
スマホの寿命は何年が目安? 処分方法や寿命を延ばす方法を解説
今や私たちの生活に欠かせなくなった通信機器といえば、スマホです。スマホは毎年のように新作が出て、機能も進化しています。定期的に買い替えている方が大部分ですが、「買い替えの目安に悩んでいる」という人も多いことでしょう。余裕を持って買い替えられればいいのですが、あまり頻繁に買い替えると経済的な負担が重くなります。
そこでこの記事では、スマホの寿命の目安や寿命を延ばす方法、注意点などを解説しましょう。
- スマホの寿命はなんで決まる?
- スマホの寿命を縮める原因
- スマホの寿命が近づいたときに現れる症状
- スマホの寿命を延ばす方法
- 寿命がきたスマホの処分法
- スマホを処分する際は完全に初期化する
- スマホの処分に関するよくある質問
この記事を読めば、スマホの買い替え時期の目安もわかります。スマホの買い替え時期に悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
1.スマホの寿命はなんで決まる?
スマホの寿命は人によってまちまち、というイメージを持っている方も多いことでしょう。スマホの寿命を決めるのは本体とバッテリーです。ここでは、スマホの寿命を本体とバッテリーの面から解説していきます。
1-1.本体の寿命は3~4年
スマホは精密機械です。持ち歩くことを考えて頑丈に作られ、防水・防塵加工はされていますが、それでも一般的な家電よりは寿命は短めとなっています。iPhoneを製造・販売しているApple社はスマホ本体の寿命の目安を3年と定めているため、アンドロイドもそのくらいだと考えておいていいでしょう。
1-2.バッテリーは500回充電すると劣化し始める
スマホの動力源であるバッテリーはリチウム電池です。リチウム電子は約500回充電すると劣化が始まります。iPhoneの場合は、設定からバッテリーの状態を確認が可能です。毎日1回充填する場合は、約1年半で劣化が始まる計算となります。iPhoneもアンドロイドもバッテリーのみ交換が可能です。そのため、3年スマホを使うのならば、1回はバッテリーを交換しておくといいでしょう。
2.スマホの寿命を縮める原因
スマホの寿命は以下のような原因で縮まる可能性があります。
- 高温多湿状態での使用
- 衝撃を頻繁に与える
- バッテリーが0%のまま放置
- 純正品以外で充電
- 不要アプリのバックグラウンド処理の放置
スマホを車内に放置したり、頻繁に落としたり、充電が切れたまま長時間放置しておいたりすると寿命が縮まると考えましょう。
また、ポケットに入れたまま運動したり仕事したりすると湿気でスマホが故障することもあります。
3.スマホの寿命が近づいたときに現れる症状
ここでは、スマホの寿命が近づいた際に現れる症状を紹介します。どのような症状が出るのでしょうか?
3-1.シャットダウンが頻繁になる
寿命が近づいてくると、パソコン同様スマホもシャットダウンが頻繁に起こるようになります。何もしていないのにいきなりスマホが再起動を繰り返すようになったら気をつけましょう。
3-2.バッテリーの消耗が激しい
バッテリーの寿命が近くなるとバッテリーの消耗が激しくなり、充電にも時間がかかるようになります。また、バッテリーが30%からいきなり0%になる、ということもあるでしょう。
3-3.アプリの起動に時間がかかるようになる
本体の寿命が近くなると、アプリの起動に時間がかかるようになります。いつもよりアプリがたち上がりにくくなったという場合は、寿命を考えましょう。
4.スマホの寿命を延ばす方法
ここでは、スマホの寿命を延ばす方法を紹介します。できることから実践してみてください。
4-1.安定した環境下で使う
スマホは精密機械なので、暑すぎ・寒すぎの環境下だと部品が劣化します。スマホの寿命を延ばしたいなら、気温・湿度ともに安定した環境で使いましょう。暑い夏や寒い冬は屋外での使用はできるだけ避け、車内放置もやめてください。
4-2.衝撃吸収のカバーをかける
毎日持ち歩くスマホは、どうしても落としてしまうこともあります。衝撃を吸収するカバーをかけて、ダメージができるだけ本体に伝わらないようにしましょう。
4-3.純正の製品で充電する
充電する際は、純正品を使いましょう。iPhoneならば購入した際についてきたものを用いてください。また、充電しながら使用するのもできるだけ避けましょう。
5.寿命がきたスマホの処分法
最後に寿命がきたスマホの処分法について紹介します。どんな処分法があるのでしょうか?
5-1.販売店に回収してもらう
docomo・au・ソフトバンクなど3大キャリアは、どこでも販売店でスマホの回収や下取りを行っています。また、家電量販店でも同様に回収・下取りを行っているところもあるので、そこで回収してもらってもいいでしょう。リサイクルされるのでエコでもあります。
5-2.売却
iPhoneやアンドロイドの最新機種は中古でも一定の需要があり、高値で売却できることもあります。スマホの売買は幅広い場所で行われているので、まだ十分使えるスマホは売却してもいいでしょう。
5-3.廃棄処分
完全に故障したり修復できないほど壊れてしまったりした場合は、廃棄処分しましょう。スマホの販売店に行くと回収してもらえることもあります。
6.スマホを処分する際は完全に初期化する
スマホを処分する際は、必ず完全に初期化してSIMカードを抜きましょう。電源が入らない場合を除いて、中のデータをそのままで売却したり回収してもらったりすると、情報が抜き取られる恐れがあります。
7.スマホの処分に関するよくある質問
ここでは、スマホの処分に関するよくある質問を紹介します。
Q.スマホの電源が入らない場合は中の情報は抜き取られませんか?
A.電源が入らない場合は情報流出の可能性は低いですが、心配な場合はスマホを物理的に破壊しましょう。
Q.古いスマホでも売れますか?
A.3年前に発売されたスマホくらいまでは値段がつくことが多いでしょう。ただし、高値を狙うなら発売から2年以内のものがおすすめです。
Q.バッテリーはどこで交換できますか?
A.メーカーが指定した店舗で可能です。なお、指定された店舗以外で交換すると、その後のサポートを受けられないこともあります。
Q.水没したスマホは壊れてしまうでしょうか?
A.はい。長期間水没したスマホの復旧は難しいでしょう。
Q.スマホの初期化はどうやるのですか?
A.メーカーによって方法が異なりますので、ホームページなどで確認してください。
まとめ
今回は、スマホの寿命について解説しました。おおよそ3年を1つの目安にするといいでしょう。スマホを仕事や遊びで頻繁に使う場合は、2年で交換すると「急な故障」に備えられます。処分する際は、個人情報を消去して回収してもらったり売却したりしましょう。