冷蔵庫の嫌な臭いを解消する方法は? 脱臭のコツとポイントをご紹介

食材を保管する「冷蔵庫」の中は、さまざまな臭いが入り混じっている状態です。冷蔵庫を開けると、嫌な臭いが漂ってくるという方が多いのではないでしょうか。そんな臭いが漂う中で、口に入るものを保管したくはありませんよね。では、どうすれば嫌な臭いが取れるのでしょうか。本記事では、冷蔵庫が臭くなる原因や、解消方法について解説します。

  1. 冷蔵庫が臭くなる原因は?
  2. 冷蔵庫臭の解消方法は?
  3. 冷蔵庫の臭いが消えない場合の対処法
  4. 冷蔵庫の臭いに関してよくある質問

この記事を読むことで、冷蔵庫の嫌な臭いを解消する方法とポイントが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.冷蔵庫が臭くなる原因は?

まずは、冷蔵庫内にどんな臭いが漂っているのか把握することが大切です。また、効果的な消臭ができるよう、臭くなる原因もチェックしておきましょう。

1-1.どんな臭いが漂っているのか?

冷蔵庫は、さまざまな食材の臭いが入り混じっている状態です。特に、臭いがキツい食材は、冷蔵庫の臭いをさらに強烈にさせる原因となります。また、定期的な掃除をしていないと、雑菌が繁殖することになるのです。冷蔵庫内に漂う臭いは食材から出るものだけでなく、冷蔵庫内の雑菌から漂う臭いもあります。

1-2.冷蔵庫が臭う原因は?

消費期限切れや腐ってしまった食材を放置することで、強烈な腐敗臭が漂います。腐った食品の汁が冷蔵庫内にこぼれると、雑菌が増え、さらに臭いが強くなるというわけです。また、キムチ・生魚・カレーなど臭いのキツい食べものも悪臭を発生させる原因となります。臭いが強烈な食品は、臭いが出ない方法で保存しなければなりません。ほかにも、掃除不足・カビの繁殖・冷蔵庫の故障など、臭う原因はさまざまです。

1-3.冷凍庫の場合は?

冷凍庫の臭いは、食品自体の臭いと庫内の汚れによる臭いが主な原因です。キムチなど臭いが強烈な食材を冷凍庫内で凍らせていると、臭いがこもってしまいます。料理などからこぼれた汁を放置すると臭いを発するようになり、さまざまな食品の臭いが入り混じって嫌な臭いになるのです。また、冷凍庫には霜を水で流すためのパイプが通っており、そのパイプが何かしらの原因で詰まると異臭が発生することがあります。

1-4.臭いを放置するとどうなるのか?

放置するほど強烈な臭いとなり、冷蔵庫内が不衛生な状態になってしまいます。口に入れる食べものを保存する場所だからこそ、常に衛生面には気をつかわなければなりません。また、強烈な臭いが発生するだけでなく、雑菌も繁殖することになります。新鮮な食材を保管しても雑菌まみれになってしまうでしょう。

2.冷蔵庫臭の解消方法は?

では、どうすれば冷蔵庫の臭いが解消できるのでしょうか。おすすめしたい解消方法をいくつか紹介します。

2-1.冷蔵庫を掃除する

まずは、冷蔵庫内をキレイに掃除するところから始めましょう。なぜなら、冷蔵庫の臭いの主な原因は、食べものの臭いやこぼした汁などが冷蔵庫内の壁や部品に染みついているからです。食べものの臭いは「アルカリ性」の成分がほとんどなので、「酸性」の性質を持っている「クエン酸」を活用してください。

<必要なもの>

  • 清潔な布
  • クエン酸

<掃除の手順>

  • 掃除前に、水200ccとクエン酸小さじ1杯を混ぜてクエン酸水を作る
  • 冷蔵庫内の食材をすべて取り出す
  • 冷蔵庫内の取り外せない壁・パッキンなどを、クエン酸水で濡らした布で拭く
  • 冷蔵庫内の取り外せるケース・板・製氷皿・卵ラックなどを取り外し、1度水道水でよく洗う
  • クエン酸水を浸した布で拭き、最後に水拭きをして完了

冷蔵庫内にこびりついた汚れがなかなか取れない場合は、食器用中性洗剤を使ってください。水で薄めた食器用中性洗剤にぞうきんを浸し、固くしぼってから拭けば、ある程度の汚れを取りのぞくことができるでしょう。

2-2.消臭剤を設置する

簡単な解消方法は、消臭剤を入れることです。スーパーマーケットや薬局で販売されている消臭剤を冷蔵庫内に設置すれば、嫌な臭いを中和してくれるでしょう。消臭剤は悪臭成分と中和する消臭成分が含まれているのです。「備長炭(びんちょうたん)」は消臭効果が高いといわれており、悪臭成分を吸い込んで放さない作用をもっています。消臭効果が高い冷蔵庫専用の消臭剤を選びましょう。

2-3.除菌も忘れずに!

掃除だけでは、目に見えない雑菌やカビ菌を完全に取りのぞくことができません。そこで、掃除後に必ず除菌をしてください。除菌・殺菌にはアルコールまたはクエン酸がおすすめです。市販のアルコールスプレーを冷蔵庫内に吹きかけた後、乾拭きをしてください。ただし、冷蔵庫の種類によっては、アルコール使用不可の機種もあるため、事前に説明書などで確認することが大切です。

2-4.臭いがキツい食べものは密封容器に入れる

臭いがキツい食べものは、漏(も)れないように密封容器に入れて保存しましょう。タッパー・ジップ付きポリ袋など代表的な密封容器にはポリエリレンが使われていますが、通気性があるので臭いの成分が冷蔵庫内に漂ってしまいます。臭いが強烈な食べものは、ガラス製・ステンレスなど金属製の容器がおすすめです。金属製は臭いを密封するだけでなく、容器自体への臭いも移りにくい特徴をもっています。

2-5.おすすめのグッズ、洗剤は?

消臭効果が期待できる「重曹」も、冷蔵庫の掃除・消臭に適しています。重曹を使う場合は、クエン酸と同じく、水100ccに対して小さじ1杯分を混ぜた重曹水を作ってください。汚れが気になる部分に重曹水を吹きかけて、数分間放置すると汚れが浮かんできます。また、ゴムパッキンの部分は、綿棒を使って内部に溜(た)まったホコリをかき出しましょう。ほかにも、冷蔵庫専用のさまざまな掃除グッズが100円均一ショップでも手に入るので、ぜひ店舗でチェックしてみてください。

2-6.冷蔵庫の臭い対策は?

臭い対策としておすすめしたいのが「脱臭剤」です。掃除・除菌をした後は、脱臭剤を設置しておきましょう。脱臭剤は、掃除で取りのぞき切れなかった悪臭を取りのぞいてくれます。新しい臭いが冷蔵庫内に染みつく予防にもなるでしょう。さまざまな種類の脱臭剤がありますが、炭を使用した「活性炭」がおすすめです。活性炭は脱臭効果が強く、効果が落ちたと感じたときには水洗いをして乾かすと復活します。

3.冷蔵庫の臭いが消えない場合の対処法

どんな方法を試してみても臭いがなかなか消えない場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

3-1.プロに依頼する

「冷蔵庫内を掃除したけど臭いが取れない」「脱臭剤を置いても残る」という場合は、プロの清掃業者に依頼するのも方法の1つです。プロの業者は掃除の専門家なので、冷蔵庫内の汚れと臭いを徹底的に除去してくれます。冷蔵庫クリーニングサービスを実施している業者なら、高い消臭・除菌効果が期待できるでしょう。中には、安全性の高いエコ洗剤などを使用しているところもあります。ただし、サービスを利用する際は、掃除方法と見積内容を細部まで確認することが大切です。あくまで目安ですが、5,000~10,000円程度で依頼できるでしょう。

3-2.よくある故障の症状は?

なかなか取ることができない臭いは、冷蔵庫の故障が関係している可能性があります。パルプの詰まりや、ガス漏れなど不具合が起きている場合は、新しい冷蔵庫に買い替えたほうが良いでしょう。故障の内容によっては部品交換で済むケースがありますが、コンプレッサーなど基盤が故障しているケースは買い替えとなります。以下に、よくある故障の症状をピックアップしたので、現在の状態と見比べながらチェックしてください。

  • 日に日に臭いが強くなってきている
  • 冷蔵庫の温度が高い気がする
  • 食材が冷えなくなった
  • 氷ができない
  • 冷蔵庫の側面・背面が熱くなる
  • 異音がするなど

3-3.新しい冷蔵庫に買い替える

冷蔵庫は8~10年経過したときが買い替え時期だといわれています。8年以上使用しているなら思いきって新しい冷蔵庫に買い替えたほうが良いでしょう。最近の冷蔵庫には、脱臭・消臭機能がついているタイプがあります。脱臭フィルターによって、食品から発生する浮遊臭を吸着させ、臭い分子を分解・脱臭する機能です。最新機能の冷蔵庫に買い替えれば、臭いの悩みから解放されるでしょう。

4.冷蔵庫の臭いに関してよくある質問

冷蔵庫の臭いに関してよくある質問を6つピックアップしてみました。

Q.冷蔵庫の排気口付近が臭い原因は?
A.「冷蔵庫の排気口付近から嫌な臭いがする」という場合は、蒸発皿に原因がある可能性があります。冷蔵庫は冷却時に霜が発生し、その霜が溶けた水を受け止めるために、冷蔵庫の下や裏側部分に「蒸発皿」が設置されているのです。しかし、この蒸発皿に食品からの汁が混じると、悪臭が排気口付近から発生することになります。もし、蒸発皿が取り外せるタイプなら、中性洗剤などで洗いよく乾かしてから再度取りつけてください。取り外せないタイプなら、専門業者へ依頼しましょう。無理に外してしまうと、壊れるおそれがあるので要注意です。

Q.カビの繁殖を防ぐポイントは?
A.冷蔵庫内のカビの繁殖も臭いの原因となるため、カビの繁殖を防ぐのも消臭につながります。大切なのは、カビが生える前に食材を消費することです。もしカビてしまった場合は、すぐに捨ててください。そのまま放置すれば、カビの胞子(ほうし)が散らばり、冷蔵庫自体にカビが生えてしまいます。また、定期的な掃除も必要です。

Q.どのくらいの頻度で掃除すべきか?
A.定期的な掃除を3か月に1回くらいの頻度で行ってください。掃除する日をあらかじめ決めておくと、食材の整理もしやすくなるのでおすすめです。そして、定期的に行う大がかりな掃除に加え、毎日のこまめなお手入れを心がけましょう。たとえば、固くしぼったタオルで冷蔵庫内のトレイを拭く、食べものの汁で汚れたときは素早くキレイにするなどです。こまめなお手入れをしておけば、大がかりな掃除も楽になりますよ。臭いで悩まされることもありません。

Q.活性炭の代わりになるものはあるのか?
A.焙煎(ばいせん)したコーヒー豆にも脱臭効果が期待できます。家でコーヒーをいれることが多い方は、捨てずに活用してください。コーヒー豆や乾燥済みのでがらしを、空(あ)き瓶などの容器に入れて通気性がある布で瓶の口をふさぎます。瓶が冷蔵庫内で倒れても中身がこぼれないように、口にはヒモや輪ゴムでしっかり止めておきましょう。

Q.防臭につながる冷蔵庫の使い方は?
A.冷蔵庫内にたくさんの食材を詰め込んでいませんか? ギュウギュウに詰め込んでしまうと、食品同士の臭いが混じり合い、冷蔵庫内に染みついてしまうおそれがあります。臭いを発生させないためには、なるべく収納に余裕をもたせることが大切です。冷蔵庫は庫内の冷気を循環させることで食材を保存しています。たくさん収納するほど冷却効率が悪くなるため、食材もすぐに傷んでしまうでしょう。

Q.食べかけの料理や、下ごしらえしてある食材を保存する場合の注意点は?
A.ラップを使うことが多いと思いますが、その上から「アルミホイル」でおおってください。ラップの上からアルミホイルでおおえば、気体を通しにくい性質から臭い漏れを防ぐことができるのです。また、下ごしらえした食材は、ラップで包んで保管するのではなく、保存容器に入れたほうが臭い防止になるでしょう。さらに、購入時のパック状態のまま保存すると、冷蔵庫内に臭いが放出されてしまうのでNGです。保存容器やファスナー付きの透明袋などに入れて保管しましょう。

まとめ

いかがでしたか? 冷蔵庫内に漂う嫌な臭いは、保存している食材や食べカス・汁などの汚れ・雑菌・カビなどが主な原因となっています。これらの汚れを放置すると、臭いがさらにひどくなり、雑菌も繁殖し不衛生な環境になるので要注意です。まずは、冷蔵庫内をキレイに掃除し、除菌をしてください。後は、臭いのキツいキムチ・カレーなどをきちんと容器に入れて密封し、脱臭剤を設置することで消臭できるでしょう。ただし、どんな方法をしても臭いが消えないことがあります。その場合は冷蔵庫の故障が関係しているため、専門業者に依頼し確認してもらったほうが良いでしょう。臭いを解消する前に、何が原因で臭いが発生しているのか突き止めてくださいね。