猫がいる部屋の消臭方法を紹介! 予防するポイントも!

「猫の臭いが部屋に移ってしまった」という悩みは、猫を飼っている人に多いでしょう。ペットを室内で飼っていると、動物臭やトイレの臭いなどが気になってくるものです。かわいい猫に癒(い)やされたいのに、臭いで悩みたくありませんよね。

この記事では、猫の臭いの原因や部屋の消臭方法・予防方法などをまとめてご紹介しましょう。

  1. 猫の臭いが部屋につく原因や困りごと
  2. 猫がいる部屋の消臭について
  3. 猫の臭いを予防する方法
  4. 猫がいる部屋の消臭に関するよくある質問

この記事を読むことで、猫がいる部屋を消臭する具体的な方法や臭いを予防するためにできることなどがわかるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.猫の臭いが部屋につく原因や困りごと

まずは、猫の臭いは何が原因なのか、臭いがつきやすい場所や臭いによる困りごとにはどのようなものがあるかをご紹介します。

1-1.臭いの原因は?

動物にはいわゆる「動物臭」と呼ばれる独特の臭いがありますが、猫は動物臭が少ない動物です。猫を飼っている部屋が臭う原因は、ほとんどが排泄(はいせつ)物や食べ残しによるものでしょう。トイレ以外の場所で用を足してしまう・トイレ自体が清潔な状態になっていない・エサの食べ残しをそのままにしてあるなど、さまざまな原因が考えられます。

1-2.猫の臭いは部屋や衣類にもつきやすい

猫の臭いは猫自身だけでなく、飼っている部屋や飼い主の衣類などにも染みつきやすいのが問題です。猫がいない場所でも、その臭いを他人が感じ取ることも多いでしょう。特にペットを飼っていない人は、臭いに気づきやすいものです。このように、臭いが周囲にも充満してしまう点が一番の困りごとといえるでしょう。

2.猫がいる部屋の消臭について

猫がいる部屋を消臭する方法について、具体的にまとめました。

2-1.臭いの原因を取り除いて「消す」

猫の臭いをほかの香りでごまかすのではなく、臭いの原因を取り除いて臭いを消す必要があります。そのためにも、まずは一番原因となっているものは何なのかを把握しましょう。原因を取り除いてしまえば、臭いは消えるはずです。

2-2.トイレの消臭方法

猫はトイレの後、砂をかけて汚物を隠す習性があります。そのため、砂をこまめに交換しなければ臭いの原因になってしまうのです。最近は1週間交換が必要ない砂なども市販されていますが、臭いを消すためにはこまめな交換をおすすめします。また、トイレの容器そのものが臭いの原因になっていることもあるため、容器ごと洗って除菌することも必要です。さらに、用を足したことに気づいたときは、できるだけ猫のお尻を拭いてあげるようにしてください。そのままにしておくと布類などに臭いが移ってしまいます。

2-3.食べ残しについて

エサの食べ残しが臭いの原因にならないよう、気をつける必要もあります。たとえば、食べ残さないようエサを多めに与えないようにする、食べ終わったらすぐに片付けるなど、臭いが発生するのを防ぐようにしましょう。また、エサの容器も必ず毎回洗うようにしてください。

2-4.部屋を丸ごと消臭するには?

部屋全体に猫の臭いが充満してしまっている場合は、空気清浄機や消臭剤などを使って消臭しましょう。空気清浄機は猫カフェなどでも使用されていることが多く、効果的に消臭してくれます。また、最近は猫の臭いに効く消臭スプレーなども豊富に販売されているため、そういったグッズを使う方法もおすすめです。特に臭いが染み込みやすいソファーやクッション・布団・カーテンなどの布類に使用しましょう。後は、こまめに換気をして空気を入れ替えることを忘れないでください。

2-5.消臭と一緒に除菌を

もともと猫の体は無臭であり、臭いの原因になっているのは雑菌です。つまり、臭いを消すためには除菌が必要であり、芳香剤などを使って嫌な臭いを隠す方法では意味がありません。臭いの原因を取り除くために、消臭と同時に除菌することを考えましょう。スプレーなどのグッズを使用する場合は、消臭除菌スプレーを選ぶことをおすすめします。

2-6.トイレ以外の場所で粗相してしまったときは?

猫がトイレ以外の場所で粗相してしまった場合、まず洗えるものはすぐに洗濯しましょう。汚れた部分に酸素系漂白剤を塗り込み、30分ほどつけ置きしてから洗濯すると効果的です。洗濯できない場合はたたくようにしてぞうきんで拭き取り、50mlの酢を200mlの水で薄めたものをスプレーして消臭してください。最後に、消毒用アルコールをスプレーしてドライヤーで乾かします。

2-7.猫にとって居心地のよいトイレを

「猫がトイレ以外の場所で用を足してしまう」という場合、しつけができていないことだけが原因とは限りません。トイレの居心地が悪いことに原因がある可能性も考えられるのです。たとえば、「直射日光が当たる」「ほかの猫のトイレが近くにある」など、トイレが猫にとって落ち着かない場所にある、猫砂が好みではないなどの理由も考えられるため、改善を図ることも必要でしょう。

3.猫の臭いを予防する方法

猫の臭いを予防するための方法や注意点をご紹介します。

3-1.常に換気をしておく

できるだけ窓を開けて臭いを追い出し、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。窓を開けておくのが難しいときは、キッチンやお風呂場の換気扇を回しておくのがおすすめです。または、空気清浄機を使って部屋の空気をきれいにしておきましょう。

3-2.臭いがたまりにくいシステムトイレに換える

システムトイレとは2段になっているトイレのことで、上の段には猫砂、下の段にはペットシートを敷くしくみになっています。猫砂とペットシートの2段階で対応してくれるため、臭いの軽減に大変効果的です。システムトイレに換えることで、トイレの臭いを大幅に改善できます。

3-3.猫から臭いがする場合は注意!

猫自体から臭いが発生している場合は、傷口の化膿(かのう)や皮膚炎・肛門(こうもん)周辺の炎症などが起きていないか確認してください。こうした病気が原因で臭いが発生している可能性もあります。気になる症状がある場合は、すぐ専門医に診てもらいましょう。

4.猫がいる部屋の消臭に関するよくある質問

「猫がいる部屋の消臭について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.猫がトイレの後、猫砂で埋めてくれません。どうしたらよいでしょうか?
A.その猫砂を気に入っていない可能性があります。お気に入りの猫砂に買い替えてあげましょう。

Q.消臭効果が高い猫砂とはどのようなものですか?
A.木材系の猫砂をおすすめします。猫が嫌がらないようであれば使用してみるとよいでしょう。

Q.猫が使っている食器はどのくらいの頻度で洗えばよいですか?
A.食器はエサの時間が終わるごとに、水皿は1日1回洗うようにしましょう。

Q.猫の口臭が気になりますが、原因にはどのようなものがありますか?
A.歯垢(しこう)や歯石がたまっているか、内臓系の病気が原因の可能性も考えられるでしょう。以前に比べて口臭がきつくなったと感じるときは、動物病院に相談してみることをおすすめします。

Q.部屋の空間が臭っている場合はどうすればよいでしょうか。
A.煎茶やコーヒーの出がらしを、猫のトイレの近くなどに置いておくことをおすすめします。ただし、猫が誤食しないよう置き場所には十分注意が必要です。

まとめ

猫の臭いの原因や部屋の消臭方法などをまとめてご紹介しました。猫を飼っていると悩むことの多い臭いの問題ですが、なぜ臭いがするのか、どこから臭いがするのかをまず把握することが大切です。効果的な消臭方法はいくつかあるため、ぜひ参考にして猫との生活を楽しんでください。