
【解説】ウォーターサーバーの処分方法は? メリット・デメリットも紹介!
「ウォーターサーバーをどうやって処分したらよいのか分からない」という人は多いでしょう。水は、私たちの生活に必要不可欠なものです。ウォーターサーバーはいつでも冷水や温水を使用できる給水・給湯機器であり、使用している家庭も増えてきています。しかし、「維持費が払えないので解約したい」「ほかのメーカーのものも使ってみたい」などの理由で、処分を検討することもあるはずです。そんなとき、ウォーターサーバーはどのようにして処分すればよいのでしょうか。
この記事では、ウォーターサーバーの処分方法を詳しくご紹介します。
- ウォーターサーバーの処分にはどんな方法がある?
- ウォーターサーバーを廃棄する場合
- ウォーターサーバーをリセールで処分する方法
- ウォーターサーバーの処分を回収業者に依頼するメリット
- ウォーターサーバーの処分に関するよくある質問
この記事を読むことで、ウォーターサーバーの処分に関する悩みが解決するはずです。ぜひ参考にしてください。
1.ウォーターサーバーの処分にはどんな方法がある?
まずは、ウォーターサーバーの種類や処分方法をご紹介します。
1-1.いつでも冷水と温水が使用できる機器
ウォーターサーバーとは、専用のボトルをセットすることで、いつでも冷水と温水が使用できる機器のことをいいます。最近は会社や店舗だけでなく一般家庭にも普及しているのが現状です。ウォーターサーバーには床置きタイプと卓上タイプがあり、設置場所やスペースの広さなどによって選ぶことができます。
1-2.レンタルしている場合は返却を
ウォーターサーバーが不要になった際、レンタルしている場合はメーカーに返却することになります。メーカーによって、自宅まで引き取りに来てくれる場合と、自分で配送手続きをする場合があるため、事前に確認しておきましょう。
1-3.買い取っている場合は自分で処分
ウォーターサーバーを買い取りしている場合は、自分で処分方法を考えなければなりません。処分方法としては、以下のようなものがあるでしょう。
- ゴミとして廃棄する
- リサイクルに出す
- 不用品回収業者に回収してもらう
1-4.まずはリサイクルを検討しよう
ウォーターサーバーを廃棄する前に、まずはリサイクルに出すことができないか考えてみましょう。中古のウォーターサーバーを探している人もたくさんいます。買い取ってもらうことでお得に処分できるため、おすすめです。無駄なゴミを増やさないためにも、リサイクルを検討してみてください。
2.ウォーターサーバーを廃棄する場合
ウォーターサーバーをゴミとして処分する場合は、どうすればよいのでしょうか。小型家電リサイクル法とのかかわりについてもご紹介します。
2-1.ボトルと本体が何ゴミに分類されるか調べる
ゴミとして廃棄する場合は、まずボトルと本体のそれぞれが何ゴミに分類されるか確認しましょう。ゴミの分類方法は自治体によって異なるため、ルールに従って捨てる必要があります。一般的に、本体は粗大ゴミに分類される自治体がほとんどでしょう。ボトルは種類によって処分方法が異なるため、注意が必要です。
- リターナブル方式:洗浄・殺菌して繰り返し使用するため、メーカーが回収
- ワンウェイ方式(ペットボトル):キャップは可燃ゴミ、本体はつぶして資源ゴミとして処分
- ワンウェイ方式(ウォーターバッグ):小さくたたんで可燃ゴミとして処分
2-2.小型家電として処分する場合も
自治体によっては、不要になったウォーターサーバーを小型家電リサイクル法に則(のっと)って処分する必要があります。小型家電リサイクル法とは、廃家電のリサイクルを促進するための法律で、小型家電に含まれる有用金属の再資源化を目的としているものです。自治体によって取り組み方が異なるため、事前に確認しておきましょう。粗大ゴミとして回収し、自治体の職員が小型家電を取り出している自治体もあります。
2-3.粗大ゴミに出す場合は申し込みを
ウォーターサーバーを粗大ゴミとして捨てる場合は、まず申し込みが必要になります。電話やホームページから申し込みをし、回収日時と場所・料金を確認してください。料金分の粗大ゴミ処理券を購入し、ウォーターサーバーに貼って指定された日時に出すというのが、一般的な流れです。集積所に直接持ち込む場合もあるため、確認しておきましょう。料金は、数百円の自治体がほとんどです。
2-4.メリットは「安さ」、デメリットは「手間」
自治体を利用するメリットは、やはり安さです。その反面、申し込みや処理券の購入などに手間がかかるというデメリットがあります。「手間がかかってもよいので安く処分したい」という人は、利用を検討してみるとよいでしょう。
3.ウォーターサーバーをリセールで処分する方法
状態のよいウォーターサーバーは、リセールで処分するのがおすすめです。需要や方法をご紹介しましょう。
3-1.中古のウォーターサーバーは需要が高い
ウォーターサーバーは中古市場でも需要が高くなっています。本体を中古で安く購入して、水を単品で購入しようという人も少なくないのです。そのため、使用年数が短くきれいな状態のウォーターサーバーは、リセールすることをおすすめします。ただし、購入から3年以上経過したもの、故障しているものなどはリセールの対象にならない可能性が高いでしょう。
3-2.リサイクルショップを利用する場合
リセールする方法として最も手軽なのが、リサイクルショップの利用です。直接持ち込めばその場で査定してもらえるため、急いで処分したい人は利用してみるとよいでしょう。ただし、リサイクルショップの買い取り金額は、あまり期待できるものではありません。また、状態によっては買い取り対象にならず、持ち帰らなければならないということを覚えておきましょう。
3-3.ネットオークションに出品する場合
ネットオークションに出品してウォーターサーバーを売る方法もあります。うまくいけば希望価格で売ることができるため、リサイクルショップで納得のいく買い取り金額が出なかった場合などに試してみるとよいでしょう。ただし、個人間の取り引きになるため、トラブルが発生する可能性も考えられます。また、取り引きや発送の手配などに手間がかかる点をデメリットに感じる人も多いでしょう。ウォーターサーバーのような大きなものは送料が高くなる可能性もあります。
4.ウォーターサーバーの処分を回収業者に依頼するメリット
ウォーターサーバーの処分を不用品回収業者に依頼する方法について、メリットや業者の選び方などをご紹介します。
4-1.手間をかけずスピーディーに処分できる
不用品回収業者を利用する一番のメリットは、手間をかけずスピーディーに不用品を処分できるという点です。自分で分別したり運んだりする必要もありません。電話1本で自宅まで回収に来てくれるため、都合のよいタイミングで利用することが可能です。
4-2.悪徳業者の存在がデメリット
デメリットとしては、悪徳業者の存在が挙げられるでしょう。不用品回収業者の中には、必要な許可を持たずに営業している違法業者も存在しています。そういった業者を利用するとトラブルに巻き込まれる可能性があるため、業者選びは慎重に行う必要があるのです。
4-3.回収方法を選択できる場合も
不用品回収業者の回収方法には「持ち込み」「宅配」「出張」があり、都合のよい方法を選択できる業者もあります。特に、ウォーターサーバーを自分で運ぶのが難しい人や、ほかにも処分を依頼したいものがある人は、出張回収がおすすめです。自宅から運び出してくれるため、楽に処分できるでしょう。
4-4.料金は業者によって違う
不用品回収業者によるウォーターサーバーの回収料金は、2,000~3,000円ほどが一般的です。ただし、不用品の回収にかかる料金は、業者によって異なります。出張費や車両費などもかかるため、ある程度の相場を把握しておくのがおすすめです。事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみましょう。
4-5.無料回収業者を利用してコスト節約
無料回収を行っている業者を利用して、コストをかけずに不用品を回収してもらう方法もあります。ただし、無料回収業者には特に悪徳業者が多いため、利用する際は十分注意が必要です。実際に、無料と宣伝しておきながら高額な料金を請求された例は数多く報告されています。無料回収業者を利用する際は、なぜ無料で回収が可能なのか、明確な理由を説明できるか確認しましょう。
4-6.ホームページがない業者には注意!
ホームページが存在ない業者は悪徳業者である可能性が高いため、注意しましょう。業者の所在地や固定電話の番号などを公開していない業者は、トラブルが起こっても居場所を突き止めることが難しくなります。家のポストに不用品回収業者のチラシが入っているのを見つけても、まずはホームページがある業者かどうか確認してみましょう。
5.ウォーターサーバーの処分に関するよくある質問
「ウォーターサーバーの処分について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.ウォーターサーバーの耐用年数はどのくらいですか?
A.一般的には7~10年といわれています。ただし、使用頻度や使い方によって差は出るでしょう。
Q.ウォーターサーバーを買い取りに出すときは、何に注意すべきですか?
A.清潔な状態であることが絶対条件となるため、きれいに掃除をしましょう。普段から汚れに気をつけて使用することが大切です。
Q.ネットオークションに出品してトラブルになることはありますか?
A.直接顔を合わせて売買するわけではないため、トラブルが発生するケースも珍しくないでしょう。トラブルを防止するために、出品する製品の説明文を書くときは十分注意してください。不具合がある場合は正確に記載し、写真も複数枚掲載することをおすすめします。
Q.不用品回収業者を選ぶ際のポイントを教えてください。
A.「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ている、実績豊富な業者を選ぶことが大切です。無料見積もりを受け付けているか、対応が丁寧でスピーディーかどうかもしっかりチェックしましょう。
Q.不用品回収業者はどんなものでも回収してくれるのですか?
A.基本的に、家庭から出た不用品は回収してもらえます。ただし、生ものや危険物、汚物などは回収できない業者がほとんどです。
まとめ
不要になったウォーターサーバーの処分方法について、詳しくご紹介しました。ウォーターサーバーは大変便利なものですが、不要になった際の処分に困る人も多いでしょう。ゴミとして捨てる場合はどうすればよいのか、不用品回収業者に依頼するメリットにはどのようなものがあるのかなど、ぜひこの記事を参考にして知ってください。