
新築の掃除の仕方は? キレイに保つポイント・コツを詳しく解説!
新築の家に入居するとき、どんな掃除をするべきか知っているでしょうか。「新築だから掃除をしなくても入居できるのでは」と考えてはいけません。新築でも、想像以上に汚れていることがあるため、掃除をしてキレイにする必要があるのです。しかし、どんな場所をどんな方法で掃除するべきかよく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、新築の掃除の仕方について詳しく解説します。
この記事を読むことで、新築の掃除の仕方が詳しく分かり、いつでもキレイに保つことができるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.新築の掃除について
最初に、新築の掃除の基本を確認しましょう。
1-1.新築の掃除は必要?
新築でも、入居前の掃除は必要です。新築の家は、掃除が必要ないと考える人もいることでしょう。確かに、人が住んだことがない点では、生活による汚れは発生していない状態です。しかし、実際にはホコリなどの汚れが目立つこともあります。
また、工事中は、作業員が土足で上がり込むこともあるでしょう。業者が引き渡し前にハウスクリーニングを行うこともありますが、引き渡しから引っ越しまで日にちがあるときは汚れがたまりやすいので注意しましょう。
なお、新築の掃除は当初からの傷や落としきれない汚れなどのチェックにも役立ちます。気になる点は、スマホなどでもいいので画像撮影をして証拠を残しておきましょう。
1-2.新築の掃除のタイミングは?
新築の掃除は、引っ越しの荷物が届くまでに終える必要があります。具体的には、引っ越し予定日の数日前のタイミングで行いましょう。引っ越しの荷物を運び入れる前にキレイにしておけば安心です。忙しくてスケジュールの都合がつかないなどの場合は、業者に依頼することも考えましょう。
2.新築の掃除の仕方
新築の掃除の仕方を詳しく解説します。
2-1.掃除が必要な場所は?
新築の掃除が必要な場所は、主に以下のようなところです。
- 換気扇
- 棚・クローゼット
- キッチン
- トイレ・風呂
- 玄関
- リビング
2-2.新築の掃除で用意するもの
新築の掃除では以下のようなものを用意するといいでしょう。
- 掃除機
- フロアーワイパー
- ぞうきん
- 掃除用スポンジ
- 重曹
- 住宅用中性洗剤
- バケツ
- ゴミ袋
- マスク
- 手袋
- 靴下(すべり止めがついたもの)
2-3.新築の掃除方法や流れ
新築の掃除方法や流れを、主な場所別に解説します。
2-3-1.換気扇
換気扇は、新築のうちに汚れを取っておきましょう。普段掃除がしづらいところだからこそ最初が肝心なのです。特に、キッチンの換気扇は最初に掃除をし、汚れ防止のフィルムや換気扇カバーをつけることをおすすめします。
2-3-2.棚・クローゼット
棚やクローゼットの掃除も忘れてはいけません。引っ越し後、すぐに荷物を入れられるよう、ホコリや汚れを掃除しておきましょう。棚は、乾いたぞうきんやハンディーモップを使うと楽に掃除できます。クローゼットは、最初に湿気を追い出すためにすべて開放し、1時間程度放置してから中のホコリをふき取りましょう。
2-3-3.キッチン
キッチンは、まだ油汚れなどもなくキレイな状態です。ただし、シンクの排水口が汚れていることもあるのでチェックしてみてください。排水口の汚れは、重曹を使うとキレイになります。適量の重曹を汚れの部分に振りかけ、水を少量流して20分程度放置し、洗い流してください。
2-3-4.トイレ・風呂
トイレと風呂は、気持ちよく使い始めるためにもしっかり掃除をしておきたいものです。ホコリや手あかなどが気になる部分を中心にふき掃除をしましょう。作業日にトイレを使用した場合、その場でも簡単に掃除をすることがおすすめです。風呂は、50℃程度のお湯でバスタブや洗い場・壁に10分程度シャワーをかけると殺菌効果が期待でき、カビの発生も防ぐことができます。最後に、冷水シャワーをかけ、乾いたぞうきんで水気をふき取ってください。
2-3-5.玄関
玄関は、新築でもホコリや土汚れが目立つ場所です。キレイに掃除して、気持ちよく住み始める準備をしましょう。まずは、玄関を開放し、換気を確保してください。玄関の土間は、掃除機を使うと楽に掃除できます。靴箱は、乾いたぞうきんでふきましょう。
2-3-6.リビング
リビングは、フロアーワイパーを使用して、ホコリを除去しましょう。フロアーワイパーで落ちない汚れは、住宅用洗剤を水で薄めぞうきんにつけて固く絞り、ふき掃除をしてみてください。最後は、水気を残さないようにからぶきをして仕上げましょう。なお、扉の取っ手なども手あかがつきやすいので、忘れずにふいてください。
2-4.手早く効率よく掃除しよう
新築の掃除は、手早く効率よく進めることを第一にしましょう。入居前の掃除は、汚れが少ないため時間をかけなくてもキレイになります。限られた時間の中で掃除を進めるためにも、掃除の順番や内容をリストアップしながら進めるといいでしょう。時間配分を決めて作業すれば無駄がありません。
3.新築の家をキレイに保つ方法
新築の家をキレイに保つためのポイントや注意点を詳しく解説します。
3-1.新築の家をキレイに保つポイント
新築の家をキレイに保つには、以下のようなポイントに注意してください。
3-1-1.掃除をこまめにする
汚れが定着しないうちに掃除をしてください。こまめに掃除をすることが習慣になれば、少ない労力でキレイに保つことができるのでおすすめです。汚れは、放置すると変質して固まってしまい、落としにくくなってしまうので注意してください。
3-1-2.換気をよくする
新築の家は、特に換気をよくすることに気をつけましょう。最近の家は密閉性が高いため、湿気がこもりやすいものです。窓を開ける・換気扇を回すなどして、換気をしましょう。エアコンの除湿機能を使うのも効果的です。
3-1-3.必要以上にものを増やさない
必要以上にものを増やさないことも大切です。ものが多い状態では、どうしても掃除がしにくくなって汚れやすくなります。不用品を増やさず、必要なものだけにすることで、いつでもキレイな状態を保つことができるでしょう。
3-2.複数回に分けて掃除をしよう
新築の掃除は、複数回に作業場所を分けて対応しましょう。汚れが少なくても、広範囲にわたるため、1日では作業しきれないこともあります。また、複数回に分けて掃除をすればより丁寧に掃除をすることもでき、疲れもたまりにくいでしょう。家族が交代で対応するなどで、ひとりだけに負担がかからないようにするのもおすすめです。引っ越し作業に向けて、体力を温存できます。
4.新築の掃除に関するよくある質問
最後に、新築の掃除に関するよくある質問に回答します。それぞれ目をとおし、参考にしてください。
Q.新築の掃除と同時に行うといいことは?
A.害虫対策です。たとえば、ゴキブリ対策は、家具や家電の搬入前に行うと効果が高まります。新築でも、害虫は外部から侵入するため、早めに対策をしておくといいでしょう。
Q.新築の掃除中に気分が悪くなる原因は?
A.新築時の塗料の臭いや成分によって、気分が悪くなる・頭痛がする・吐き気がするなどの症状が出ることがあります。化学物質に敏感な体質の人は、反応しやすいので注意してください。新築の掃除を行うときは、窓や戸を開けて換気を確保することを忘れないようにしましょう。
Q.新築の掃除でも取れない汚れを見つけたらどうする?
A.まずは、現状を撮影して業者に連絡してください。業者の落ち度でついた汚れなら、無料ですぐに対応してもらえるはずです。そのためにも、スマホでもいいので画像撮影をしておくといいでしょう。撮影日時が記録されることで、きちんとした証拠になります。
Q.新築の掃除を業者に依頼するときの注意点は?
A.掃除内容と料金などについて、きちんと確認しておきましょう。あやふやなまま契約すると、後日トラブルになることがあります。最初に見積もりをもらい、業者の態度や対応の早さを確認することも忘れないでください。
Q.新築の掃除は引っ越しの何日前に終えておくべきですか?
A.特に決まりはありません。荷物の搬入に間に合うように掃除してください。ただし、引っ越し前日に掃除となると、何かとバタバタしてしまうのでおすすめできません。できるなら、2~3日程度前に終えておくと引っ越し当日を安心して迎えることができるでしょう。
まとめ
今回は、新築の掃除について詳しく解説しました。新築時にしっかり掃除をしておけば、快適に暮らし始めることができます。また、最初にきちんと掃除することで、気持ちの区切りもつくものです。まずは、どこにどんな汚れがついているかチェックし、適切な方法で掃除してください。新築は、生活していない分汚れも少ないので掃除が楽に進むことでしょう。掃除後もできるだけ汚れないように気をつければ、長い間キレイな状態を保つことができます。せっかく新築に入居するのですから、ぜひこの記事を参考に入居前の掃除をしてみてください。