なぜ部屋にカビが生えるのか? 知っておくべき対策と予防法は?

「部屋にカビが生えて困っている」「どんな対策をすればよいのか?」とお悩みではありませんか? 毎日掃除をしていても、環境によっては部屋にカビが発生してしまうこともあるでしょう。部屋の中にカビを発見すると、見た目の悪さはもちろんのこと、家族の健康にも影響するのではないかと心配になりますよね。

この記事では、部屋にカビが発生する原因や対処法・予防法などをまとめてご紹介しましょう。

  1. 部屋のカビはなぜ発生するのか?
  2. 部屋にカビが発生したときの対処法を紹介
  3. 部屋のカビを予防するポイントは?
  4. 部屋のカビに関するよくある質問

この記事を読むことで、部屋にカビが発生するメカニズムやおすすめの掃除方法・予防するためのグッズなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

 

1.部屋のカビはなぜ発生するのか?

部屋のカビは梅雨時期だけでなく、冬でも注意が必要です。カビの発生原因や発生しやすい箇所・知っておきたい注意点などをまとめました。

1-1.カビは空気中に存在する微生物の一種

カビは真菌と呼ばれる微生物の一種で、常に空気中に存在しています。「20~30℃の温度」「80%以上の湿度」「汚れやホコリなどの栄養」などの条件がそろうと出芽し、私たちの目に見える形に変化するのです。特に、梅雨時期は湿度が高くなるためカビが発生しやすい時期といわれています。しかし、最近は気密性の高い住宅が増えているため、冬でも結露しやすく、室内にカビが発生しやすいのです。

1-2.水回りや窓際・収納スペースなどに発生しやすい

部屋の中でも特にカビが発生しやすいのは、湿度が上がりやすく汚れやすい水回りや、空気の流れが悪い収納スペースなどです。また、結露が起こりやすい窓際にも発生しやすいでしょう。結露によってぬれたカーテンにもカビが繁殖してしまうと、風でなびくたびにカビの胞子が部屋中に飛び散ってしまいます。

1-3.部屋に発生するカビは主に4種類

カビにはさまざまな種類がありますが、部屋に発生しやすいのは主に「黒カビ」「青カビ」「ススカビ」「麹(こうじ)カビ」の4種類です。それぞれの特徴をご紹介します。

  • 黒カビ:結露が多い場所に生えるカビ。家中のどこにでも存在する
  • 青カビ:パンやミカンなどに発生することが多い。壁やクロスに発生することもある
  • ススカビ:非常に強い力を持っており、アレルギー性鼻炎の原因にもなる
  • 麹カビ:湿度が低く乾いた場所でも繁殖する。味噌(みそ)やしょう油などにも使われている

1-4.カビを放置するのは危険

室内のカビを放置すると健康に大きな被害をもたらします。空気中に浮遊したカビの胞子を吸い込むことでアトピーやアレルギーの原因になることもあるのです。特に、免疫力が弱い子供や高齢者がいる家庭ではより注意が必要になるでしょう。また、カビ汚れは放置すればするほど落ちにくくなるため、早めの対処が必要です。

2.部屋にカビが発生したときの対処法を紹介

部屋にカビが発生してしまった場合の掃除方法やおすすめのグッズ・注意点をまとめました。

2-1.用意するものは?

カビを掃除する際に用意するのは、以下のようなものです。

  • ゴム手袋
  • マスク
  • ぞうきん
  • 中性洗剤
  • 消毒用エタノール
  • カビ取りクリーナー

2-2.軽いカビは中性洗剤とエタノールで拭き取る

軽いカビであれば中性洗剤とエタノールで落とすことができます。カビが発生している部分に中性洗剤を吹きかけ、数分置いてからぬれたぞうきんで拭き取りましょう。最後に除菌効果がある消毒用エタノールをスプレーしておくと再繁殖を防ぐことができます。

2-3.水回りのカビにはカビ取りクリーナーを

水回りの頑固なカビには、市販のカビ取りクリーナーを使うのがおすすめです。奥まで根が張っている場合は、カビ取りクリーナーを吹きつけてからラップでパックし、数時間放置するとよいでしょう。最後にしっかり水で洗い流し、仕上げにエタノールで除菌してください。

2-4.カーテンは洗濯してからエタノールで除菌

カーテンは月に1回は洗濯をし、カビを取り除いてください。完全に乾いてからエタノールをスプレーすると除菌できます。普通の洗濯用洗剤ではカビを取り除くのが難しいため、漂白・消臭に加えて除菌の効果もある酸素系漂白剤を使って洗濯するとよいでしょう。

2-5.安全に掃除するための注意点は?

消毒用エタノールやカビ取りクリーナーを使用する場合は、いくつか注意点があります。まず、エタノールは引火の危険性があるため、火のそばでは使わないようにしましょう。また、カビ取りクリーナーを使用する際は、酸性タイプの洗剤と混ぜないよう注意してください。そのほかにも、以下のことに気をつけましょう。

  • 必ず換気をする
  • ゴミ手袋とマスクを着用する
  • 目立たない場所で試し、変色や変質がないか確認する

3.部屋のカビを予防するポイントは?

部屋にカビが生えないよう、普段から予防することも大切です。予防のポイントをご紹介しましょう。

3-1.基本は「こまめな換気」

カビ予防の基本は「こまめな換気」です。部屋を閉めきっていると空気の流れが悪くなり、高温多湿な環境になってしまいます。窓を開けるなどして換気すれば、室内の湿度を下げることが可能です。できれば1日に3~4回は10分程度窓を開け、換気するようにしてください。また、空気の流れを作るために、最低でも2箇所以上の窓を開けるようにしましょう。

3-2.ホコリをためないことも大切

部屋の隅や家具のすき間などにホコリがたまっていると、カビの栄養源になります。普段からしっかりホコリを取り除いておきましょう。ホコリは人の動きで舞い上がるため、朝起きてすぐや帰宅直後など、床に落ちているタイミングで掃除するのがおすすめです。

3-3.除湿器や除湿剤を活用する方法も

こまめな換気が難しい場合は、除湿器や除湿剤を活用する方法もあります。洗濯ものを部屋干しするときなどに除湿器を使うと、湿度が上がるのを防ぐことができるでしょう。また、クローゼット内に除湿剤を入れておけば、衣類にカビが生えるのを防ぐ効果があります。

3-4.結露を発見したらすぐ拭き取る

結露を放置すると、窓周辺のカビにつながります。結露を発見したらできるだけすぐ拭き取るようにしましょう。特に、室内外の温度差が大きくなる冬場は注意が必要です。

4.部屋のカビに関するよくある質問

「部屋に発生したカビを何とかしたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.浴室にカビが生えやすいのですが、どうすれば予防できますか?
A.入浴後、シャワーでシャンプーや石けんカスを洗い流し、浴室全体に冷水をかけて一気に温度を下げてください。換気扇は24時間回しておきましょう。

Q.クローゼット内のカビ対策にはどのようなものがありますか?
A.こまめに扉を開けて換気する・ぎゅうぎゅうに収納しない・床にすのこを敷いて通気性をよくするなどがおすすめです。

Q.窓の結露を予防するグッズはありますか?
A.結露防止用のシートやスプレー・吸水テープなどが販売されているため、活用するとよいでしょう。

Q.除湿剤の代わりになるアイテムにはどのようなものがあるのですか?
A.重曹や炭・新聞紙などに湿気を取る効果があります。靴箱や洗面所など、湿気が気になる場所に置くとよいでしょう。

Q.雨の日でも窓を開けて換気したほうがよいですか?
A.雨の日は屋外も湿度が高いため、窓を開けないほうがよいでしょう。窓を開けて換気するのは空気が乾燥している晴れの日がおすすめです。

まとめ

部屋にカビが発生する原因やカビ対策・予防のポイントなどをまとめてご紹介しました。気密性の高い現代の住宅は、室内にもカビが生えやすいといわれています。カビを放置すると肺炎やアレルギーの原因にもなるため、なるべく早めに対処できるよう、対策を考えておきましょう。