
新婚の家電は何が必要? おすすめ家電リストと選び方・4つのポイント
新婚生活を始めるにあたり「どんな家電を買えばいいの?」とお悩みではないですか。夫婦2人で新しい生活をスムーズに始めるためには「絶対に必要な家電」があります。そして、それ以外にも「生活を豊かに・便利にするための家電」があり、夫婦のライフスタイルによっても異なるのです。
「自分たちにとって必要な家電とは何?」「家電はいつどこで買えばいいの?」とお悩みの方に向けて、ここでは新婚生活に必要な家電や選び方・購入方法などをまとめてみました。
この記事を読んでいただければ、家電選びのお悩みを解決できるでしょう。ぜひお役立てくださいね。
1.新婚に必要な家電・あるといい家電
結婚式・新婚旅行・引っ越し……何かと「物入り」なのが新婚生活です。特に家電は、いろいろなアイテムを買わなければならないのでお金がかかります。そこで、新婚に必要な家電・あると便利な家電・家電のサイズついてご紹介しましょう。
1-1.新婚に必要な家電の種類リスト
まずは、新婚生活に必要な家電をリストアップしてみました。
- 冷蔵庫
- 洗濯機(乾燥機付き洗濯機)
- 掃除機
- テレビ
- 炊飯器
- 電子レンジ(オーブンレンジ)
- エアコン(新居に備え付けではない場合)
1-2.必要な家電のサイズについて
前項で挙げた家具を購入するときに注意したいのが「サイズ」です。特に、大きな家電やキッチン家電は置く場所を事前に測り、設置可能なサイズを決めましょう。サイズの出し方は以下を参考にしてください。
- 冷蔵庫:冷蔵庫の裏は放熱スペースが必要なので壁にピタッと付けて設置はできない。冷蔵庫置き場のサイズを測り、余裕を持って置ける大きさの製品を選ぶ
- 洗濯機:洗濯機置き場の縦(たて)×横のサイズだけではなく、蛇口までの高さも測る
- 電子レンジや炊飯器:置く場所を決めて設置可能なサイズを出す。(放熱スペースも計算に入れること)
- テレビ: 薄型液晶テレビは「テレビ画面の高さの3倍」、4Kテレビは「テレビ画面の高さの1.5倍」が最適な視聴距離。テレビを設置する場所と見る場所の距離を測り、最適なサイズを決める
1-3.新婚にあると便利な家電とは
前項でご紹介した「必要な家電」以外にも、より生活が豊かになったり暮らしやすくなったりする「あると便利な家電」があります。リストを挙げてみましょう。
- 食器洗い乾燥機:家事の時短が必要な共働き夫婦にぴったり
- 電気ケトル:忙しい朝、あっという間にお湯が沸かせる
- 電気無水鍋:カレーなど煮込み料理が短時間でできる
- 空気清浄機:花粉やPM2.5対策に。お子さんができてからも使える
- 高機能トースター:朝食こだわり派に人気
- コーヒーメーカー:コーヒーこだわり派に人気
2.新婚の家電の選び方・購入場所・金額について
新婚用の家電を選ぶポイント・購入場所・1人暮らし用家電の相場などをご紹介します。
2-1.選び方のポイント
新婚用の家電を選ぶときに大切なポイントを挙げてみましょう。
2-1-1.最初に予算を決める
最初に「家電に使う予算」を決めましょう。というのも、楽しい新婚生活の始まりにウキウキして、買い物のときにはテンションが上がってしまうからです。無駄なものまで買ってしまわないように、「予算以上の製品は買わない」とルールを決めておけば選択肢も絞られるので迷いも少なくなります。
2-1-2.ライフスタイルを想定する
家電を買う前に、2人のライフスタイルをどうするか話し合ってください。ひとくちに新婚生活といっても、カップルによってライフスタイルはさまざまです。たとえば、夫も妻もフルタイムで働く場合は、食器洗い乾燥機や仕込みだけすればすぐに料理ができる電気無水鍋など「時短」になる家電が役に立つでしょう。ライフスタイルを想定して、それに合った家電を選ぶことが大切です。
2-1-3.数年先の将来も考慮に入れる
結婚後2〜3年で子どもを予定している場合は、2人用の家電ではなく少し大きめのファミリーサイズを購入するのもおすすめでしょう。特に、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は買い替え時の設置や処分なども大変です。最初から余裕のあるサイズを購入したほうが後々楽でしょう。
2-1-4.新居の間取り図を作る
家電を購入する前に、新居の間取り図を作りましょう。そして、部屋やドアのサイズ・家電を設置する場所のサイズ・コンセントの位置などを書き込みます。家電を配置したときの様子が想像しやすくなるので購入する際に参考になるでしょう。
2-1-5.主な家電の選び方の目安
「必要な家電」を選ぶときには、以下を目安にしてください。
- 冷蔵庫:2人用なら310L〜、数年後に子どもができることを想定するなら400L〜の大きさを
- 洗濯機:シーツやケットなど大物も洗うので 3〜5人用(6〜8Kg台)がおすすめ。また、大きさだけではなく、省エネ性・静音性・消費電力・使用水量なども要チェック。共働きの場合は乾燥機付き洗濯機も便利
- 掃除機:吸引力の強さを求めるならキャスター式の紙パック方式、収納に便利でコンパクトさを求めるならスティックタイプのコードレスなど、使い勝手を考える
- 炊飯器:余裕を持って3.5合〜5.5合炊きがおすすめ
- 電子レンジ:単純に料理の「温(あたた)め」しかしないのならシンプルな電子レンジを。料理に活用したいのなら、多機能スチームオーブンレンジなどがおすすめ
2-2.家電はどこで購入するか?
家電は、主に以下の場所で購入できます。
- 大手家電量販店、電気店
- 通信販売サイト(家電メーカー・家電店・総合通販サイトほか)
- リサイクルショップ
- インターネットオークションやフリマサイト
2-3.家電の金額相場はどれくらい?
家電は、メーカー・機種・年式などによって金額が大きく異なります。一般的な「新婚用家電」の金額の目安をご紹介しましょう。
- 冷蔵庫:310L〜400L(6万台〜15万円台)
- 洗濯機:6〜8Kg(6万台〜8万円台)
- 掃除機:紙パックキャスター式(3万円代〜)
- 電子レンジ:単純に温めるタイプ(1〜2万円台)・高機能タイプ(7〜8万円台)
- 炊飯器:3.5合〜5.5合炊(3〜5万円台)
2-4.家電を選ぶときの注意点
新居にはいろいろと新しい家電をそろえたくなるものです。けれども、気分だけで買い物をしてしまうと「失敗した!」と後悔することも少なくありません。
最初は自分たちに「最低限必要なものだけ」を買うようにしましょう。生活を送りながら、本当に自分たちにとって必要なものは何かを考えてください。また、家具やインテリア雑貨とのコーディネートも考えながら選びましょう。
3.新婚の家電をお得に購入する方法
できれば、なるべく家電は安く買いたいですよね。そこで、ここではお得に家電を買う方法をご紹介しましょう。
3-1.セット販売を利用する
家電量販店などでは、「新生活」に必要な家電をセットにして販売しています。また、インターネットの通販サイトでは中古家電のセット販売を行っている店もあるので探してみましょう。
セット販売は、お得な価格で1度に必要なものがそろえられるというメリットがあります。ただし、セット内容が決まっているので自由に選べない・種類が少ないなどのデメリットもあるので慎重に比較検討してください。
3-2.家電を買うタイミングとは
家電は安くなる時期があります。その時期に合わせて家電をそろえるのもおすすめでしょう。家電量販店がセールを行うのは以下の時期です。
- 決算時期:2・3月、8・9月の決算時期
- 年末年始
また、新機種が発売される前にはそれまで新しかった機種が「型落ち製品」になり値段が安くなります。新機種がリリースされる目安は以下の時期です。
- 冷蔵庫:10月ごろ
- 液晶テレビ:3〜5月・9〜10月ごろ
- ドラム式洗濯機:10〜12月ごろ
- 縦(たて)型洗濯機:4〜6月ごろ
- 掃除機:4〜6月ごろ
- 炊飯器:6〜9月ごろ
- オーブンレンジ:5〜9月ごろ
新製品発売時期の直前・直後の月は「狙い目」です。量販店のチラシやホームページなどをこまめにチェックしてください。
3-3.アウトレット・中古家電
大手の家電量販店などでは、アウトレットや中古の家電を販売しています。お店によっても異なりますが、アウトレット品とは旧モデルの新品で、中古品は買取りをしたものを洗浄・点検した製品が主です。お得に家電を手に入れることができるでしょう。購入するときは、設置・配送費、保証期間や修理の条件などを確認してください。
3-4.レンタル家電とは
最近では、家具を購入せずにレンタルする人も増えてきました。レンタル家電とは、その名のとおり家電セットをレンタルするサービスで、使用期間に応じて料金を支払います。レンタル家電は以下のような新婚夫婦におすすめでしょう。
- 本当に気に入った家電を買いたいのでそれまでの「つなぎ」として使用したい
- すぐに今の住まいから引っ越すのでそれまでの期間だけ使用したい
- 新居をリフォーム中なので完成するまで借りたい
レンタル業者はいろいろあります。借りられる家電の種類や料金、設置・配送料の有無などを比較検討してから借りるようにしましょう。
4.新婚の家電〜よくある質問〜
新婚用の家電に関するよくある質問をご紹介しましょう。
Q.夫婦ともに「食」にこだわりたいタイプなので食生活が豊かになる家電を選ぼうと思います。おすすめはあるでしょうか。
A.野菜や肉魚など食材の鮮度を長期間キープでき、容量が多い冷蔵庫がおすすめです。また、高機能炊飯器やトースターは毎日の主食がワンランクアップします。さらに、くん製作りも楽しめる、煙の出ないロースター・多機能ホットプレート・本格的なコーヒーを楽しめるコーヒーメーカーなども人気のあるキッチン家電です。
Q.2人とも1人暮らしだったので、まだ使用できる1人用家電がだぶっています。どうしたらいいですか?
A.結婚生活は何かとお金がかかるので、どちらかの家電をそのまま使用してはいかがでしょう。浮いたお金を「新しく購入する必要がある家電」に回すことができます。また、使用可能な家電は廃棄しないでリサイクルショップや不用品回収業者に買取を依頼するのもおすすめです。
Q.家電のレンタル料金はどれくらいなのでしょうか。
A.業者によって家電の種類や料金はさまざまです。業界ナンバーワンとされている業者の例を挙げると、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・テレビの基本4種類セットが1か月27,000円ほどとなっています。
Q.料理が好きなので「多機能電子レンジ」を買おうと思いますが何年持つか心配です。
A.一般的に、電子レンジの寿命は10年といわれています。ただし、こまめに掃除をする・カラのまま作動させない・長時間の連続使用は避けるなど使い方に気を付ければ寿命より長持ちさせることも可能でしょう。
Q.共働きなので時短ができる家電を探しています。
A.「時短ができる」と、共働きの新婚夫婦に評判の家電は以下のものです。
- 食器洗い乾燥機
- 電子ポット
- 衣類スチーマー
- 洗濯乾燥機
- 多機能電子レンジ
- ロボット型掃除機
まとめ
新婚生活に必要な家電や選び方、購入場所、購入方法などの情報をご紹介しました。新婚生活は、家電だけではなく家具や生活雑貨など何かとそろえなくてはならないものが多いのでお金がかかりますよね。そして、気分的には一気に必要なものをすべてそろえて新しい生活を始めたいと思う人も多いでしょう。
けれども、家電はとりあえず必要なものだけ先に買い、後は少しずつ生活のリズムをつかみながらそろえるほうが失敗しません。本当に気に入った家電を少しずつそろえ、徐々に自分たちの生活ができあがっていくのを楽しんでくださいね。