ワンルームが片付かない原因は? 片付け方法とコツ・ポイントを紹介

「ワンルームが片付かないのは部屋が狭いから!」いう理由で諦めてしまいがちですが、狭い空間だからこそできる片付け方があります。ものを増やさないようにして、捨てる技術を身につけることが大切です。ポイントを押さえておけば、ワンルームの片付けは意外と簡単にできるでしょう。

本記事では、ワンルームの片付け方とポイントを解説します。

  1. ワンルームが片付かない原因を知ろう!
  2. ワンルームの片付けの始め方
  3. ワンルーム片付けのコツとポイント
  4. 場所別!ワンルームの片付け方法
  5. ワンルームの片付けに関してよくある質問

この記事を読むことで、ワンルームを片付ける方法とコツが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

 

1.ワンルームが片付かない原因を知ろう!

まずは、ワンルームが片付かない原因をチェックしておきましょう。片付かないのに、理由があるはずです。

1-1.ものが多すぎる

ワンルームがいつもゴチャゴチャしている人に共通しているのが、ものが多すぎることです。生活している限り、衣類やバッグ・雑誌・DVDなど、さまざまなものがどんどん増えていきます。中には、生活に必要ないものや1年以上使っていないものもあるはずです。ものが多すぎると、どこに何があるのか分からなくなり、さらに汚くなるという悪循環に陥りやすくなりますよ。

1-2.狭い・収納場所がない

ワンルームは、居室が1つの部屋で構成された間取りになっているため、収納スペースに限りがあります。一般的に、6畳程度の部屋に、ユニットバス・トイレ・ミニキッチンがついている部屋です。収納したくても場所が確保できず、床に放置したままという方も多いでしょう。狭く、収納場所がないからこそ、前述したとおりものを減らし、必要最低限のもので生活する必要があります。

1-3.ものの定位置が決まっていない

片付けてもすぐにゴチャゴチャした状態になる人は、ものの定位置が決まっていません。どこに何を置くという決まりがないため、使用した後はさまざまな場所に置いてしまいます。すぐに使いたくても、お目当てのものが見つけられず、探す時間を費やすことになるでしょう。

1-4.片付けの技術や習慣が身についていない

片付けの技術者習慣が身についていないのも、ワンルームが片付かない原因の1つです。ものがあふれていれば、掃除習慣も続きません。定期的に持ち物を見直し取捨選択して、定位置に戻す習慣を身につける必要があります。

1-5.すぐに新しいものを買う癖がある

セールや特売などの言葉にひかれて、すぐに新しいものを購入してしまう方が多いと思います。ワンルームがすぐに散らかる人は、必要ないものでも新しいものをたくさん購入してしまいがちです。要らないものを処分せずに新しいものがどんどん増えていけば、その分だけワンルームも片付かなくなり、整理しにくい環境になってしまいます。

2.ワンルームの片付けの始め方

それでは、ワンルームの片付けの始め方と手順を紹介していきましょう。簡単な作業ばかりなのですぐに始められますよ。

2-1.まずは計画を立てよう

最初にやるべきことは、片付けの計画を立てることです。仕事などで忙しくしていると、片付けのためにまとまった時間が取れないという方がいます。しかし、一気に片付けることは、リバウンドしてしまう可能性があるのでおすすめしません。今日はキッチン、明日はトイレなど、場所別に掃除計画を立ててください。それでも時間がない方は、1日に5~10分の片付け計画を立てるといいでしょう。

2-2.捨てるものと残すものに分類する

計画を立てたら、片付け箇所にあるものを1か所にまとめ、捨てるものと残すものに分類していきましょう。ここでのポイントは、「もったいない」「いつか使うかもしれない」という理由で残さないことです。いつか使うかもは、今必要ないものだと捉えていいでしょう。どうしても悩んだときは、1年を目安に考えてください。1年以上使っていないものは今後も使わない可能性が高いので処分してしまいましょう。

2-3.ものの定位置を決める

分類を終えたら、残したものの定位置を決めてください。たとえば、調理器具はキッチン、リモコンはテーブルの上、筆記用具は机の引き出しなどです。ものの定位置は、その道具を使用する場所の近くにするといいでしょう。そうすることで、使った後はすぐに定位置へ片付けることができます。

2-4.不用品はすぐに処分する

仕分けを行い、要らないものに分類した不用品はすぐに処分してください。よくありがちなのが、忙しくて不用品をそのまま放置するケースです。不用品を放置すると、要らないものがどんどんたまってしまい、せっかくキレイにしたワンルームがすぐに汚くなってしまいます。要らないものをまとめて処分したい場合は、不用品回収業者へ依頼するのも選択肢の1つでしょう。

3.ワンルーム片付けのコツとポイント

より上手にワンルームを片付けるために、コツとポイントを紹介します。

3-1.収納用品を先に買わない

ワンルームは収納場所が狭いので、ついボックスやカゴなど収納用品を購入しがちです。しかし、片付けから始めずに、先に収納用品を購入するのはNG行為になります。なぜなら、「まだ収納できる」という意識が強まり、要らないものを増やしてしまうからです。収納用品はあくまで今必要なものを整理整頓するためのもの。決して、ものを増やすために用意するアイテムではありませんよ。

3-2.片付けリストを作る

ものでゴチャゴチャしているワンルームでも、片付けリストを先に作ることでスムーズかつスピーディーに整理整頓ができるようになります。片付けたい箇所をできる限り細かくリストアップしてみてください。たとえば、「キッチン」ではなく「コンロ周辺・引き出し・冷蔵庫」と具体的に記します。リスト化することで目に見える形になり、どこからどこまで整理できたのか分かりやすくなるでしょう。

3-3.ものを持ちすぎない

何よりも、ものを持ちすぎないという点がワンルームにおける重要なポイントです。この機会に、衣類を処分したり、本やDVDを売ったりするのもいいでしょう。収納は余裕のある状態が理想的なので、ギュウギュウ詰めの状態はNGです。ものを持ちすぎないように、常に意識を高めてくださいね。

3-4.捨てる技術を身につける

「もったいないから捨てられない」という意識を持っている限り、ワンルームを片付けることはできません。片付けは捨てる勇気も必要となります。ただし、無理に処分するのはNGです。楽な気持ちで手放せるように、捨てるのではなく買取という方法で処分しましょう。必要としている人のもとで再利用してもらえるという意識が生まれ、片付けの意欲へつながります。

3-5.収納場所を新しく作る

ものを減らしても収納スペースに入りきれない場合は、デッドスペースを生かして収納場所を新しく作るのも方法の1つです。たとえば、玄関に靴箱がない場合、突っ張り棒を数本使うだけで靴箱ができます。クローゼットのすき間にフックをかけるだけでバッグの置き場所に変わるでしょう。このように収納場所を新しく作る工夫もたくさんあります。

3-6.どうしても自分でできない場合は業者へ依頼する

どうしても自分で片付けられない・不用品がたくさんある・汚部屋状態になっているという方は、専門業者へ依頼してください。床が見えないほどのものであふれている環境も、1人ではなかなか片付けられないでしょう。片付けのプロである業者へ依頼することで、スピーディーかつスムーズに部屋を片付けることができます。

4.場所別!ワンルームの片付け方法

ワンルームの場所別に、片付けの方法とポイントを解説していきましょう。

4-1.リビング+寝室はものを減らすことが大事

ワンルームは、リビングと寝室が一緒になっています。それぞれ区切りがないため、ベッド+テーブルという2つの大型家具を置くだけでいっぱいいっぱいになるでしょう。過ごす時間が多いリビング+寝室のスペースは、極力、ものを減らすことが1番です。そして、必要なものはベッド下などデッドスペースを活用しましょう。また、収納つきのテレビボードを使うなど、グッズを活用するのもポイントです。

4-2.キッチンはシンク下を活用する

ワンルームのキッチンは1口コンロとシンクで、すでに置き場所がない状態です。作業スペースもほとんどない状態なので、調味料や食器類・包丁・まな板などの置き場所に困りますよね。そんなときは、シンク下の収納スペースを活用しましょう。また、冷蔵庫のまわりもラックを使うことで、電子レンジや備蓄品などの収納場所ができるのでおすすめです。

4-3.玄関は壁掛けフック

ワンルームの玄関の片付けは、壁掛けフックが活用します。特に、家のカギは小さいのですぐに失くしてしまいがちです。とても大切なものなので、ひと目で分かる壁掛けフックにかけておきましょう。使う場所の近くに片付けることで、出かける際にカギを探す必要もありません。また、ワイヤーネットを使えば、帽子やアクセサリーなどの小物掛けにも使用できます。

4-4.風呂・トイレは吸盤式ラックで収納

ワンルームの風呂とトイレは同じ場所にあることが多く、収納場所も限られています。そこには、本当に必要なものだけを置くようにしましょう。歯ブラシ・コップ・シャンプー・リンス・洗面道具などです。また、ユニットバスには吸盤式ラックが役立ちます。吸盤式ならバスルームのどこにでも簡単に取りつけることができ、収納場所ができるでしょう。

4-5.クローゼットには必要な衣類だけを片付ける

クローゼットには、本当に必要な衣類だけを収納しましょう。1年以上着ていない衣類は処分してください。基本的に、かさ張る衣類はスリムハンガーにかけて収納し、インナーやTシャツなど畳めるものはつり下げホルダーを使ってたたむ収納にします。また、ドアの後ろのデッドスペースを利用すれば、バッグなどの小物置きになるでしょう。工夫次第で、収納スペースは生まれるものです。

5.ワンルームの片付けに関してよくある質問

ワンルームの片付けに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.片付けのやる気を維持するコツは?
A.短い時間で小さなところから片付けることです。たとえば、机・引き出し・小物入れなど細かいところから片付けてください。簡単かつ目に見えやすいところから片付けることで、小さな達成感を得ることができます。モチベーションアップにつながるのでおすすめです。

Q.賃貸でも可能な壁面収納は?
A.壁に穴を開けるだけが壁面収納ではありません。ペグボード(有孔ボード)を利用すれば、壁に穴を開けずに賃貸でも壁面収納ができます。ボードに穴が開いているので、そこに専用パーツを取りつけることで棚の完成です。フックもつけられるため、さまざまなものが収納できるでしょう。

Q.業者に依頼するといくらかかるのか?
A.ワンルームの場合は、約3万~8万円が相場です。作業内容には、片付けから不用品の処分・クリーニング作業まで含まれているところもあります。業者へ依頼する際は、どこからどこまで作業をしてくれるのか、どんな作業にいくらかかるのか細部まで確認してください。

Q.欲しいものを見つけたときは購入すべきか?
A.すぐに購入せず、いったん家へ帰り、自分にとって本当に必要なものか考えてみてください。衝動的に購入してしまうと、ものがどんどん増えていきます。一度、冷静になって改めて考える時間が必要でしょう。

Q.収納がない部屋をスッキリさせるコツは?
A.突っ張り棒を使用した収納術がおすすめです。特に、備えつけのクローゼットがない場合は、できるだけ天井に近い場所に突っ張り棒を設置してください。そこにハンガーで衣類をかけたり、フックでバッグをつり下げたりすることができます。

まとめ

ワンルームが片付かない原因は、部屋が狭い・収納スペースが少ないからではありません。ほとんどの原因は、ものを多く持ちすぎていることにあります。まずは、自分が持っているものを見直し、必要ないもの・使っていないものはどんどん処分していきましょう。処分費用が気になる方は、リサイクルショップや買取専門店などで売ることをおすすめします。ゴミだと思っているものでも、売れるものがあるかもしれませんよ。