後悔しない冷蔵庫の選び方! 買い替え時期や注意点も徹底ガイド

365日、24時間働き続けている冷蔵庫は、急に壊れたら一番困る家電といってもいいでしょう。一度購入したら長年使う家電で、しかも高価なだけに、買い替えるとなると機種選びやタイミングに悩むものです。冷蔵庫は、壊れてから買い替えると損をするというのはご存知でしょうか? この記事では、冷蔵庫をお得に買い替えるための注意点や、選び方を解説します。冷蔵庫を10年以上使っている、最近冷えが悪い、そろそろ買い替えたい、という人は必見です。ぜひ最後までお読みください。

  1. 冷蔵庫について
  2. 冷蔵庫の選び方、ポイント
  3. 冷蔵庫の買い替えについて
  4. 冷蔵庫の処分について
  5. よくある質問

この記事を読むことで、自分にぴったりの冷蔵庫を選ぶ方法や、得する買い替え方を知ることができます。冷蔵庫を買い替えるときにはぜひ参考にしてください。

1.冷蔵庫について

冷蔵庫の機能は年々進化し、10年前とは比べものにならないほど性能がよくなっています。ここでは新しい機能や人気の機種について説明しましょう。

1-1.冷蔵庫の種類

冷蔵庫は、家族の人数に合わせてさまざまな容量のものを選ぶことができます。昔は、冷蔵室と冷凍室の2ドアが主流でしたが、現在は野菜室が独立した3ドアや製氷室が別になった4ドアが標準です。単身者向けは今でも2ドアタイプが使われています。

  • 1ドア:おもに冷蔵用。製氷できる冷凍室がついている
  • 2ドア:冷蔵室と冷凍室が分かれている。コンパクトなので学生や単身世帯に選ばれている
  • 3ドア:冷蔵室・野菜室・冷凍室が分かれている。新婚家庭や高齢夫婦など、人数が少ない家庭や料理をあまりしない人向け
  • 4ドア以上:冷蔵室・野菜室・冷凍室のほかに、製氷室・急速冷凍室など機能に特化したドアがある。ファミリー向けの主流タイプ

1-2.機能

冷蔵庫は、各メーカーで機能に特徴があります。基本的な省エネ性能はどこも力を入れているので、省エネ以外の機能で選ぶといいでしょう。たとえば、ビタミンが増える野菜室、真空チルドや微凍結パーシャル、ナノイー消臭など、各メーカーでは独自の機能を搭載しています。まずはメーカーごとの特徴を見て、どんな機能を重視するのかで絞り込んでいきましょう。

1-3.おもなメーカーと特徴

  • パナソニック:引き出しがフルオープンで広い。バランス重視かつスタイリッシュ。新鮮凍結ルーム・微冷凍パーシャル・ナノイー消臭・Wシャキシャキ野菜室(湿度を調節し鮮度を保つ)
  • 日立:冷蔵・冷凍・野菜のバランスがいい。高さが変わる棚・冷凍室3段収納・真空チルド・スリープ野菜室(野菜の成長を抑制し劣化を抑える)
  • 東芝:野菜室重視。真ん中野菜室・新鮮摘みたて野菜室(ツイン冷却で湿度をキープ)速鮮チルド・タッチオープン扉
  • 三菱:冷凍重視。切れちゃう瞬冷凍(-7℃)でこれまで冷凍できなかったものもできる・朝どれ野菜室(乾燥を防ぎLED光でビタミンアップ)・幅65cmでも大容量
  • シャープ:大容量冷凍に特化。うるおいプラス(冷蔵室・チルド室の乾燥を防ぐ)・メガフリーザー(大容量3段収納・仕切りつき)・真ん中野菜室(小さめ)・プラズマ消臭

1-4.最近の傾向、人気について

冷蔵庫は常時運転する家電なので、これまでは省エネ性能の良さが選択のポイントでした。しかし、省エネ技術はここ10年で進化し、各社とも優劣つけがたくなっています。そこで、最近注目したいのが食品の廃棄ロスを減らすエコ機能です。野菜の鮮度を保ったり、肉や魚を長持ちさせたりして、食品を使い切るのをアシストします。一般家庭で年間数万円ともいわれる廃棄ロスを減らすことで、節約とエコにつながるのです。
大きさでは、大容量が変わらず人気となっています。一方で、最近は家族の人数が少ない世帯向けに、小さめでも高機能のものや、高齢者向けに高さを抑えたものも人気です。

2.冷蔵庫の選び方、ポイント

大きさや機能など、自分にピッタリな冷蔵庫の選び方を紹介します。

2-1.容量について

選び方の基本は、まずは、容量を基準にすることです。容量の目安は以下の式で求めることができます。

  • 1人70L×人数+常備食材100L+予備スペース70L

この式に当てはめると、一人暮らしだと240L、4人家族で450Lとなります。ただし、あくまでもこれは、一般的な目安です。外食が多い家庭と、家族みんなにお弁当を持たせる家庭では、同じ人数でも必要な食材の量も変わります。また、毎日買い物に行くタイプと週末にまとめ買いするスタイルでも必要な容量は違うでしょう。

2-2.サイズや設置場所について

容量と同時に大切なのが、設置する場所の問題です。冷蔵庫本体プラス奥と左右にゆとりをもたせましょう。置き場所に納まるサイズであることはもちろん、搬入経路のことも考えておく必要があります。特に現状より大型のものに買い替える場合は、注意が必要です。購入する前に、きちんと設置スペースを測っておきましょう。
また、キッチンのレイアウトや動線によって、扉の開く方向やスペースを考慮しなければなりません。最近は、観音開きや、どちらからでも開閉できるドアも出ています。

2-3.機能について

何を重視するかで、必要な機能が変わります。前述した各メーカーの特徴から、自分のスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。選び方のポイントは、以下を参考にしてください。

  • おかずの作り置きをする:冷凍機能を重視する
  • 釣りが趣味:大容量フリーザーがあるものを
  • 野菜料理が得意:真ん中野菜室・ビタミンが増える野菜室・大容量野菜室など
  • ホームフリージングをする・冷凍食品を利用することが多い:大容量冷凍室・高機能チルド室など

2-4.デザインなどについて

最近は独立型よりオープンキッチンが多いので、リビングダイニング側から見えても、違和感のないデザインのものが増えてきました。中には高級な木質パネルやカラフルなものもあります。

2-5.注意点

冷蔵庫は、10年くらいは使う家電です。購入時だけでなく、将来の家族構成やライフスタイルの変化も考慮して選びましょう。

3.冷蔵庫の買い替えについて

冷蔵庫の買い替えを、少しでもお得にする方法をお伝えします。

3-1.買い替えのタイミング

3-1-1.冷蔵庫の寿命

冷蔵庫の寿命は、約10年といわれています。これは、故障のときに使う部品の保有年数が、ほとんどのメーカーで製造打ち切り後9年間とされているためです。部品がなくなると修理に対応できなくなるため、買い替えが必要になります。
中には10年以上問題なく使える場合や、7~8年で使えなくなってしまう場合もありますが、これは、冷蔵庫の使用頻度や使い方にもよるのです。以下のような症状が出たら、完全に壊れてしまう前に、早めに買い替えを検討するといいでしょう。

  • 冷え方が弱くなった
  • 製氷機能や一部機能が使えなくなった
  • 一部だけ(冷蔵室だけなど)冷えない
  • 大きな音がするようになった
  • 水漏れがする

3-1-2.壊れたあとに買い替えるとこんなに損

完全に壊れてしまい、修理もできない状態で買い替えるとなると、損をするケースがあります。第一に、急いで選ばなければならないので、ゆっくりと比較検討することもできません。結局、すぐに手に入る機種を選ぶことになり、色や機能も希望どおりにならないこともあるでしょう。しかも、買い替えが新製品発売直後のタイミングとかぶった場合、一番高い価格で買うことになります。家電品は1年間の間に価格の変動があるため、冷蔵庫の上位機種では5~10万円も差が出ることがあるのです。
配達までの期間も無視できません。タイミングが悪いと、1週間から10日も待たされることもあるのです。もし、真夏だったら、冷凍庫に入っていたものは無駄になってしまいますし、新しい冷蔵庫が届くまでの間、食材を買い置きすることもできません。
その点、壊れる前に買い替えを検討すれば、焦りとは無縁です。好きなメーカーの機種の価格動向を調べて、ベストなタイミングで買うことができます。手持ちの冷凍食品も無駄にすることなく、余裕をもって新しい冷蔵庫を迎えることができるのです。

3-2.買い替えのメリット

10年以上前の冷蔵庫は、今の冷蔵庫と比べて電気代がかかります。新しい冷蔵庫は省エネ性能が高いので、買い替えることによって年間の電気代が節約できるのです。また、1-4でも説明したとおり、食材を新鮮に保存できる機能が充実しています。食品ロスもなくなって、食費の節約にもなるのです。

3-3.お得な買い替え時期について

お得な買い替え時期は、年に数回あります。ひとつは、新製品の発売タイミングです。冷蔵庫は、毎年10~11月にモデルチェンジして、新製品が発売されます。販売店では、その前までに旧機種の在庫を売ってしまいたいため、8~9月に売り出しを行うのです。最近のモデルチェンジは、全く新しい機種が出るというより、今までの機能がより使いやすくなるマイナーチェンジであることが多いので、旧機種でも機能的には全く問題ないでしょう。
お正月の初売りもねらい目です。新製品が、大幅な値引きで販売されることがあります。台数限定のため、自分の欲しい機種が安くなるかチェックしておきましょう。
また、新年度の引っ越しシーズンになると、家電の需要が高まって、納品に時間がかかることがあります。2月までに購入したほうがいいでしょう。

4.冷蔵庫の処分について

不要になった冷蔵庫はどのように処分したらいいのか、詳しく説明します。

4-1.冷蔵庫の処分の仕方

冷蔵庫を買い替える場合、不要になった冷蔵庫を処分しなければなりません。冷蔵庫は、家電リサイクル法によりリサイクルが義務付けられた家電です。処分する際には、法律の定めに基づいた方法で処分する必要があり、リサイクル料と運搬費がかかります。

4-2.家電リサイクル法について

家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、家電品から有用な部品や材料を取り出して、資源として有効利用するために定められた法律です。この法律は、冷蔵庫・エアコン・洗濯機・テレビの4品目に適用され、家電販売店には、収集・運搬の義務があります。メーカーにはリサイクルの義務が課せられており、消費者がリサイクルの費用を負担するシステムです。

4-3.冷蔵庫の処分の方法

4-3-1.販売店に引き取ってもらう

買い替えの場合、新しい冷蔵庫を買った販売店に、不要になった品を引き取ってもらうよう依頼しましょう。テレビショッピングやネット通販でも同様に引き取ってもらうことができます。この方法だと、購入時に引き取ってもらえるので便利です。リサイクル料を支払うと、販売店が「家電リサイクル券」を発券してくれるので、必ず「排出者控」を受けとりましょう。
リサイクル料金は、メーカーにより異なりますが、相場としては170L以下の冷蔵庫で3672円、171L以上だと4644円です。これに別途収集・運搬費用がかかります。

4-3-2.自治体の回収

冷蔵庫は家電リサイクル法の指定品目なので、一般的には自治体で回収・処分することはできません。自治体によっては、回収業者を紹介してくれることもあります。

4-3-3.リサイクル(リユース)ショップ

処分したい冷蔵庫が比較的新しく、傷や故障がない場合は、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。自分で持ち込めないサイズのものは、出張買い取りに来てくれるか問い合わせてみましょう。壊れていなくても古いものだと、買い値がつかない場合もあります。

4-3-4.不用品回収業者

引っ越しや結婚などで、冷蔵庫以外にも処分したい不用品がたくさんある場合は、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。たくさんの不用品を一度に処分することができ、処分品の中に買い取り可能なものが含まれている場合には、処分費用と相殺されてお得です。

4-4.注意点

不用品回収業者の中には、悪質な「無許可」業者もいます。無許可業者を利用すると、不法投棄・不適正処理や高額請求など、トラブルに巻き込まれる可能性があるため、気をつけましょう。最近は、電話で無料回収や買い取りの勧誘をする業者もいます。家電の引き取りに乗じて、高価な貴金属を無理やり安値で買い取る「押し買い」という被害もあるので、誘いに応じないようにしましょう。

5.よくある質問

Q.冷蔵庫の省エネ性能はどのように確認すればいいですか?
A.店頭やパンフレットなどに、星の数で省エネ基準達成率を示した「省エネラベル」が表示されています。2021年度の目標基準値に対する達成率が表され、100%以上の達成だと、最高ランクの星5つです。1年間の電気代の目安金額もラベルに掲載されています。

Q.冷蔵庫を少しでも高く買い取ってもらうには、どうしたらいいでしょう?
A.基本は、本体の中も外もきれいに掃除をすることです。付属品(棚)などに欠損がないようそろえましょう。保証書や取扱説明書も用意しておいてください。買い取り時期は夏前が一番高く買い取ってもらえるでしょう。

Q.海外製の冷蔵庫も、リサイクル法の対象ですか?
A.はい。国産・外国産を問わず、どのメーカーの冷蔵庫も、リサイクルされます。

Q.不用品を無料で回収するというトラックが来るのですが、利用してもいいでしょうか?
A.トラックで巡回する無料回収業者は、ほとんどが無許可営業です。無料といいながら、不当に高額な請求をするトラブルもあるので、利用しないほうがいいでしょう。

Q.冷蔵庫のリサイクル料金を安くする方法はありますか?
A.リサイクル料金は、メーカーごとに決まっているので、この金額を安くすることはできません。しかし、自分で指定の取引所に搬入すれば、収集・運搬費を節約することができます。

まとめ

今回は、冷蔵庫の選び方と、失敗しない買い替え方についてお伝えしました。選ぶときには売り場に足を運んで、実物を見てから決めるといいでしょう。疑問点があれば、店員さんに聞いて説明してもらい、納得した上で買うようにしてください。また、少しでもお得に買いたいからといって、値下がりするのをいつまでも待っていると、人気機種は売り切れてしまうこともあります。妥協できる金額を決めておいて、すぐに決断できるよう準備をしましょう。