老後の引っ越しに備えよう! 知っておくべき引っ越しの基礎知識!

老後に引っ越しを検討する方が増えてきています。しかし、老後に住み慣れた家を離れ引っ越すのは大きな賭です。中には今住んでいる家の売却も考えている方もいるでしょうから、そのような方にとっては特に失敗が許されません。本当に引っ越しをするべきなのか、引っ越しをしてメリットはあるのかなど、考えがまとまらずに困ってることでしょう。そこで、今回は老後の引っ越しに関して解説します。

  1. 老後の引っ越しのタイミングとメリット・デメリット
  2. 老後の引っ越しをする前にやるべきこと
  3. 老後の引っ越しで出る荷物をどう処理すればいいの?
  4. 老後の引っ越しに伴う不用品処分を依頼する方法
  5. 老後の引っ越しに関するQ&A

この記事を読めば老後の引っ越しに関する基礎知識を学ぶことができます。老後の生活に後悔を残さないためにも、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

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1.老後の引っ越しのタイミングとメリット・デメリット

この項目ではどのようなタイミングで引っ越すべきなのかや、実際に老後に引っ越した際に起こりうるメリットとデメリットをご紹介します。

1-1.引っ越しのタイミング

1-1-1.子供の独立

子供が独立すると部屋があまってしまいます。1~2人暮らしなら何部屋も部屋をあまらしていても無駄ですし掃除をするのも大変です。そこで、自宅を売却して、1~2人暮らしに適した広さのマンション・アパートに引っ越す方が増えてきています。

1-1-2.家の老朽化

日本は災害大国です。毎年必ず大型台風が日本の各地を襲い、数年に1回は大地震が発生します。さらに、夏は猛暑で冬は厳冬と1年をとおして寒暖差が大きいこともあり、建物には大きなダメージが蓄積されやすい環境です。20~30年もたてば外壁がひび割れや家の傾きなど、さまざまな不具合が発生するようになります。こうなると、安全面や快適さの面であまり良い状態とは言えません。もしかしたら、大災害で命に関わることもありますから、老朽化しているようなら検討に値するタイミングと言えます。

1-1-3.バリアフリー

老後、気になることと言えば身体能力の低下ではないでしょうか。膝や腰を痛めると、ちょっとした段差が障害となります。特に、車いす生活の方にとっては生活そのものを困難にしてしまうことでしょう。このようなことから、近年は老後に備えてバリアフリーの家に引っ越しを検討する方が増えています。

1-1-4.介護施設

年をとってくると認知症や身体的な問題によって、介護なしには生活できなくなる場合があります。デイケアなどを利用して自宅に住み続ける方がいる一方、まだ問題が起きてなくても将来を考えて老人ホームなどに入居する方も近年は増えているようです。

1-2.老後に引っ越すことのメリット・デメリット

1-2-1.税金が安くなったり高くなったりする

小規模住宅用地(200㎡以下の土地)は資産評価額が6分の1、一般住宅用地(200㎡を超える土地)では資産評価額が3分の1に軽減されます。たとえば、200㎡の土地の評価額が1,800万円だった場合、小規模住宅用地になり資産評価額は6分の1の300万円です。ここに「標準税率」の1.4%をかけると、42,000円となります。これを、仮に180㎡で土地価格が1,200万円の土地に引っ越した場合、200万×1.4%=28,000円となり、14,000円ほど土地の固定資産税が安くなるわけです。
しかし、固定資産税は建物にもかかります。建物の場合は新しいか古いかが大きく関係するため、狭い土地に引っ越しても建物が新築の場合は元に住んでいた場所よりも高くなる可能性もあるでしょう。もちろん、新しい家なら老朽化などの心配もなく安心できるので、この部分をデメリットと考えるかどうかは人それぞれです。

1-2-2.管理が簡単になる

1~2人の生活に適した広さの家に引っ越せば掃除などの管理の手間が軽くなります。老後は体力的にも広い家全体を管理するのは大変なので、大きなメリットとなるでしょう。ただし、広さに余裕がない家だと、今後子供夫婦と一緒に住んだり人を泊めたりできないことなどが難点です。

2.老後の引っ越しをする前にやるべきこと

無計画に引っ越しをしても後悔する結果になってしまうことがほとんどです。老後の引っ越しは人生のターニングポイントですから、計画を立ててから行いましょう。

2-1.スケジュールの立て方について

一番簡単なのはカレンダーや手帳を利用してスケジュールを決める方法です。人にもよりますが、引っ越しは1か月程度の準備期間を要します。何日に何の作業を行うのかを事前に記入しておけばスムーズに引っ越しを行えるでしょう。また、現在何の準備が完了していて何がしていないのかを一目で把握しやすくなります。

2-2.引っ越し先を決める

最初にしなければいけないのは引っ越し先を決めることです。引っ越し先を決める際には、どんな家に住みたいのかを明確にしてから選びましょう。たとえば、身体的な理由でバリアフリーの家を求めるのか、老後の生活資金のために安い家を求めるのか。建物の形態はマンションなのかアパートなのか一軒家なのか、あるいは施設なのかなどを事前にしっかりと吟味しておきましょう。

2-3.家の売却・貸し出しについて検討する

平成27年5月26日に「空き家対策特別措置法」が制定され、空き家に対する取り締まりが厳しくなりました。そのため、空き家のまま放置しておくのは得策ではありません。老後の生活を豊かにするためにも、積極的に売却するか貸し出すことをおすすめします。

2-4.お金を用意する

引っ越しには何かとお金が必要となります。さらに、怪我(けが)や病気に備えて手元にお金を残しておく意味も含めて、改めて自分の身の回りの財産を整理することは大切です。たとえば、年をとって使わなくなった服飾品や車・バイク、楽器などを売却してみましょう。

2-5.ものの整理をする

老後の引っ越しをするとなると、多くの方はこれまで住んでいた家よりも狭い家に引っ越す方が多いでしょう。そうなれば、当然収納スペースも狭くなるため、これまで収納できていたものが入らなくなってしまいます。ですから、引っ越し前には、引っ越し先の広さを考えて事前にものを減らしておくことが大切です。本当に必要なものとそうでないものを仕分け、不要なものは積極的に処分しましょう。

3.老後の引っ越しで出る荷物をどう処理すればいいの?

引っ越しの際に出る荷物は多くの方の悩みの種でしょう。この項目では引っ越し荷物についてお話しします。

3-1.老後の引っ越しの問題点

老後の引っ越しで問題となるのが以下のような点です。

  • 荷物が多い
  • 体力の低下
  • 判断力の低下

3-2.自力で引っ越しする際のポイント

老後に自力で引っ越しをするのは大変です。以下のようなポイントを押さえて慎重に行いましょう。

  • 長時間作業を避ける
  • 子供や孫がいれば手伝ってもらう
  • スケジュールよりも自分の体を優先して作業する
  • 家具などの重いものは宅配便を使う
  • 無理だと思ったらプロに依頼する

3-3.引っ越しをプロに依頼するメリットについて

3-3-1.不用品の仕分けや処分までしてもらえる

多くの引っ越し業者は不用品の仕分け作業から処分まで行っています。自分で仕分けして処分するのは手間なので、これを代行してもらえるのは魅力です。

3-3-2.労力・時間を節約できる

業者なら作業員が数人がかりで作業をしてくれるので、スピーディーに引っ越しが進みます。自力でやる場合に比べて何倍も早く作業が終わるでしょう。また、労力を消費しないですむので、年配者にはとても大きなメリットと言えます。

4.老後の引っ越しに伴う不用品処分を依頼する方法

引っ越しの際に出る不用品は処分に困りますよね。特に老後の引っ越しとなれば、これまでの人生で蓄積した不用品の量もたくさんあるはずです。そこで、この項目では不用品の処分方法についてご紹介します。

4-1.どこへ依頼すればいいの?

4-1-1.自治体

基本的には自治体に処分してもらうのが安上がりです。可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミはすべて無料で処分してもらえますし、粗大ゴミも数百円~数千円で処分してくれます。ただし、自治体は回収日が決まっていたり夜間には対応してなかったりと融通が利かないのが難点です。

4-1-2.不用品回収業者

自治体で処分するのが困難な場合には不用品回収業者を利用するのもおすすめです。不用品回収業者なら分別する必要がありませんし、何より日時に融通が利きます。ただし、不用品回収業者は回収費用が高くなりがちです。出張費用などが関係して数千円~数万円になることもあるので、処分するものが少量の場合には向いていません。大量に処分品がある場合に利用しましょう。

4-2.不用品回収業者の選び方

4-2-1.創業から長く続いている

不用品回収業者を名乗るために必要な資格や許可は特に存在しません。簡単に開業できてしまう一方、差が付けづらいため廃業する業者も多い業種です。その中で、長く続いている業者は多くの顧客から信頼されていることの証明となります。

4-2-2.料金体系を明記している

料金がどのぐらいかかるのかを分かりやすくホームページに記載している業者は一定の信用がおけるでしょう。また、電話やインターネットから依頼する際にも、料金について真剣に説明・相談してくれるかも確認しておくことが大切です。

4-2-3.ブログやSNSが定期更新されている業者

しっかりとした業者はブログやSNSを使って自社のアピールをします。自分の会社に自信があるからこそできることなので、自分たちの仕事に責任を持ってやっていることがうかがえるでしょう。

4-3.業者を選ぶ際の注意点

4-3-1.飛び込み営業をしてきた業者は利用しない

飛び込み営業とは、事前のアポイントメントなしに突然自宅にやってきて「不用品を回収しますよ」などと営業をかけてくることを言います。真っ当な業者は絶対に飛び込み営業はしません。飛び込み営業をするような業者は、普通の営業方法では顧客を獲得できないと言っているようなものです。何かしらの問題を抱えているか、悪徳商法をしている可能性があります。

4-3-2.完全無料に気を付けよう

時々「完全無料」をうたい文句にしている業者がありますが、詐欺(さぎ)の可能性があるので気を付けましょう。ただし、必ずしも詐欺というわけではありません。たとえば、電化製品は無料で回収している業者が多くいます。これは電化製品が比較的リセールしやすいことや、製品に含まれるレアアースや貴金属を取り出して利益にすることができるからです。このように、確たる理由がある「無料」は比較的安心できます。ホームページなどを確認して、なぜ無料で回収できるのかを確認しましょう。

5.老後の引っ越しに関するQ&A

Q.やってはいけない老後の引っ越しはありますか?
A.都会に住んでいる方に多いのですが、田舎に引っ越すのは止めた方がいいでしょう。老後は体力が低下するので移動手段の乏しい場所は大変です。また、田舎では病院が近くにないことも多いので、病気や怪我のしやすい老後の移住先としては向いていません。

Q.業者見積もりにお金はかかりますか?
A.引っ越し業者も不用品回収業者も、多くの場合は無料で見積もりを行っているので気軽に依頼してください。

Q.業者とのトラブルに発展したらどうすればいいですか?
A.基本的には国民生活センターに相談すれば良いでしょう。国民生活センターは行政が運営する機関なので、安心して相談してください。また、明らかに違法行為をされた場合は、警察に相談するのも良いでしょう。

Q.おすすめの引っ越し先はありますか?
A.マンションが人気です。マンションなら1~2人で暮らすのにちょうど良い広さですし、防犯面でも一軒家よりも優れています。さらに、一軒家に比べて安いケースが多いのも人気の理由です。

Q.老後に賃貸物件を借りられますか?
A.近年、孤独死などで部屋が事故物件になってしまうケースが多いことから、老人は歓迎されない傾向にあるのは事実です。しかし、最近は高齢者向けの賃貸物件を提供しているところもあるのでさほど心配する必要はないでしょう。

まとめ

今回は老後の引っ越しに関する情報をご紹介しました。老後の引っ越しを失敗すると、残りの人生を楽しく過ごせません。後悔しないためにも、引っ越し前にはしっかりと計画を立てましょう。また、現在住んでいる家・土地・荷物などの処分について検討することも大切です。今後の人生に不用だと思うものは、この機会に処分してしまいましょう。ぜひ、今回の情報を有効活用して、引っ越しを成功させてくださいね。