アンティーク時計の買取に出す方法を紹介! 中古でも需要が高い時計は?

アンティーク時計とは、懐中時計から1960年代に作られた機械式時計を指します。この頃の携帯式時計は高価だったので、財産として子や孫に受け継がれているものも多いでしょう。その一方で、「アンティーク時計を受け継いだが不要になった。可能ならば買取してほしい」と考えている人もいると思います。

そこで今回は、アンティーク時計の中古市場や売却方法などを解説しましょう。

  1. アンティーク時計の中古市場や買取事情
  2. アンティーク時計の売却方法
  3. アンティーク時計の売却先を探す方法
  4. アンティーク時計の買取に関するよくある質問

この記事を読めば、値段がつきやすい時計や買取が難しい時計の特徴なども分かります。アンティーク時計の買取を希望している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.アンティーク時計の中古市場や買取事情

はじめに、アンティーク時計の定義や中古市場の状況を紹介します。

1-1.アンティーク時計の定義

前述したように、アンティーク時計とは、1960年代製造までの機械式携帯時計(ゼンマイを巻いて時計を動かす方式)のことです。ただし、デジタル式の時計は1960年代に作られたものでもアンティーク時計に該当しません。この時代の時計は高価で、アクセサリーを兼ねているものもあります。そのため、財産として代々受け継いできたというケースも多いでしょう。

1-2.アンティーク時計の中古市場について

アンティーク時計は、コレクターズアイテムやアクセサリーとして人気があります。また、オメガやロレックスなどの人気ブランドのアンティーク時計は「高くても欲しい」と考えているファンも多いでしょう。そのため、中古品でも高価格で売買されるケースが珍しくありません。

1-3.高価買取が期待できるアンティーク時計の特徴

中古でも需要が高く、高価買取が期待できるアンティーク時計は以下のような特徴のものです。

  • オメガやロレックスなど有名ブランドの時計
  • 宝石や金などを用いてアクセサリーとしても使うことができる時計
  • 戦前に作られて保存状態のよい時計

なお、宝石や貴金属がふんだんに使われているアンティーク時計は、壊れていても宝石や貴金属として買取してくれるところもあります。また、業者によっては「壊れていても買取可能」なところもあるので、壊れていても一度査定に出してみる価値はあるでしょう。

1-4.買取が難しいアンティーク時計

アンティーク時計でも以下のようなものは、買取が難しくなります。

  • 劣化が激しく、見た目が著しく損なわれているもの
  • ノーブランドなもの
  • 宝石の脱落などがあるもの
  • 文字盤だけなど、欠損が激しいもの

2.アンティーク時計の売却方法

この項では、アンティーク時計の売却方法について解説します。

2-1.アンティーク時計を買取してくれるところは?

アンティーク時計は、貴金属店やブランド品を中心に買取や販売を行っている高級なリサイクルショップ、質屋などで買取を行っています。専門店もあるので、まずはインターネットで最寄りの店舗を探してみましょう。サイトを開設しているショップも多く、買取可能なアンティーク時計の例を写真つきで掲載しているところもあります。

2-2.査定額を高くしてもらうコツ

アンティーク時計を買取してもらう際は、ほこりなどをぬぐってできるだけきれいな状態で持っていきましょう。また、ギャランティカードや保証書・外箱などが残っているならば、一緒に持っていってください。そうすれば、査定額がアップする可能性があります。

2-3.買取方法や相場

アンティーク時計は、持ち込み買取が一般的です。事前予約ができる店舗もあるので、店内で待たされたくない人はメールや電話などで予約を取ってから査定してもらいましょう。アンティーク時計の買取相場は元値の1~4割程度です。元値が高く状態がよいものほど、高値買取が期待できます。

2-4.宅配買取は利用できる?

現在は、宅配便で買取希望の品物をショップに送って査定をしてもらう「宅配買取」を利用する人が増えています。アンティーク時計も宅配買取を行っているショップもあり、利用することは可能です。しかし、アンティーク時計は元値が高価なので、宅配事故に備えて任意の保険をかける必要が出てきます。また、信用できない業者なら、受け取ってから理由をつけて時計を返さないまま音信不通になるところもあるでしょう。ですから、宅配買取を依頼する場合は、実績豊富な信用できる業者にだけ依頼してください。また、値段がつかなかった場合や査定額に納得いかなかった場合のときの対処方法もあらかじめ問い合わせておきましょう。

3.アンティーク時計の売却先を探す方法

ネットオークションやフリマサイトを利用すれば、アンティーク時計の売却先を自分で探すことができます。ネットオークションを利用すれば、リサイクルショップで買取不可だったものでも買い手がつく可能性がある一方で、安価でないと売却できないこともあるでしょう。メリットだけでなくデメリットも十分に承知して出品しましょう。出品する場合は、メーカー・型番・状態・傷や汚れの有無を多方向から撮影した写真と共に記載しておけば、買い手がつきやすくなります。

4.アンティーク時計の買取に関するよくある質問

この項では、アンティーク時計の買取に関するよくある質問を紹介します。

Q.アンティークの置時計やかけ時計は買取してもらえないのでしょうか?
A.置時計やかけ時計も買取しているという業者ならば、買取してもらうことができます。骨とう品店や時計専門のアンティークショップなどで買取しているでしょう。

Q.18Kや14Kの時計ならば、壊れていても貴金属として買取可能ですか?
A.はい。純粋に金として買取してもらえる可能性があります。

Q.アンティーク時計があり買取希望ですが、メーカーがどうしてもわかりません。
A.業者に査定してもらえば分かるので、「メーカー不明品」として査定に出してみてください。

Q.アンティーク時計は出張買取を行っていませんか?
A.アンティークの腕時計は持ち運び可能なので、出張買取を行っている業者は少ないでしょう。持ち運びできない置時計やかけ時計を売却したい場合は、個別に問い合わせてください。

Q.普通の宅配便では、アンティーク時計は送れないのでしょうか?
A.送れますが、破損や紛失をした際の補償が十分になされないため、任意の保険をかけたほうが確実です。

まとめ

今回は、アンティーク時計の中古市場や売却方法などを解説しました。状態のよいブランド品のアンティーク時計であれば、売却可能なケースが大半です。また、貴金属や宝石がふんだんに使われているものならば、貴金属や宝飾品として売却することもできます。