電球の処分はどうしたらいい? 自治体回収の注意点や買取について

電球は消耗品なので定期的に交換することになりますが、使用済みの電球はどのように処分すればいいのか悩みダネの1つでもあります。自治体回収で処分できるのか・未使用品の電球は売れるのかなど、さまざまな疑問があるはずです。新品未使用品の電球なら、積極的に買い取っているところもあります。使用済みの電球を自治体回収で処分する場合は、いくつか注意点があるので注意しなければなりません。

そこで本記事では、電球の処分方法と押さえておくべきポイントなどを解説します。

  1. 電球を処分する前に知っておきたいこと
  2. 電球を自治体回収で処分する方法
  3. 電球を自治体回収以外で処分する方法
  4. 電球を買い取ってもらう方法
  5. 電球の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、電球をお得に処分するコツと注意点などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

1.電球を処分する前に知っておきたいこと

まずは、電球を処分する前に知っておきたいことをチェックしておきましょう。電球の種類や、ゴミの分類などについて解説します。

1-1.電球の主な種類は3つ

現在、日本で使われている電球の種類は、LED電球・白熱電球・蛍光灯の3つがあります。年々、最小限の電気で使えるLED電球の需要が高まってきていますが、今のところ、白熱電球の使用が大半を占めているのです。また、白熱電球は一般級・レフランプ・シルバーランプ・シャンデリア級など、蛍光灯は一般蛍光灯・コンパクト蛍光灯・電球型蛍光灯という種類に分かれます。3種類の電球の特徴は以下のとおりです。

  • LED電球:熱線を含まないため電球が熱くならず、艶や立体感の表現が可能。10年間は取り替え不要といわれているほど耐久時間が長く、コストパフォーマンスに優れている
  • 白熱電球:昔から使われている電球で、最も種類が多い。暖かな光色と艶が特徴的で、立体感を生み出すことができる。ただし、電力消費率が高いのがデメリット
  • 蛍光灯:白熱電球よりも消費電力が少なく、影が出にくい・熱くなりにくいのが特徴

1-2.自治体によってゴミの分類が異なる

一般的に、電球は自治体回収が可能です。ほとんどの自治体では燃えないゴミとして捨てることができますが、普通ゴミや資源ゴミ扱いになるところもあるので注意してください。自治体によってゴミの分類が異なるため、事前にホームページや窓口で確認することが大切です。また、ゴミの種類ごとに処分方法も変わります。自治体の決まりごとをしっかり確認しておきましょう。

1-3.種類によっては有害ゴミになることも

電球の種類によっては、有害ゴミ扱いになるケースがあります。たとえば、電球型の蛍光灯です。蛍光灯には水銀が含まれており、割れてしまうと人体に悪影響を及ぼす恐れがあります。蛍光灯というだけで処分方法が変わることもあるのです。また、有害ゴミとして処分する場合は、入念に注意して扱う必要があります。

1-4.割れた電球をそのまま捨てるのはNG

割れた電球や蛍光灯をそのまま処分する方がいますが、非常に危険なので絶対にしないでください。割れてしまったものは、紙などにしっかりと包んだ上で透明または半透明の袋に入れて処分します。ほとんどの自治体が、紙や袋に包むことを推奨しているでしょう。また、もともと割れていないものは割らずに処分します。未使用品新品なら、買い取ってもらえる可能性もあるでしょう。

2.電球を自治体回収で処分する方法

それでは、電球を自治体回収で処分する場合、どのように捨てればいいのでしょうか。具体的な処分方法と注意点などを解説します。

2-1.ゴミの分類に基づいて処分しよう

前述したように、まずは自治体ごとのゴミの分類と処分方法を確認してください。燃えないゴミの場合は、紙などに包んで指定袋に入れ処分します。資源ゴミや粗大ゴミになる場合は、回収日に回収指定場所へ運ぶ必要があるでしょう。粗大ゴミ処理券を購入し専用シールを貼らなければならない・事前の申し込みが必要になるというケースもあるので注意してください。

2-2.無料~500円で処分できる

自治体回収で処分する大きなメリットは、無料または低費用で処分できることです。燃えないゴミや資源ゴミは指定袋を購入するだけなので、実質無料で捨てられるでしょう。粗大ゴミの場合は、粗大ゴミ処理券を購入する必要があるため、300~500円ほどかかります。無料~数百円で処分できるのは大きなメリットですが、指定日や回収場所が決まっているという点がデメリットです。

2-3.会社で使用したものは自治体回収で処分できない

会社や工場で使用した電球は、すべて産業廃棄物扱いとなります。産業廃棄物は自治体回収で処分できないため、自治体の許可を受けた産業廃棄物収集運搬業者へ依頼するケースがほとんどです。無許可の業者に処分を依頼すると、不法投棄とみなされ罰金を科せられる恐れがあるので注意してください。

3.電球を自治体回収以外で処分する方法

自治体回収以外で処分する場合の具体的な方法とポイントを解説します。

3-1.家電量販店などによる引き取り

一部の家電量販店では、使用済みの電球の引き取りを行っています。不要な電球を無料で処分したい方は、大手家電量販店に問い合わせてみてください。無料回収サービスがあるかどうか確認してみましょう。また、新しい照明器具を購入した場合、古い照明器具を引き取ってくれるサービスを行っているところもあります。ただし、1個の販売に対し回収できる電球は1個だけ・購入者に限るなどの回収条件が異なるため、事前の確認が必要です。

3-2.回収ボックスを利用する

大手家電量販店などには、蛍光灯・電球の回収ボックスが設置されているところがあります。回収ボックスに入れるだけで処分できるので、費用がかかりません。電球を入れる際は、割れないよう静かに入れるようにしてくださいね。また、回収ボックスはすべての家電量販店に設置されているとは限りません。無料回収サービスと同じく、回収ボックスの有無も確認しておくといいでしょう。

3-3.下取りサービスは期待できない

「家電量販店で下取りサービスは利用できるの?」と疑問を持たれている方がいますが、電球の下取りサービスを行っているところはほとんどありません。オシャレな照明器具の下取りなら行っている家電量販店があるかもしれませんが、電球だけの下取りは期待しないほうがいいでしょう。また、使用済みの電球は下取り不可です。下取りしてもらえるとしても、未使用品または新品の電球だけというケースがほとんどでしょう。

3-4.不用品回収業者へ依頼する

大量の電球を一気にまとめて処分したい・ゴミの分類が大変・ほかにも処分したい不用品があるという方は、不用品回収業者へ依頼するといいでしょう。ほとんどの回収業者では出張回収を行っているため、自分たちで運んだり種類ごとに分類したりする必要はありません。手間と時間をかけることなく、スピーディーに処分できるでしょう。また、回収と買取の両方を行っている業者へ依頼すれば、処分費用を抑えられる可能性があります。会社や工場が産業廃棄物扱いとなる電球を処分する場合は、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者へ依頼しましょう。

4.電球を買い取ってもらう方法

電球の種類や状態によっては、買取に出すことができます。では、具体的にどんな電球が買い取ってもらえるのでしょうか。ここでは、電球の買取事情やポイントなどについて解説します。

4-1.買取対象となるのは新品・未使用品

基本的に、買い取ってもらえる電球は新品・未使用品に限ります。たとえば、LED電球への切り替えや照明器具の故障などで、家にストックしていた交換用の電球が不要になることがあるでしょう。未使用の電球が余ってしまったときは、処分せずに買取へ出すことをおすすめします。使用済みの電球はほとんどのところで買い取ってもらえないので注意してください。

4-2.買取相場は数百円~

白熱電球や蛍光灯は、元値が安いので買取額は高くても数百円程度が相場となります。しかし、照明器具の中古市場において需要が高いパナソニックのLED電球ならば、1本あたり600円~1,500円で買い取ってもらえるでしょう。ほかにも、東芝ライテック・Shine Hai・三菱電機・アイリスオーヤマなど有名メーカーのLED電球は1,000円前後となります。ただし、電球のワット数や種類によって買取額が異なるため、具体的な金額に関しては査定を依頼してください。

4-3.買取に出す方法

主な買取先は、リサイクルショップ・買取専門店・ネットオークションとフリマサイトなどがあります。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。

4-3-1.査定があまいリサイクルショップ

リサイクルショップは、電気製品のほか衣類やDVD・本・ゲーム機・楽器・家具など、さまざまなジャンルを扱っています。未使用・新品の電球なら買い取ってもらえますが、査定があまいので通常の買取額よりも低くなる可能性があるのです。前述したように、元値が高くないため、LED電球以外の高価買取は期待しないほうがいいでしょう。

4-3-2.需要があるLED電球なら買取専門店へ

政府が推奨しているLED電球は、年々需要が高まってきているので白熱電球や蛍光灯よりも高く売れる可能性があります。ジェネリック家電メーカーやアイリスオーヤマなどは、人感センターつきのLED電球を販売しており、未使用・新品は買取専門店で高く売れるでしょう。中古市場で需要がある電球は、リサイクルショップよりも買取専門店へ査定を依頼してください。

4-3-3.ネットオークション・フリマサイトを安易に使用するのはNG

電球をネットオークションやフリマサイトで売るという方がいますが、安易に使用するのはNGです。確かに、未使用・新品ならば買い手が見つかるかもしれません。しかし、落札された後にこん包して相手へ送る必要があります。もし、輸送中に電球が割れてしまうと、トラブルのもとになるので安易に利用しないほうがいいでしょう。

5.電球の処分に関してよくある質問

電球の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.自治体回収で処分する際にすべきことは?
A.お住まいの地域の処分方法やゴミの分類を確認するほか、処分の決まりごともチェックしておきましょう。たとえば、燃えないゴミとして処分する場合、購入時のケースや袋に入れ、表面に「危険」「電球」など記載する必要があります。ほかの人が見て分かるようにしておかなければ、誤って割ってしまい、ケガをする恐れがあるからです。

Q.電球の売りどきは?
A.どの電球でも早めに売ることが大切です。特に、白熱電球は省エネトップランナー制度により、多くの企業が2020年を目処に生産をストップします。そのため、白熱電球を買取品目から除外する店舗が増えるでしょう。需要が低くなると買い取ってもらえなくなるので注意してください。

Q.査定へ出す前に調べておきたいことは?
A.メーカー・型番・使用の有無・商品の状態です。割れていることを知らずに買取店へ持って行くと、2度手間になってしまいます。あらかじめ、電球の詳細を確認しておくことで、スピーディーなやり取りができるでしょう。

Q.高く売るポイントは?
A.大量売りやセット売りをすることです。需要がほとんどなくなった白熱電球でも、30〜50本ほどまとめて売ると2,000〜3,000円の買取額がつく可能性があります。また、外箱のコンディションも高価買取のポイントとなるでしょう。

Q.不用品回収業者の選び方は?
A.買取サービスを行っている業者を選んでください。不用品の回収だけでなく、買取サービスを行っている業者へ依頼すると、たとえ買取不可になっても処分してもらえます。買い取ってもらえるものがあれば処分費用の節約にもつながるでしょう。ほかにも、スタッフの対応がいいか・不用品回収や買取の実績があるか・廃棄物収集運搬業の許可を取得しているかどうかも重要です。

まとめ

要らなくなった電球は、自治体回収が可能ですが、燃えないゴミ・有害ゴミ・資源ゴミなど種類によって異なります。一辺が30cm以上の大きな電球は粗大ゴミ扱いになるため、処分方法も変わることに注意しましょう。自治体回収で処分する際は、ホームページ等でゴミの分類と処分方法を確認する必要があります。また、会社や工場で使用したものは産業廃棄物扱いとなるため、自治体回収ができません。産業廃棄物収集運搬業の許可を取得している業者へ依頼してください。未使用品・新品の電球は買取へ出せるので、処分費用を抑えたい方は買取を利用するといいでしょう。