ダイナブックの処分方法は? 一番楽でお得な方法を詳しく解説!

「不要になったダイナブックを処分したいけど、いい方法はないだろうか」とお考えではありませんか。ダイナブックは、東芝製のパソコンであるため、自治体処分できなくて困りますよね。それに、壊れていないのでもったいない・個人情報が入っているなどの理由でなかなか処分しにくいのも事実です。そこで今回は、ダイナブックの処分方法について詳しく解説します。

  1. ダイナブックとは?
  2. ダイナブックの処分前にすべきこと
  3. 故障のないダイナブックは買取してもらえることも
  4. ダイナブックの処分をメーカーに依頼する方法
  5. ダイナブックを小型家電として処分する方法
  6. ​ダイナブックをPC専門業者で処分してもらう方法
  7. ダイナブックの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、ダイナブックを処分するコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

 

1.ダイナブックとは?

最初に、ダイナブックの主な特徴や人気の理由などを見ていきましょう。

1-1.ダイナブックパソコンの特徴

ダイナブックは、東芝製のPCです。1989年にダイナブックの名称を使用したPCが発売されて現在に至るまで約30年もの間、家庭用PC・法人用PCともに根強い人気を誇っています。高品質・映像の美しさ・豊富なソフト・ブランドの安心感などによりピーターが多いのも特徴です。

1-2.比較的安価で入手しやすい

ダイナブックが人気の理由には、以下のようなものがあります。

  • 比較的安価でコストパフォーマンスに優れる
  • 家電販売店などでも入手しやすい
  • 初心者にも扱いやすい設計・付属ソフトの内容
  • 機種が豊富で自分に合ったものを選びやすい

2.ダイナブックの処分前にすべきこと

ダイナブックを処分する前には、必ず内部データの消去をしておきましょう。

2-1.内部データを消去する方法

ダイナブックを処分する前に、内部データを完全に消去しておきましょう。ダイナブックには、個人情報など重要な情報が記録されています。内部データ消去をせずに処分した場合、悪意のある第三者の手に渡り、悪用される可能性があるのです。法人パソコンの場合は、社会的な信用を失い、業績に大きく響くこともあるので注意してください。なお、データを単にごみ箱に入れたりHDDを初期化したりするだけでは、完全にデータ消去をすることができないので注意しましょう。内部データを消去するには、専用のソフトを使うことをおすすめします。データ消去ソフトの一例は、以下を参考にしてください。いずれも無料で利用できます。

また、故障していないダイナブックの場合、「初期インストールソフトウェアの復元」メニューから、HDDデータ消去機能を使用できることがあります。詳しくは、ダイナブックの使用説明書などを確認してください。

2-2.大切なデータは移行しておくこと

ダイナブック内部の大切なデータは、消去する前に移行しておきましょう。消去してからでは、復元できないこともあります。まずは、データ移行が完了してから消去しましょう。移行先は、新たなPCもしくは外部ストレージとなります。十分な容量を確保できることを確認してから作業してましょう。より具体的な移行方法は、メーカーのデータ移行説明ページを参考にしてください。

2-3.故障などで内部データの消去ができない場合は?

故障などにより内部データの消去ができない場合は、以下のような方法を検討しましょう。

  • HDDを取り出して物理的に破壊する
  • 業者に依頼してデータ消去をしてもらう

なお、業者に依頼した場合、有料ですが「データ消去証明書」を発行してもらうと安心です。

3.故障のないダイナブックは買取してもらえることも

不要になったダイナブックの中には、買取してもらえるものもあります。

3-1.故障がなく状態のいいものなら中古需要がある

不要になったダイナブックでも、以下のようなものは買取してもらえることがあります。

  • 故障していない
  • 人気機種
  • 使用感が少ない
  • 年式が新しい
  • 購入時の付属品や箱がそろっている

3-2.業者やネットオークションなどを利用する

ダイナブックは、以下のような方法で買取してもらえます。

  • リサイクルショップや中古パソコン専門業者に売る
  • ネットオークションやフリマサイトを利用して自分で売る

なお、状態やタイミングによっては買取してもらえないこともあります。買取してもらえなかったときの処分方法もきちんと考えておきましょう。

4.ダイナブックの処分をメーカーに依頼する方法

ダイナブックの処分は、メーカーに依頼することができます。

4-1.パソコンはリサイクルが義務付けられている

パソコンは、パソコンリサリサイクル法によってメーカーが責任を持ってリサイクルする義務があります。そのため、ダイナブックの処分もメーカーに依頼できるのです。メーカーで回収したダイナブックは、リサイクル工場にて再資源化され、新たな製品の原料として有効活用されます。

4-2.自社メーカーのPCに限り回収可能

メーカーでは、自社製のPCやPC用モニターに限り回収してくれます。たとえば、東芝では以下のような機種が対象です。

  • 個人用PC:dynabook AXシリーズ・CXシリーズ・EXシリーズなど
  • 法人用PC:dynabookBシリーズ・Rシリーズ・Uシリーズなど

より詳しくは、東芝のサポート情報ページを参考にしてください。なお、付属ケーブルやマウスは同時回収可能です。プリンターやスキャナーなどの周辺機器・他社製のパソコンなどは回収してもらえないので注意しましょう。

4-3.まずはメーカーに連絡して回収を依頼しよう

メーカーにダイナブックの処分を依頼する場合の方法や流れは、以下を参考にしてください。

  1. メーカーの担当窓口に連絡してダイナブックの回収を依頼する
  2. 必要な場合は処分費用を振り込む
  3. メーカーから送付伝票が送られてくる
  4. ダイナブックを梱包(こんぽう)して希望日時に集荷を依頼する
  5. 集荷当日に業者に回収される

4-4.PCリサイクルマークがあれば無料

2003年10月以降発売のダイナブックで、PCリサイクルマークのあるものは、無料で処分できます。2003年9月以前に発売の機種など、PCリサイクルマークがないダイナブックは、処分する際に以下の費用が必要です。

  • ノートPC本体・デスクトップPC本体・PC用液晶ディスプレー・液晶ディスプレー一体型PC:3,240円(税込み)
  • PC用CRTディスプレー・CRTディスプレー一体型PC:4,320円(税込み)

5.ダイナブックを小型家電として処分する方法

自治体によっては、ダイナブックを小型家電として処分してもらえることがあります。

5-1.ノートPCの場合は小型家電リサイクルが可能

ノートPCが小型家電リサイクル法の品目に指定されている場合、ダイナブックを自治体に処分してもらうことができます。小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれるレアメタルなどの資源を有効活用するための法律です。回収後は、自治体に適切な方法でリサイクルしてもらえるので安心できます。

5-2.専用回収ボックスに投入するだけ

ダイナブックを小型家電リサイクル法に沿って処分する場合は、役所や商業施設などに設置してある「専用回収ボックス」に投入するだけで完了します。処分費用は無料です。ただし、専用回収ボックスの設置数が少ないこと・設置場所まで自分で運ぶ手間がかかるこなどのデメリットがあります。

5-3.対象品目外の場合は利用できない

ノートPCが小型家電リサイクル法の対象品目かどうかは、自治体判断に任されています。従って、自治体によっては対象品目外となることも多いのです。対象品目外の場合は、専用回収ボックスに投入しないでください。

6.ダイナブックをPC専門業者で処分してもらう方法

不要になったダイナブックは、PC専門業者に処分してもらうことをおすすめします。

6-1.故障している・周辺機器も処分したいなどの場合におすすめ

ダイナブックをPC専門業者で処分してもらうと、以下のようなメリットがあります。

  • 故障や不具合があるものも処分できる
  • 周辺機器も同時に処分できる
  • 業者によってはデータ消去サービスを利用できる
  • そのほかの不用品も処分できる
  • 法人のダイナブックもOK
  • 回収費用が格安

6-2.宅配回収の利用がおすすめ

ダイナブックの処分は、宅配便で業者に送付する宅配回収がおすすめです・実際に、PC専門業者に依頼するときは、以下の流れを参考にしてください。

  1. 業者の回収基準を満たしているか確認する
  2. 業者の指定どおりに梱包(こんぽう)する
  3. 宅配便にて発送する

業者によっては、店頭持ち込み・出張回収に対応している場合もあります。物量が多いときなどは、出張回収の方が安上がりで便利なこともあるので業者に確認してみるといいでしょう。

6-3.信頼できる業者の選び方

ダイナブックの処分は、以下の条件を満たす業者に依頼しましょう。

  • ダイナブックの処分実績が豊富
  • 回収後は適切に再販・リサイクルしている
  • 回収費用がリーズナブル
  • 宅配回収を採用していて気楽に依頼できる
  • スタッフが親切で丁寧な応対をしている
  • データ消去サービスを利用できる
  • 顧客からの評判がいい
  • 古物商許可を取得済み

6-4.無料回収できるのは再販・資源リサイクル可能だから

ダイナブックを無料回収できる主な理由は、以下のような方法により利益を得ることができるからです。

  • まだ十分に使えるものは中古品として再販する
  • 再販できないものでも資源リサイクルに回すことができる

7.ダイナブックの処分に関するよくある質問

最後に、ダイナブックの処分に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.買い替える場合は下取りしてもらえる?
A.メーカー直販サイトや販売店のキャンペーンで、ダイナブックを下取りしてもらえる場合もあります。まずは、新たな購入先で下取りキャンペーンを利用できるか確認してみましょう。

Q.メーカーに1回で3台分の回収を依頼する場合は割安になる?
A.いいえ。メーカーでは、ダイナブック1台ごとに手続きをし、処分費用の負担が必要になります。

Q.ダイナブックを高額買取してもらうコツは?
A.以下のポイントをチェックしてください。

  • 汚れをキレイにクリーニングしておく
  • 購入時の箱・付属品をそろえておく
  • できるだけ早く買取に出す
  • ダイナブックの買取を強化している業者に依頼する

Q.PC専門回収業者ではどんな方法でデータ消去をする?
A.HDDを物理的に裁断する・強力な磁力を当てて読み込み不可にするなどです。業者によっても異なるので、事前に確認しておくといいでしょう。

Q.使用説明書や付属DVDなども処分してもらえる?
A.ダイナブック本体との同時処分なら可能です。使用説明書や付属DVDだけになると、処分してもらえないこともあるの注意しましょう。

まとめ

今回は、ダイナブックの処分について詳しく解説しました。不要になったダイナブックは、メーカーに回収してもらう・自治体に小型家電としてリサイクルしてもらうなど、さまざまな方法で処分できます。状態のいいものは、業者などで買取してもらえることもあるでしょう。なお、PC専門回収業者の中には、無料でダイナブックの処分をしているところもあり、お得で便利なので検討してみてください。