
自動車整備用工具を買取に出す方法は? 買取条件や高く売るコツ
「自動車整備に使う工具が不要になったが、捨てるのはもったいないので買取してほしい」と思っている人はいませんか? 自動車整備に使う工具は高価なものも多く、「中古でも一定の需要があるのではないか?」と考えている人もいるでしょう。しかし、自動車整備に使う工具ならば何でも買取してもらえるわけではありません。
そこで今回は、中古でも需要のある自動車整備工具の特徴や、買取方法を紹介します。
この記事を読めば、自動車整備工具を高価買取してもらうコツもよく分かるでしょう。工具を売却したいと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.自動車整備工具の中古市場や買取事情
はじめに、工具の中古市場の状況や買取可能な工具の特徴を紹介します。
1-1.自動車整う工具とは?
自動車の整備に使う工具には、レンチやニッパー・ドライバーなどたくさんの種類があります。自動車整備専用の工具もありますが、そのほかの工事に流用できるものも豊富です。また、単品でも販売されていますが、自動車整備に必要な工具がすべてそろった工具セットも人気があります。工具メーカーでは、KTCやスナップオン・マックツールなどが有名です。
1-2.自動車整備工具の値段について
自動車整備に使う工具は、一般用のものとプロ用のものがあります。一般用のものは1つ数千円とお手ごろ価格ですが、使い勝手や耐久性はプロ用のものより劣るでしょう。一方、プロ用の工具は1つ1万円を超えるものも珍しくありませんが、長い間使うことができます。自動車整備士の中には、高価な工具セットを限界まで使う人も多いでしょう。このほか、インパクトレンチやインパクトドライバーなど、コンプレッサーにつなげて使う電動工具も高価です。
1-3.工具の中古市場について
自動車整備に使う工具の中で、中古でも需要があるものは限られています。一般用の工具は元値がそれほど高くないので、中古よりも新品が欲しいと考える人が多いでしょう。一方、プロは高価な工具を大事に使う人が多く、中古の需要はあまり高くありません。しかし、インパクトレンチなどコンプレッサーにつないで使う電動工具は中古でも高い需要があります。そのため、「電動工具ならば買取可能」というリサイクルショップが多いでしょう。
1-4.買取可能な工具と買取が難しい工具の違い
前述したように、一般向けのお手ごろ価格の工具は中古の需要が低いため、買取が難しいでしょう。具体例をあげると、ホームセンターで購入できる工具です。また、プロ用の工具であっても破損があるものや劣化の激しいものは買取が難しいでしょう。一方、中古でも需要があり買取可能な工具は、以下のようなものです。
- インパクトレンチなどの電動工具
- スナップオンやマックツールなど名の知れたメーカーの工具セット
- 使用感の少ないプロ用の工具
特に、出力の大きい電動工具は高値買取が期待できます。
2.自動車整備工具の買取依頼方法
この項では、自動車整備工具の買取方法を紹介します。
2-1.工具の買取を行っているショップは?
自動車整備用の工具は、工具専用のリサイクルショップで買取してくれます。ショップによって買取できる工具が異なるので、まずはサイトを確認してみましょう。ショップによってはサイトに買取強化している工具を記載しています。
一般的なリサイクルショップでは、工具の買取が不可というところもあるので、注意しましょう。ただし、例外的に全国にチェーン展開している質屋、「大黒屋」では電動工具の買取をしています。
2-2.工具を高く査定してもらうコツ
工具は、不要になったらすぐに売却しましょう。特に、電動工具は時間がたつほど価値が下がります。査定してもらう前にさっと汚れを拭き取り、外箱・説明書などの付属品をできる限りそろえておきましょう。新品に近い状態であるほど高値がつきやすくなります。工具セットの場合は、欠品がないことが買取条件というショップもあるでしょう。なお、買取相場は元値の1~3割程度です。
2-3.買取方法
電動工具の査定・買取方法は店頭買取と宅配買取が一般的です。店頭買取とは、ショップに査定希望の工具を持ち込む方法で、査定額がすぐに分かり、交渉もしやすいでしょう。ただし、店舗まで持っていく手間がかかります。宅配買取とは、宅配便を利用してショップに査定希望の品を送る方法です。日本全国から利用できるのがメリットですが、査定額が分かるまで時間がかかります。
また、買取が不成立だった場合工具の返却に送料がかかることもあるでしょう。どちらの買取方法を選ぶか、メリット・デメリットをよく考えて決めてください。
3.自分で買い手を探す方法
ネットオークションやフリマサイトを利用すれば、工具の買い手を自分で探すことができます。オークションやフリマサイトでは、一般用の手ごろな価格な工具もたくさん出品中です。たとえば、内装剝がしやパネル剝がしの工具、レンチやドライバー単品などがあります。元値の1割~2割の値段設定が相場で、ネットオークションサイトでは1円スタートのものも豊富です。
フリマサイトでは、数百~数千円で出品されているものが多いでしょう。出品する際は、工具の名前・メーカー・用途・状態を詳しく記載し、写真と共に載せておけば買い手がつきやすくなります。大型の工具を出品する際は、送料をあらかじめ調べておきましょう。一般の工具と混同しないよう「自動車用」と明記しておくことが大切です。
4.自動車整備用工具の買取に関するよくある質問
この項では、自動車整備用の工具の買取に関するよくある質問を紹介します。
Q.しばらく使っていない工具でも買取可能ですか?
A.電動工具ならば、動作に問題ないならば大丈夫でしょう。一度査定に出してみてください。
Q.工具が汚れていますが、査定に影響はありますか?
A.工具は使えば汚れるので、それほど影響はありません。破損や摩耗(まもう)の状態の方が厳しくチェックされます。ただし、査定前にできるだけきれいにしておいてください。
Q.電動工具は大型のものほど高値で売れるでしょうか?
A.はい。その傾向があります。
Q.フリマサイトとネットオークションの違いは何ですか?
A.フリマサイトは出品者が値段を決め、その値段に納得した人が早いもの勝ちで買取を申し出ます。一方、ネットオークションは出品者は最低落札価格を決めたら、買取希望者が入札をしていき一番高い値段をつけた人が落札するのです。フリマサイトのほうが、早めに契約がまとまりやすいでしょう。
Q.古い工具は買取不可ですか?
A.電動工具は発売から20年以上たったものは買取が難しいケースが多いでしょう。そのほかの工具は、一度査定に出してみてください。
まとめ
今回は自動車の整備に使う工具の買取事情などを説明しました。中古でも需要がある工具は限られていますが、電動工具ならば買取可能なものが多いでしょう。電動工具が不要になったという場合は、一度査定に出してみてください。