車のエアコンが臭い原因は? 嫌な臭いを解消する方法とポイント

「車のエアコンをつけるたびに嫌な臭いがする」「車内の嫌な臭いに耐えられない」など、車のエアコンの臭いで悩んでいる方が多いのではないでしょうか。車内は密閉状態なので、エアコンをつけて出てくる嫌な臭いは耐えられませんよね。特に、雨の日は換気もできず、運転に集中できなくなってしまいます。いったい車のエアコンから出る悪臭は何が原因なのか、どうすれば消すことができるのでしょうか。本記事では、車のエアコンが臭い原因とその対処法について解説します。

  1. 車のエアコンが臭い~その原因は?
  2. 車のエアコンが臭い~掃除方法は?
  3. 車のエアコンの臭い~対策方法は?
  4. 車のエアコンの臭いに関してよくある質問

この記事を読むことで、車のエアコンが臭くなる原因と、その対処法・対策が分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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1.車のエアコンが臭い~その原因は?

臭いから解放されるためには、臭いを発している大元を把握しておかなければなりません。ここでは、車のエアコンの構造と、臭くなる原因を追及していきましょう。

1-1.車のエアコンの構造を知ろう!

頻繁に使う車でも、意外と多くの方がエアコンの構造を把握しきれていません。基本的に、カーエアコンの構造はシンプルで、液体が蒸発する際に熱を奪う気化熱を利用しています。カーエアコンは、フロンガスの気化によりガスが入った管が熱伝導で冷え、その冷えた空気をファンによって車内に送る仕組みです。実は、カーエアコンの嫌な臭いは、風を送るための「ファン」や、液体を蒸発させる「エバポレーター」が関係しています。

1-2.車のエアコンが臭う原因は?

タバコなどさまざまな原因がありますが、主な原因は「カビ汚れ」から出ている悪臭です。ファンやエバポレーター・ヒーターコア放熱機器などにこびりついた雑菌やカビが臭いを放ち、そのまま車内に漂ってきています。なぜカビができるのかというと、エアコンを使うと外気温との差で、エアコンの部品の中に水滴が発生し結露するからです。さらに、その結露にホコリなどが付着すると、カビだけでなく雑菌も繁殖してしまいます。つまり、臭いを消すためには、部品についている雑菌とカビを取りのぞかなければなりません。

1-3.放置するとどうなるのか?

臭いが悪化すると同時に、健康にも悪影響をおよぼすおそれがあります。換気装置肺炎や夏型過敏性肺炎・気管支喘息(きかんしぜんそく)・アレルギー性鼻炎など、カビが原因とされる病気はさまざまです。特に、赤ちゃんや幼児は敏感に反応するため、早急の対応が必要でしょう。嫌な臭いを放置することだけは絶対にNGです。

2.車のエアコンが臭い~掃除方法は?

それでは、カーエアコンの臭いを除去する掃除方法を紹介します。

2-1.主な掃除方法は?

カビと雑菌が付着しているエアコンの部品を掃除する方法です。部品の中でも、特に汚れが付着しやすい「エバポレーター」の掃除方法を解説しましょう。

2-1-1.必要なもの

エバポレーターの掃除に必要なものは「エバポレータークリーナー(洗浄液)」だけです。車の販売店やディーラー・ホームセンター等で手に入ります。普段お世話になっているディーラーがあれば、どのエバポレータークリーナーを使えばいいのか尋ねると良いでしょう。ディーラーが使用しているクリーナーは洗浄能力が抜群です。ただし、カーショップでは販売していないものもあるため、幅広い種類から選択したい方は、ネットで購入することをおすすめします。

2-1-2.エバポレーターの掃除方法

エバポレーターを直接掃除する方法ではなく、ファンの部分にクリーナーを注入し、ファンの力でクリーナーをエバポレーターへ送るという掃除方法となります。エバポレーターはファンの奥にあるため、直接掃除するのはとても難しいからです。では、以下の手順で掃除を進めましょう。

  1. エンジンを停止し、助手席のグローブボックスを開けて、左側にあるボックスを支えるためのダンパーステーをはずす(指を引っかけて手前に引っ張ると簡単にはずれます)
  2. グローブボックスを左右に動かしながら、両方の奥にあるストッパーをはずす
  3. グローブボックスをはずし、中央付近にあるエアコンフィルターのカバーをはずす
  4. 中に入っているエアコンフィルターを引っ張って取り出す
  5. エバポレータークリーナーに付属されている細いホースを缶の吹き出し口に設置する
  6. ホースをステー(固定するための金具)に装着し、エアコンフィルターの入り口部分に両面テープで固定する
  7. エンジンをかけてエアコンを設定する(吹き出し口を上部、室内循環、1番低い温度設定、風量を最大、エアコンスイッチをオフに設定)
  8. 各吹き出し口が全開になっているか確認したら、クリーナーを噴射する
  9. 噴射後3分間待ち、すべて噴射されたらクリーナーを取りはずす
  10. エアコンのスイッチだけをオンにして約5分間ほどまわし続ける
  11. 待っている間にエアコンフィルターをもとに戻し、カバーやグローブボックスなどはずしたものをもとの位置に戻して完了

2-2.エバポレーター掃除の注意点

エアコンフィルターをはずすとファンが見えると思います。エンジンをかけるとファンが回転し危険なので、絶対に指を入れないようにしてください。また、クリーナーとつながっているホースは、きちんとファンの中央に届くくらいの長さと位置に固定しなければなりません。ちゃんと固定しなければ、クリーナー噴射時にあちこち飛び散ってしまうことになります。もし、エアコンフィルターが汚れている場合は、新しいフィルターに交換するのも大切なポイントです。

2-3.プロに依頼する場合は?

自分で掃除をすると費用が節約できますが、具体的なやり方が分からないまま作業を始めるのは危険です。イマイチ掃除方法が分からない場合は、プロに依頼したほうが良いでしょう。ここでは、プロに掃除を依頼する際の方法について説明します。

2-3-1.依頼先はどこか?

車を購入したディーラーや、カー用品店またはガソリンスタンドでエアコンクリーニングが依頼できます。車の定期点検など、お世話になっているところがあれば、そこに依頼すると良いでしょう。長い付き合いがある場合は、割引してくれる可能性があります。

2-3-2.主な費用、洗浄方法は?

店舗によって、主な費用と洗浄方法が異なります。たとえば、ディーラーの洗浄方法は、セルフクリーニングと同じ要領で行う洗浄と、高圧洗浄機などプロの道具を使用した洗浄の2種類です。ガソリンスタンド等では、フィルターの交換はしても、エバポレーターの洗浄は受けつけていないところもあります。そのため、事前に確認したほうが良いでしょう。また、気になる費用は、セルフクリーニングと同じ要領で行う洗浄が約5,000~6,000円、高圧洗浄機などを使用した方法が約1万円となります。あくまで目安となるため、費用に関しても事前の確認が必要です。

3.車のエアコンの臭い~対策方法は?

エアコンの臭いが発生したときの応急処置と、対策方法を紹介します。

3-1.自分でできる応急処置

とりあえず今すぐに臭いを何とかしたいときは、以下の手順を試してみてください。

  1. 「A/C」ボタンを切る
  2. 設定温度を1番高くする
  3. 風量最大に設定し、窓を開けて換気しながら10分程度そのままにする

以上の手順で応急処置をする際は、必ず窓を開けて換気することがポイントです。全開にする必要はありませんので、雨の日でもできます。エアコンの風と一緒にカビ・ホコリが出てくるので、外に逃がさなければなりません。しかし、この応急処置はあくまで一時的なもので、根本的な臭いの除去ができるわけではないことを理解しておいてくださいね。

3-2.消臭グッズの使い方、効果は?

なるべくお金をかけずに臭いを除去したいときは、消臭グッズを活用しましょう。簡単にできる方法として、「スチーム消臭エアコン用」を使用した例を以下にまとめました。ぜひ参考にしてください。

  1. エアコンの吹き出し口のスイッチを正面、内気循環、最低温度、風量最大の設定をする
  2. 約5分間エアコンをかけっぱなしにした後、スチーム消臭箱の底面にあるボタンを強く押す
  3. スチーム消臭箱を逆さにしたまま、助手席の足元中央に置く
  4. 10分間エアコンをかけたまま、ドアと窓を閉めて放置する
  5. 放置した後、3分間エアコンをかけたまま、ドアと窓を開けて換気する

ほかにも、短時間で消臭できる「エアコン消臭スプレー」、防カビ抗菌成分が含まれている「防カビスプレー」などがあります。これらの消臭グッズを活用することで、一時的な効果が期待できるでしょう。

3-3.主な予防法をチェック!

カーエアコンの臭いを防ぐためには、殺菌とカビを発生させないことが大切です。定期的な車のメンテナンスを心がけましょう。できれば、1年に1回のエアコンフィルターを交換してください。車検項目に入っていないので見落としがちですが、ディーラーによっては無料交換サービスを実施しているところがあります。特に、走行距離が多い方、山道などを走る機会が多い方は入念なメンテナンスが必要でしょう。また、定期的に車内の掃除をするのも大切な予防法です。

3-4.自分で難しい場合はプロに依頼する

セルフクリーニングが困難な場合、臭いの原因が分からない場合は、プロにお任せしたほうが安心です。特に、輸入車はセルフクリーニングが困難な可能性が高いので、費用がかかってもプロに任せたほうが良いでしょう。無理に自分でクリーニングをすると、方法を誤ってしまい、故障につながるおそれがあります。逆に費用が高くかかることになるため、プロに任せてください。

4.車のエアコンの臭いに関してよくある質問

車のエアコンの臭いに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.エバポレーター洗浄はどのくらいの頻度でするべきか?
A.エバポレータークリーナーの効果は、約1年間と記載されているものがほとんどですが、キレイな状態を維持し続けるための理想頻度は年に2回です。1回目は冷房を使い始める5月ごろ、2回目は冷房を使い終わる9~10月ごろの2回に分けて、エバポレーターを洗浄しましょう。定期的な洗浄を心がけることで、カビの発生を防ぐことができます。

Q.カビを発生させない裏技はあるのか?
A.エアコンをかけたままエンジンを切ると、エバポレーターに付着した水滴にカビが発生してしまいます。そのため、車から降りる前にヒーターを数分かけてください。エバポレーターの水滴を素早く乾燥させることができるので、カビの発生を抑えることができます。ただし、アイドリングが必要となるため、エコの視点から見ると躊躇(ちゅうちょ)してしまう方法といえるでしょう。あくまで裏技なので、絶対に効果があるというわけではありません。

Q.エアコンフィルターの交換は自分でできるのか?
A.ディーラーやカー用品店などで自分の車に合ったフィルターを用意すれば、自分でもエアコンフィルターの交換ができます。ただし、交換の仕方は車種ごとに異なるため、取扱説明書をきちんと確認しておかなければなりません。方法がよく分からない方は、プロに依頼したほうが良いでしょう。エアコンフィルター交換費用は、約1,000~4,000円となります。

Q.セルフクリーニングをする前に確認すべきことは?
A.ほとんどの車のエバポレーターはグローブボックスの裏側にありますが、車種によっては異なるところに配置されている可能性があります。また、エアコンフィルターの有無も関係しているため、セルフクリーニング前に確認してください。また、ハイブリットカーはエアコンにセンサーがついていることがあるので、セルフクリーニングは難しいでしょう。

Q.プロの業者に依頼する際の注意点は?
A.業者によって、エアコンクリーニングの方法と費用が異なります。個人経営の修理店の中には、高額な費用を請求するところがあるため、事前に費用と洗浄方法を必ず確認しましょう。不安な方は、大手のディーラーやカー用品店などに相談することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか? 車のエアコンが臭くなるのは、「カビ」が主な原因です。応急処置をしても、原因となるカビを除去しなければ悪臭が漂い続けることになるでしょう。最近の車には、エアコンフィルターがついているので、新しいフィルターに交換することで臭いの除去につながります。フィルターがない場合は、車の修理専門店などに相談してください。