ダンベルは何ゴミ? 自治体での捨て方と得する処分の方法を公開

自宅で筋トレをしている皆さんは、使わなくなったダンベルの処分に困ったことはありませんか? トレーニング用品は、レベルアップによる買い替えや、トレーニング方法の変更によって、それまで使っていたものが不要になるのはよくあることです。ダンベルは重量もあり、ものによっては場所を取ります。使わないのなら処分したほうがいいでしょう。

この記事では、ダンベルの処分の方法や捨て方について解説します。

  1. ダンベルの処分、自治体回収
  2. ダンベルの処分、買い替えるとき
  3. ダンベルの処分、中古品として売れる?
  4. ダンベルの処分、回収業者に頼む場合
  5. ダンベルの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、ダンベルの捨て方や有益な処分の方法が分かります。自分に合った方法で処分するために、ぜひ参考にしてください。

1.ダンベルの処分、自治体回収

ダンベルは自治体のゴミ回収に出すことができます。ここでは、その捨て方について解説しましょう。

1-1.ゴミの分類について

ゴミの分類は、自治体によってさまざまです。多くの自治体では、長さがだいたい30cm以上のものを粗大ゴミとしています。ダンベルは、固定型の場合は小ぶりなものが多いので、だいたい30cm以内に納まるでしょう。棒(シャフト)の左右に重りのプレートをセットする調整型の場合は、シャフトの長さだけで40~45cmくらいになります。この大きさだと、粗大ゴミに分類されるケースが多いでしょう。

また、鉄のダンベルは、硬い鉄のかたまりのため、場合によっては粉砕機に支障がでる可能性があります。そのため、自治体によっては小さくても粗大ゴミとして扱うところもあるのです。以下に一部の自治体の分類例をあげます。自分の自治体の分類を調べるには、自治体ホームページのゴミ分別の項目をご覧ください。

  • 新宿区:粗大ゴミ
  • 岡山市:不燃ゴミ
  • 松戸市:20キロ以上は粗大ゴミ、20キロ未満は資源ゴミ
  • 横浜市:小さな金属類

1-2.収集の方法

収集方法は、ゴミの分類によって変わります。一般的な収集方法は以下のとおりです。

  • 不燃ゴミ・資源ゴミ:決められた回収日に集積所に出す。回収は無料
  • 粗大ゴミ:自治体の粗大ゴミセンターなどに申し込む。指示どおりにリサイクル券を購入し、期日になったらリサイクル券に必要事項を記入してダンベルに貼って出す。回収は有料
  • その他の分類:自治体のルールに従って出す

1-3.メリットデメリット

自治体回収に出す場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。

  • メリット:格安で処分できる。壊れていても処分できる
  • デメリット:自治体のルールが分かりにくい、運搬するとき重くて大変
ダンベルはゴミとして捨てることができるんですね。
はい。ゴミの区分は自治体によって異なるので、必ず確認してから捨ててください。

2.ダンベルの処分、買い替えるとき

ダンベルに不具合がなくても、トレーニングのレベルアップのために買い替えたい場合もあるでしょう。ここでは、ダンベルの買い替えに伴ってダンベルを処分したい場合について解説します。

2-1.下取り・引き取りはしてもらえるか?

ダンベルを買い替えるとき、販売店に下取りや引き取りをしてもらえることがあります。ただし、いつでも引き取ってもらえるわけではなく、新製品のキャンペーンやセールなど、期間限定のことがあるので、販売店に問い合わせてみましょう。

2-2.下取り・引き取りの方法と料金

買い替えの場合、不要のダンベルの引き取り方法は、購入と同時に店頭に持ち込むケースが多いでしょう。引き取りのタイミングは、購入前にあらかじめ確認しておくとスムーズです。
料金は、下取りといっても下取り価格がつくわけではありません。無料での引き取りとなることが多いでしょう。場合によっては、そのショップで使えるポイントや金券が提供されることもあります。

2-3.メリット・デメリット

  • メリット:購入と同時に不要なダンベルを処分することができる。処分料がかからない
  • デメリット:店頭まで持っていく手間がかかる。下取り・引き取りの条件によっては利用できないこともある
下取りをしてくれるところもあるんですね。
はい。ただし下取りの条件が厳しいケースもあるので、よく確認しましょう。

3.ダンベルの処分、中古品として売れる?

ダンベルは、状態によっては中古品として売ることもできます。ここでは、その方法を紹介しましょう。

3-1.中古需要について

ダンベルは、頑丈に造られているので、通常の使用状況では長く使えるものです。モデルチェンジなどもあまりないため、中古でも安定した需要があります。買い値がつくのは、有名ブランドのもので、人気があるのは、アイロテック・ワイルドフィット・ファイティングロードなどの、調整式のものです。
状態としては、破損がないことはもちろん、目立つ汚れがなく、きれいで比較的新しいものなら、買い取りの可能性が高くなります。

3-2.買取に出す方法

ダンベルは、ネットオークションやフリマアプリを利用して、自分で売ることができます。しかし、登録や配送など、意外と手間がかかるものです。出品が面倒な場合は、リサイクルショップに持ち込んでもいいでしょう。ショップによっては買い取りを断られることもあるため、あらかじめ電話で問い合わせてみることが大切です。

3-3.メリットデメリット

買取に出す場合は、以下のようなメリットとデメリットが考えられます。

メリット

  • 処分費用をかけることなく処分できる
  • 買い値がつけば、その場で現金を受け取ることができる(リサイクルショップ)
  • 高値で売れることもある(オークション)

デメリット

  • 必ずしも売れるとは限らない
  • 買い取り価格が希望より低いことがある
  • 重量によっては、宅配便で一度に送ることができないため、手間と配送料が余分にかかる(オークション)
中古のダンベルでも一定の需要があるんですね。
はい。ただし、遠方に郵送する場合は送料が高額になることもあるので、事前に確認してから送りましょう。

4.ダンベルの処分、回収業者に頼む場合

ダンベルの回収は、不用品回収業者に依頼することもできます。回収方法や、メリット・デメリットについて解説しましょう。 

4-1.どんなときに業者に頼むべき?

以下のような場合は、回収業者に依頼すると便利です。

  • 自治体の回収に出すのが面倒
  • リセールの手間をかけられない
  • 忙しいので自分の都合に合わせて処分したい
  • 重いダンベルを運ぶことができない
  • お金がかかってもいいから早く処分したい
  • ダンベルのほかにも処分したいものがある

4-2.回収方法

不用品がたくさんある場合は、出張回収に来てもらうといいでしょう。処分したい不用品の中に、買い取り可能なものがある場合、処分費用と相殺されて、格安に処分することができます。

4-3.料金

料金は、基本料金に、不用品1点ごとの金額を加えていくタイプと、不用品の体積によって料金が決まっているタイプがあります。処分したい品が少ない場合は前者が、多い場合には後者がお得です。

4-4.メリット・デメリット

  • メリット:自分の希望の日に回収してもらえる、家まで来てもらえる、不用品をまとめて処分できる
  • デメリット:回収費用がかかる

4-5.悪徳業者には注意

不用品回収業者の中には、無許可で営業している違法業者がいます。無料回収をうたってあとから高額な請求をしたり、回収品を不法投棄したりというトラブルも報告されているのです。最近は、売るつもりのない貴金属などの高価なものを、不当に安い値段で無理やり買っていく「押し買い」という被害も増えてきました。少しでもおかしいと感じたら、契約をしないようにしましょう。

時間に余裕がない場合は、回収業者に依頼するのもおすすめですね。
はい。特にいろいろなものが不要になって一度に処分したい場合、依頼すると便利です。

5.ダンベルの処分に関するよくある質問

Q.小型の固定式のダンベルでも売れるでしょうか?
A.小型のものは、初心者や女性の需要があります。査定をしてもらいましょう。

Q.鉄製のダンベルが、ゴムでコーティングされています。何ゴミに出せばいいでしょう?
A.素材に関わらず、大きさで分類している自治体も多いようです。まずはゴミ分別表を確認してみましょう。

Q.買い取りできないダンベルはありますか?
A.壊れているもの、サビや汚れがあるもの、極端に古いものは買い取りされません。新品のときの値段が安いモデルも買い値がつかないでしょう。

Q.悪徳業者を見分ける方法はありますか?
A.軽トラックで「無料回収」といいながら巡回してくる業者や、電話や飛び込み訪問で営業してくる業者には注意が必要です。契約をせかされても、その場で契約をしてはいけません。おかしいと思ったらきっぱりと断りましょう。

Q.ダンベルだけでなく、ほかのトレーニング用品も一緒に処分したい場合は?
A.複数の不用品処分は、買い取り・回収業者に依頼するといいでしょう。中には、トレーニングやスポーツ用品に特化した業者もあります。まずは、見積もりを依頼してみるといいでしょう。

まとめ

今回は、ダンベルの処分についてご紹介しました。ダンベルは、自宅で手軽にトレーニングができる定番グッズです。たとえ自分にとっては不要でも、リセールしたり資源としてリサイクルしたりすることで、誰かの役に立つでしょう。自治体の回収に出すにはルールをよく理解し、適切に処分することが大切です。ぜひこの記事をお役立てください。