エレクトーンを買取に出す正しい手順は? 廃棄だと数十万円の大損も!?

エレクトーンの本体価格は、ものによっては100万円を超えるものもあります。そのため、中古品でも数十万円の価値が付くことは珍しくありません。古いからと言って単純に廃棄すると、大損する可能性もある楽器です。

そこで、今回はエレクトーンの買取についてご紹介します。正しい売却方法を学んで、大損しないようにしましょう!

  1. 不要になったエレクトーンは買取に出せる?
  2. エレクトーンを売却する前に確認しておくべきこと
  3. エレクトーンはどこで買い取ってもらえばいいの?
  4. エレクトーン売買に関するQ&A

この記事を読むことでエレクトーンを売却する方法を知ることができます。エレクトーンは高価な楽器ですから、損しないためにもぜひ参考にしてください。

 

1.不要になったエレクトーンは買取に出せる?

まずは、エレクトーンの中古需要がどのようなものなのか、そして、どのようなエレクトーンが買取の対象になるのかを探っていきましょう。

1-1.買取対象になるエレクトーンは?

一般的に買取対象になるのは発売から10年以内のものです。10年以上たっているものは性能的に劣る上、経年劣化による故障のリスクも高まるため需要が高くありません。買取業者からすると不良在庫になる可能性が高いため値段が付きにくいのです。
また、10年以内のものであっても状態が悪いと買い取ってもらえづらくなります。たとえば、どこかが破損していたり、一部の鍵の反応が悪いなどの不具合があったりすると要注意です。

1-2.人気のメーカー

電子オルガンの人気ブランドと言えば、圧倒的にヤマハのエレクトーンとなります。エレクトーンはヤマハの発売している電子オルガンの商標です。ほかにも、カワイが出しているドリマトーンという電子オルガンにも一定の人気があります。ローランドやテクニクスなどでも似たような製品がありますが、やはりエレクトーンに比べると需要が低いのが実情です。

1-3.エレクトーンの買取価格相場はどのぐらい?

エレクトーンと一口に言っても、製品のグレードによって値段は大きく違います。ヤマハのエレクトーンを例にすると、現行で一番安いELB-02の正規価格が18万円なのに対し、一番高いELS-02Xは158万円です。エレクトーンの中古買取価格は、一般的に正規価格の30%前後となりますから、ELB-02なら6万円程度、ELS-02Xなら60万円程度になるでしょう。ほかの現行モデルはこれらの中間の価格になります。
ただし、年式の古いモデルは30%とはいきません。たとえば、ELSシリーズの前身となるELシリーズは1991~2004年にかけて発売されたモデルです。ELシリーズで最も古い機種は91年3月に発売されたEL-90・EL-70・EL-20の3機種となります。中でもEL-90は定価が125万円もする最上位機種でしたが、現在ではほぼ価値がありません。状態が良いものでも2,000円前後の価値が付けば良い方です。そのため、ELシリーズの前にはEシリーズもありますが、こちらに関しては値が付かないでしょう。

2.エレクトーンを売却する前に確認しておくべきこと

エレクトーンを売却する前にはいくつか確認しておかなければならないことがあります。怠ると損することになるので注意してくださいね。

2-1.品番などの確認方法

鍵盤の下や背面に品番・型番・年式などの書かれたシールが貼ってあるのでそちらから確認しましょう。

2-2.データについて

エレクトーンを演奏する際に使われるレジストデータは、一般的に著作権保護を目的としたプロテクトがかけられています。このため、パソコン上でのデータ移行ができません。ですので、データを移行させる際には専用ソフト(ミュージックソフトダウンローダーなど)を使いましょう。

2-3.付属品について

キーカバー・補助ペダル・ヘッドホン・説明書・専用段ボールなどといった付属品があるかないかも重要な査定要素です。売却の際にはできるだけそろえた方が良いでしょう。

2-4.高価買取のポイント

2-4-1.プロフェッショナルモデルかどうか

ヤマハのエレクトーンは通常上鍵盤49+下鍵盤49+ペダル鍵盤20で構成されています。しかし、より多くの音に対応するために上鍵盤61+下鍵盤61+ペダル鍵盤25のプロフェッショナルモデルも発売されているのです。プロフェッショナルモデルのエレクトーンの方がグレードが上なので査定額も高くなるでしょう。

2-4-2.人気モデル

ELSシリーズやELCシリーズは人気があるので高値が付きやすくなります。また、ELSシリーズの前身となるELシリーズも買取対象になりますが、ELSなどに比べると値段は格段に低くなるでしょう。

2-4-3.発売してからあまり時間がたっていない

どんなに状態が良くても十年落ちなどの古い製品は性能的に新しいものに劣ります。また、経年劣化によって故障するリスクも高まるため、安く買いたたかれたり値段が付かなかったりするでしょう。発売されてから新しい製品であればあるほど、買い取ってもらえる可能性が高くなります。

2-4-4.バイタライズユニットがあるかどうか

バイタライズユニットとは、下位モデルに取り付けることで上位モデルにグレードアップすることのできるグレードアップ機器のことです。当然、バイタライズユニットが取り付けられていれば、その分だけ査定額もアップします。型番だけで判断しないように気を付けましょう。

2-5.運搬について

ELC-02のように運搬可能なモデルもありますが、一般的なエレクトーンは重量が重く運搬には適しません。さらにサイズも大きいので、自分で運ぶのは大変です。リサイクルショップや中古楽器店などに自ら持ち込む予定なら、事前に軽トラックと人手を用意しておかなければいけません。

3.エレクトーンはどこで買い取ってもらえばいいの?

エレクトーンを買い取ってもらうにはいくつかの方法があります。それぞれの特徴を押さえ、自分に合った方法を選びましょう。

3-1.中古楽器店に持ち込む

中古楽器店に持ち込むのが売却方法としてはオーソドックスです。さらに言うなら、エレクトーンやキーボードを専門にしている業者だとより良いでしょう。中古楽器店なら専門知識が豊富なので、適正な価格で買い取ってくれるのが最大のメリットです。ただし、お店によっては自宅まで引き取りに来てくれないことがあります。自分で持ち込まなければいけないこともあるので、事前にお店側に確認するなどして注意しておきましょう。

3-2.不用品買取業者を利用する

最近人気が高まりつつある不用品買取業者を利用するのも一つの手です。不用品回収業者はタイプが2つに分かれています。不用品全般を扱う業者と楽器や電子機器を専門にする業者です。楽器を専門に取り扱っている業者ならエレクトーンに関する知識もあるので適正な査定が期待できるでしょう。また、不用品買取業者は自宅まで出張してくれることが多いですし、宅配や持ち込みにも対応しています。さらに、早朝や深夜などにも利用可能な業者もあることから、選択肢が広いのがメリットと言えるでしょう。

3-3.オークションやフリマサイトで売る

オークションやフリマサイトで売る方も増えてきています。オークションのメリットは競売によって値段がつり上がりやすいこと、フリマサイトは自分で自由に値段を付けられることがメリットです。ですから、普通の業者に売っても値段が付かないようなEシリーズのエレクトーンなどでも思わぬ高値が付くことがあります。ただし、どちらも出品作業・落札者との交渉・クレーム対応・荒らし対応・梱包(こんぽう)作業など、非常に手間がかかるのが難点です。

4.エレクトーン売買に関するQ&A

Q.査定にお金はかかりますか?
A.業者によって異なりますが、査定自体に値段はかかりません。ただし、出張査定の場合は出張代金がかかる場合があります。

Q.データ移行ソフトは有料ですか?
A.一般的には無料配布しています。たとえば、ヤマハのミュージックソフトダウンローダーはこちらから無料でダウンロードが可能です。

Q.業者を選ぶポイント​
A.業者を選ぶ際のポイントは、前述したように楽器を取り扱っているかどうかです。知識のないリサイクル業者に依頼すると価値が分からず、本来は数万円で買い取ってもらえるものが、逆に数万円の処分費用を払わされることもあります。また、不用品買取業者の中には悪徳業者も紛れているので注意が必要です。業者ホームページを確認し、古物商(中古売買に必要な許可)を有しているかを確認しましょう。

Q.おすすめの買取業者はありますか?
A.楽器買取No.1などは中古楽器買取業界でも有名なお店です。楽器買取No.1はエレクトーンだけでなくドリマトーンやローランド製電子オルガンなども扱っているため、ほかの業者より高く査定してくれるでしょう。

Q.買い替える際に気を付けたいこと
A.新しく買ったエレクトーンはなるべく大事に使うようにしましょう。状態の良さは中古査定額に直結する要素ですので、将来的に再度買い替える可能性があるならなるべく良い状態にしておくことが大切となります。普段から拭き掃除などをすることはもちろん、タバコを近くで吸わないようにすることも重要です。タバコを近くで吸うとヤニが付着して黄ばみ、嫌な臭いもこびりついてしまいます。

まとめ

今回はエレクトーンの買取に関する情報をご紹介しました。エレクトーンは子供の習い事として人気が高いだけでなく、最近ではYouTubeなどで自分の演奏を気軽に披露できることなどもあって大人にも人気があります。中古品の需要も高いので中古楽器店やネットオークションなどを利用して売却することも十分に可能です。今回の記事を参考にして、思い出のエレクトーンを上手に売却してくださいね。