりがちな低周波音はさまざまな場所から発生しています。問題としてあがっているのは、大まかに「工場・事業場」「交通機関」「店舗・公共施設」「その他」の施設です。家庭においても空調室外機や変圧器、ボイラーなどから低周波音が発生しています。特に、最近では「エコキュート」から出る音が問題です。エコキュートはエコに特化した給湯器になります。環境にやさしい給湯器でも、発生する音には低周波音が含まれているため、不快に感じる人が多いです。

3‐3.測定方法

低周波音や騒音測定の方法は専用機器を使用すれば簡単です。低周波音の大きさをチェックしたい場合、低周波音レベル計や周波数分析器などの測定機器を用意しましょう。そして、低周波音が出ていると思われる場所と家屋がわで測定します。もし、低周波音が不快に感じる場合は騒音計と周波数分析器を併用して測定してください。

3‐4.対策方法

低周波音の防止は発生源を見つけることが大切です。発生源を見つけたら対策をしていきましょう。ただし、対策は結構大がかりなものになるため、まずは自分でできる対策をしてください。低周波騒音の対策グッズは多種多様です。ヘッドホンから音を軽減するシートまでたくさんあります。発生源に合ったグッズを選んで活用するといいでしょう。

4.騒音計の種類

騒音計には普通騒音計や精密騒音計、騒音計のアプリなどさまざまな種類があります。間違われる機器として音量計がありますが、音量計は騒音規制法にもとづく測定機器としての使用ができません。きちんと騒音を計りたいのなら騒音計を使ってください。

4‐1.普通騒音計

普通騒音計は屋外・工場・事務所といった環境騒音測定を目的としています。現場で発生している音の計測を低価格でおこなうことができるのです。騒音計の価格が高いと悩んでいる人、環境騒音測定をしたい人には普通騒音計がぴったりでしょう。また、通常測定をするのに使用されるのは、人の聴感特性を考えて周波数重みづけa特性です。ほかにも、特性c、特性zなどがあります。

4‐2.精密騒音計

一方、精密騒音計は騒音研究や機械装置の騒音評価をおこなうときに使用する騒音計です。あらゆる計測条件に対応でき、本格的な騒音測定ができるでしょう。騒音測定の基準を正確に知りたい、より精密に測定したいときは精密騒音計がおすすめです。

4‐3.騒音計測アプリ

デジタル騒音計やコンパクトサイズなどさまざまですが、スマートフォンでも騒音レベルがわかるようになりました。音の測定がアプリでできるのはとてもうれしいですね。スマートフォンからアプリをダウンロードすれば、いつでもどこでも騒音測定ができるでしょう。ぜひ検索してダウンロードしてみてください。Androidの人は「騒音測定器」、iPhoneの人は「騒音計測メーター」がおすすめです。

騒音測定器:https://play.google.com/store/apps/details?id=kr.sira.sound&hl=ja
騒音計測メーター:https://itunes.apple.com/jp/app/sao-yin-ji-cemeta/id694670057?mt=8

5.騒音計・騒音測定器の導入目的とは

騒音計・騒音測定器の導入目的とは一体どんな内容なのでしょうか。目的をきちんと明確にしておけば、適切な騒音計・騒音測定器を選んで使用できます。

5‐1.個人使用

個人で騒音計・騒音測定器を使用する際、生活環境の状況を把握する目的が主流です。低周波音や騒音は私たちの生活に大きな悪影響を与えます。寝ている間に騒音が起きるとストレスで眠れなくなるでしょう。快適な生活を送るためにも、簡単な騒音測定方法で調べてみてください。

5‐2.企業向け

企業向けの騒音計・騒音測定器は一般的なものから特殊なものまで幅広いです。企業内での騒音トラブルを未然に防止することはもちろん、工事や事業場での公害防止対策として測定します。環境問題への意識向上をはかるために騒音計・騒音測定器で数値化する企業も多いです。騒音トラブルを防ぐためには発生源での対策が必要になるでしょう。効率的な対策をするためにも、騒音計・騒音測定器が大活躍します。

5‐3.その他

環境騒音測定や生活騒音測定、騒音にかんする研究のために騒音計・騒音測定器を使用することもあります。さまざまな種類がある騒音計は、それぞれ目的に合った使い方をしなければなりません。騒音計・騒音測定器を使う目的を明確にしておきましょう。

6.騒音計の導入にあたって

もし、騒音計の導入を考えているのなら、きちんと目的に合った種類を選ぶことが大切です。騒音計・測定器は新品から中古、レンタルでも使用できますよ。正しい種類が選べるように業者・商品選びのポイントをつかんでおきましょう。

6‐1.業者・商品選びのポイント

業者・商品選びのポイントは、何のために使うのか「目的」をハッキリさせることです。騒音計によって使うべき目的が異なります。家庭で使うのか、それとも企業・事業場で使用するのか測定場所をしっかり確認しておきましょう。また、測定場所だけでなく「計量法」にも注目してください。性能・規格によって計量法は異なります。一方、業者選びのポイントは騒音計の校正・検定をきちんとしているかどうかです。検定に合格している騒音計を扱っている業者は安心できます。

6‐2.価格について

騒音計の価格は幅広いです。デジタル小型騒音計は2,000円~手に入れることができます。生活環境のために測定するタイプは数千円~数万円で購入できるでしょう。一方、企業や研究などで使用する精密騒音計は数十万円かかります。

6‐3.中古

できるだけ安い値段で購入したい人は中古がおすすめです。中古の騒音計は数千円~1万円以内で手に入れることができます。しかし、中古を購入する際はきちんと騒音レベルが測定できるかどうか、正しく機能するかどうかを確認しなければなりません。

6‐4.レンタル

騒音計は購入せずともレンタルで使用できます。普通騒音計から精密騒音計、等価騒音レベルが測定できるタイプまでさまざまです。レンタルにかかる費用はレンタル台数と期間によって異なるでしょう。しっかり無料見積もりを出してもらい、確認してからレンタルしてくださいね。

7.騒音計にかんしてよくある質問

騒音計にかんしてよくある質問を5つ紹介します。抱いている疑問点をきちんと解決してから騒音計を利用しましょう。

7‐1.普通騒音計のa特性とc特性の違いとは?

普通騒音計にはa特性とc特性があります。それぞれの違いは周波数補正回路です。測定場所や測定対象によってa特性、c特性の使い方が変わるでしょう。

7‐2.騒音計の寿命はどのくらい?

騒音計のほとんどは電池で動いています。電池を交換すれば長年使用できるでしょう。しかし、使用する環境やお手入れ法によっては機器に不具合が起きる可能性があります。長く使い続けるためにもお手入れは必要不可欠です。

7‐3.騒音計のお手入れ法は?

騒音計のお手入れは簡単です。機器を傷つけないように専用のクリーナーややわらかい布でついているホコリを取りのぞいていきましょう。特に、精密騒音計のお手入れは入念に丁寧にしていかなければなりません。精密機械なのでホコリがつもるとすぐに壊れてしまいます。

7‐4.音の大きさを測る単位dB(デシベル)とは?

音にはそれぞれ大きさがあります。音の大きさを示す単位が「dB(デシベル)です。たとえば、普通の会話で出る音は60dBになります。60dB以上の音はほとんどの人がうるさいと感じるでしょう。騒がしい工場の中やカラオケは90dB、飛行機のエンジン音は120dBになります。

7‐5.騒音計の検定とは?

検定をしていない騒音計でも使用可能です。しかし、より正確な騒音レベルを知りたい場合はきちんと検定を受けて型式承認番号を与えられている騒音計を使用したほうがいいでしょう。検定とは、主に器差検査という簡単な試験のことです。

まとめ

いかがでしたか?騒音トラブルが増えている現代だからこそ、騒音計の必要性が高まってきています。私たちの生活環境には騒音となり得る音がたくさんあるものです。自分たちの生活において騒音レベルはどのくらいになるのか調べておくと安心できるでしょう。騒音や騒音計について基礎知識を身につけておけば、正しい使い方で効率的に活用できます。