スプリングクリーニングとは? 春に大掃除をする利点やコツをご紹介

春は大掃除に適した季節です。冬は寒くて部屋の換気もままならなかったという方も多いでしょう。暖かい季節になり、汚れも緩み落としやすくなっています。また、新学期や新生活を迎えるにあたり、掃除を徹底的に行って、気持ちを新たに過ごそうという方もいるのです。春の大掃除は、スプリングクリーニングと呼びます。スプリングクリーニングを実行して、家の中を心地良い空間にしましょう。

今回は、スプリングクリーニングについてご紹介します。

  1. スプリングクリーニングとは?
  2. スプリングクリーニングにはメリットがいっぱい!
  3. スプリングクリーニングでそろえたい道具
  4. スプリングクリーニングの方法
  5. スプリングクリーニングでよくある質問
  6. まとめ

この記事を読むことで、スプリングクリーニングについてよく分かります。コツや手順などを覚え、春の大掃除に役立ててください。

1.スプリングクリーニングとは?

そもそも、スプリングクリーニングとは何かを探っていきましょう。

1-1.スプリングクリーニングとは?

日本では、大掃除は年末にするものというイメージが強いですよね。しかし、アメリカなど欧米では春から初夏の暖かい時期に行う大掃除が定番となっています。というのは、欧米では石炭を使った暖房を用いる家庭が多く、冬に蓄積したすすを春になってから掃除していたため、春の大掃除が定着しました。日本でも、気候がよくなり、活動しやすい春を選んで掃除をする人が増えています。

1-2.冬の間に溜(た)まったほこりを取り除く

冬は窓を開放する機会が少ないものです。スプリングクリーニングの目的は、冬に溜(た)まったほこりや淀(よど)んだ空気を一掃することにもあります。気持ちのいい空気を取り入れ、部屋の大掃除を行えば、心機一転して頑張ろうという気持ちにもなれるでしょう。

1-3.スプリングクリーニングにおける最近の傾向

冬の大掃除が、日本では定番です。しかし、最近では、春に大掃除をする人も増えてきており、定着しつつあります。冷たい水を使った掃除で辛(つら)い思いをせず、暖かい気候で体を動かすのも気分のリフレッシュになるでしょう。外回りや屋外の掃除も積極的に取り組むことができ、スプリングクリーニングにはメリットがたくさんあります。春の大掃除を実践することにより、年末の掃除が楽になるという声もあるのです。

2.スプリングクリーニングにはメリットがいっぱい!

前述にて、スプリングクリーニングのメリットについて触れました。より詳しく見ていきましょう。

2-1.気候

スプリングクリーニングを実践するのは、4月ごろが多いと思います。春は暖かくなり、冬に固まっていた汚れも緩みやすいため、掃除がとても簡単になるでしょう。水温も上昇し、水仕事もしやすい時期です。窓を開放したまま掃除をしても、冷えることがありません。

2-2.タイミング

4月前後の新生活を始めるころが、スプリングクリーニングには適しています。というのは、新生活を始める時期は引っ越しなどを伴う場合も多く、家中の汚れや不用品を一掃するタイミングとしていいからです。これまでに使ってきた荷物の整理なども掃除を行ったら、掃除と断捨離を同時に行うことができます。

2-3.冬の汚れを落とすことができる

前述したとおり、冬の間は汚れやほこりが蓄積し、室内の空気も悪くなります。スプリングクリーニングを実践することで、室内の淀(よど)んだ空気を入れ替え、冬の汚れを一掃できるのがメリットです。

2-4.梅雨前の掃除とチェックが可能

春が過ぎれば、すぐに梅雨がやってきます。梅雨はカビや害虫の発生リスクも高いため、梅雨入り前のチェックが大切でしょう。というのは、掃除を見落としている箇所や、汚れが残っている箇所がある場合、梅雨の湿気と入り混じり、劣悪な環境になることがあるためです。スプリングクリーニングで気になる場所を総点検しておけば、安心して梅雨を迎えることができます。

3.スプリングクリーニングでそろえたい道具

スプリングクリーニングを行う際に用意したいものをご紹介します。

3-1.道具類

スプリングクリーニングでは、広範囲の汚れを落とすことを目的に、さまざまなアイテムを準備しておくといいでしょう。というのは、春は日が延びてきて、明るいうちにいろいろな場所を掃除できるからです。室内だけではなく、家の外周も掃除することを踏まえ、道具類の準備をすることをおすすめします。複数枚の雑巾・新聞紙・洗剤・ほうき・モップなどを用意してください。

3-2.年末年始の大掃除と同じものでOK?

年末年始と準備するものはほぼ同じです。しかし、使い回すのは避けるようにしましょう。なぜなら、きれいなものを使うことで、汚れのつき具合を確かめることができるからです。雑巾は白いものを使い、どのくらい汚れが残っていたかを確認しておけば、次の掃除に役立てることができます。

4.スプリングクリーニングの方法

スプリングクリーニングの方法や手順などをご紹介します。場所別に見ていきましょう。

4-1.エアコン

冬はエアコンを酷使します。そのため、エアコンの表面やフィルターにはほこりが付着し蓄積することで、ハウスダストとなってアレルギーを発症することもあるものです。しっかり掃除をし、クリーンな空気を送り出すことができるようにしましょう。フィルターは取り外して洗浄し、よく乾かしてから取りつけてください。エアコンのカバーに付着したほこりは、濡(ぬ)らした雑巾をよく絞り、隅々まで拭き取り掃除をします。内部洗浄をしたい場合は、慎重に行ってください。取り扱いの仕方が分からないまま、市販の洗浄剤をむやみに使うと危険です。というのは、まれに故障の原因になることがあるためで、内部洗浄をしたい場合は業者に依頼することをおすすめします。

4-2.クローゼット・押し入れ

クローゼットや押し入れの掃除は入念に行いましょう。なぜなら、湿気がこもりやすい場所であるため、換気や掃除を怠ると、カビや害虫の発生を招くからです。中にしまってあるものをいったん全部取り出し、奥までしっかり掃除をしてから収納するようにしましょう。なるべく晴れて乾燥した日に行うのがポイントです。荷物を取り出した際に、除湿シートや除湿剤などを置くといいでしょう。カビ対策にもなります。収納する際にも注意してください。というのは、収納するものが多すぎると通気が悪くなり、カビや害虫の発生リスクが高まるからです。収納する荷物の量は、収納容量の8割程度を目安にしましょう。スプリングクリーニングは、春夏向けの布団に入れ替え、衣替えも同時に行うのに適したタイミングです。

4-3.冷蔵庫

梅雨を迎えると食中毒のリスクが高まります。スプリングクリーニングを実施するときは、冷蔵庫内の食品を1つずつチェックしていきましょう。腐敗した食品や賞味期限が間近の食品は選別し、不要なものは廃棄するようにしてください。クローゼットなどの掃除と同じように、中身をいったん取り出す作業をしましょう。なぜなら、取り出すことで中身の選別がしやすくなり、冷蔵庫内の掃除も楽にできるようになるからです。カビやぬめりなどをきれいに拭き取り掃除をしてください。掃除を終えて収納する際は、取り出しやすい環境を意識して整理すれば、冷蔵庫内をすっきりした状態にすることができます。梅雨入り前のチェックと同時に、整理整頓も実践してください。

4-4.水回り

水回りは知らない間に汚れが溜(た)まります。汚れを放置した場合、こびりついて落ちなくなってしまうでしょう。というのは、毎日使う場所であるのに加え、水垢(みずあか)・皮脂・髪の毛・油汚れなどが絡み合い、頑固な汚れになるからです。加えて、汚れやゴミ類の放置は、臭いやぬめりの原因にもなります。水回りは水分が多いため、カビが発生している場合もあるでしょう。カビは、掃除とは別にカビ取りを実施してください。水回りで重点的に掃除をしたい場所は、台所・風呂・洗面所などです。台所は油汚れが頑固に残る場所で、日々蓄積していきます。コンロやコンロ周辺の壁などもチェックし、汚れをしっかり取り除いていきましょう。風呂や洗面所は水垢(みずあか)やカビ取りを中心に行ってください。排水溝のぬめりもチェックしましょう。

4-5.ベランダ・窓

春は暖かいため、屋外の掃除に適しています。冬にできなかったベランダや窓の掃除を積極的に行いましょう。網戸やサッシも合わせて掃除をしたら、すっきりした環境にすることができます。ベランダには土や砂のほかに、空気中に含まれる花粉や黄砂などの細かなゴミが多く付着しているでしょう。窓ガラスや網戸も同様です。窓ガラスや網戸は洗剤を使って水洗いをすれば、汚れをきれいに取り除くことができます。窓ガラスを洗浄した後は、ガラスに透明感が出るように、新聞紙を小さくちぎって拭き取り掃除をしてください。網戸は取り外して洗いましょう。

4-6.カビ対策

前述したとおり、梅雨前にカビ対策をしっかり整えることは、カビの増殖防止にもつながります。というのは、今あるカビを放置した場合、梅雨の湿度で被害が拡大することが懸念されるからです。そのため、スプリングクリーニングで掃除をするのと同時に、カビ対策やカビ取りをしっかり行っておけば、カビ被害に悩むことがなくなります。カビ取りを終えたら、除湿剤や除湿シートを使い、カビ対策を入念に行ってください。

5.スプリングクリーニングでよくある質問

スプリングクリーニングにかんする疑問を集めました。掃除前の参考にしてください。

Q.冷蔵庫内の掃除をするときは、どのように仕上げをすればいい?
A.食中毒防止のため、冷蔵庫内をアルコールで消毒しておきましょう。棚なども取り外して洗ってください。アルコールは、キッチン用を使うと安心です。

Q.窓周辺の掃除をする際にやるべきこととは?
A.余裕があるなら、カーテンの洗濯も行いましょう。窓を開閉する際に、ほこり・ゴミ・花粉などを吸着し、カーテンは思っている以上に汚れています。窓ガラスの掃除と同時にカーテンを洗濯することで、室内にきれいな空気だけを取り込むことができるでしょう。

Q.年末の掃除をする人が減っているというのは本当か?
A.7割近くの人が年末の大掃除を実践していますが、寒さが厳しい季節であるため、3割は行っていないというのが現状です。しかし、春は大掃除に適しているという考えて、実際に実行している人も増えています。スプリングクリーニングのメリットを知り、春の大掃除を実行してみてください。

Q.エアコンにもカビは繁殖するもの?
A.エアコンはほこりやゴミが溜(た)まるだけではなく、カビの温床にもなるため、掃除をきちんと行わなければなりません。エアコンをつけたとき、カビ臭さを感じたら注意が必要です。

Q.スプリングクリーニングを行うときに便利なグッズはあるのか?
A.雑巾の代わりに、マイクロファイバークロスがあると便利です。繊維残りが少ないメリットがあり、窓ガラスの掃除など、仕上げ拭きにも適しています。スチームクリーナーなどにも活用されており、頑固な油汚れを落とすのに役立つでしょう。外壁やベランダなどの洗浄には、高圧洗浄機もおすすめです。

6.まとめ

いかがでしたか? 冬は寒くて大掃除が苦手という方は、春の大掃除がおすすめです。スプリングクリーニングは、冷たい水が気にならない・屋外の掃除も楽にできる・衣替えなども同時に終えることができるなど、たくさんメリットがあります。梅雨入り前の湿気やカビ対策にも効果的です。掃除の手順やコツなどを覚えておき、スプリングクリーニングを実践してみてください。