忙しい人必見! 大掃除のコツから不用品の処分まで、効率いい方法はコレ

「大掃除」と聞いて、気が重くなる人はいませんか? やらなければと思っていても、忙しいからとつい先延ばししがちですね。でも、それではいつまでたってもきれいにはなりません。面倒な大掃除も、コツをつかんで計画的にやれば、案外楽にできるものです。この記事では、掃除が得意ではない人や忙しい人でも、効率よく大掃除ができるコツをご紹介します。     

  1. 大掃除の基礎知識
  2. 大掃除のコツと効率のいい方法
  3. 大掃除で出る不用品をラクに処分するには
  4. よくある質問

この記事を読むことで、大掃除に適したタイミングや時短のコツから、不用品の処分方法まで分かります。今年は、賢く楽に大掃除を済ませて、快適な我が家を満喫しましょう。

1.大掃除の基礎知識

1-1.大掃除の意味を知ってポイントを押さえる

1-1-1.大掃除の由来

日本の大掃除の習慣は、平安時代に宮中で行われていた「煤払い(すすはらい)」が起源だといわれています。かまどに炭をくべて煮炊きをしていた時代には、1年でたまった煤(すす)を落とすのは大仕事でした。煤(すす)と一緒にその年の厄や穢(けが)れを払って、お正月に歳神様を迎えることは大切な行事だったのです。
江戸時代には「正月事始め」といって、お正月の準備を始める日として、11月13日に煤払い(すすはらい)を行う習慣が庶民にも広まりました。現代でも神社仏閣ではこの日に煤払い(すすはらい)が行われています。
欧米では、同じ煤払い(すすはらい)でも、冬の間使った暖炉の煤(すす)を春に掃除する習慣がありました。これは「スプリングクリーニング」といわれ、春の大掃除として定着し、現代にも受け継がれています。

1-1-2.大掃除、最近の傾向

現代の日本では、キッチンが煤(すす)で汚れることはありませんが、お正月を迎える準備の一環として、12月に大掃除をする習慣が残っています。昭和の頃までは、畳を上げてホコリを叩き出したり、障子を貼り直したりしました。現代では、油汚れが激しいキッチンの換気扇やタンスの裏など、日頃行き届かない部分を年末に大掃除する家庭が多く見られます。「新しい年を清々しい気持ちで迎えたい」という精神は、時代が変わっても受け継がれているのです。
最近では年末だけでなく、油汚れの落ちやすい暖かい季節や、欧米に倣って春の大掃除なども取り入れられるようになりました。

1-2.大掃除はいつするのがいい? ベストなタイミングは?

キッチンの汚れは、昔のように煤(すす)ではなく油汚れが多いため、真冬よりも春~秋の気温が高めの時の方が、油汚れがよく落ちるといわれています。また秋は、夏の温多湿で発生したカビを退治するにはぴったりの季節。気温・湿度共に下がったタイミングで行うと効果的なのです。
年末の大掃除は、11月から計画して段階的に取り組むといいでしょう。寒さが本格化する前に一通り終えておけば、忙しい年末には簡単な掃除で済ませることができます。
そのほかにも、引っ越し前や進級・進学・結婚の前など、人生の節目のタイミングも大掃除に最適です。

1-3.普通の掃除との違いと大掃除のメリット

毎日きれいに掃除をしているお宅でも大掃除は必要です。たとえば、タンスの裏や換気扇の中など、日頃の掃除では行き届かないところは、大掃除で集中的にきれいにすると効率がいいでしょう。
このとき、家具や家電の不具合をチェックするのも忘れずに。椅子や扉のガタつきを直したり、電池や電球を新しいものに変えたりしておくといいですね。修理しても直らないものや不要となったものは、思い切って処分するいい機会でもあります。
大掃除に家族全員で取り組むと、絆が深まるという思わぬメリットもあるのです。子どもたちにも家族の一員としての自覚が芽生え、家族のために頑張るパパの株も上がるでしょう。

2.大掃除のコツと効率のいい方法

2-1.大掃除は家全体を見渡して計画を立てる

忙しい人でも大掃除をやりきるコツは、1日ですべてをやろうとしないことです。掃除をする場所を決めてスケジュールを組み、順番にこなしていきましょう。このとき、家の見取り図を描いて全体を見渡してみると、もれなくリストアップができるのでおすすめです。

2-1-1.スケジュールを組む

おすすめは、11月のうちにスケジュールを立てることです。不用品回収やごみ収集・リサイクル回収のスケジュールを確認し、逆算してスケジュールを立てましょう。自治体の粗大ごみの回収は予約制で、年末は利用者が多いので、のんびりしていると予約で埋まってしまいます。早めに予約を押さえておくことが大切です。

2-1-2.掃除場所リストを作る

次に、どこを掃除するか具体的に決めます。すべてを掃除しようとせず、「今回の大掃除ではここを重点的に」と決めて、やりきれないところは次回に回しましょう。例えば子ども部屋などは、学年が変わると教科書や使用する道具も変わるため、年度替わりに大掃除をしたほうが効率がいいこともあります。場所は以下のリストを参考にしてください。

  • カーテン
  • カーテンレール
  • サッシのレール
  • タンスの裏
  • 冷蔵庫の中
  • 天袋の中
  • 押し入れの中
  • 照明の傘(電球の交換も)
  • 換気扇(キッチン、お風呂、トイレ、その他)
  • 網戸
  • 物置または納戸
  • 窓ガラス
  • 玄関扉
  • 靴箱の中
  • クローゼットの中
  • ワックスがけ
  • エアコン
  • 浴室のカビ取り
  • トイレ水あかとり
  • キッチンレンジ回り
  • 食器棚の中
  • リビング
  • ベランダ・テラス

2-1-3.掃除の順番は、まず捨てる。そして上から下へ

掃除のときに、いらないものを片付けながらやるのは効率が悪くなります。そこで、不用品を先に処分しておくといいでしょう。必要なモノだけになったら整頓をして、それから掃除に取り掛かるようにします。
不用品の仕分けには、使っていない部屋の一角や納戸などに、不用品を置く場所を確保するといいでしょう。いらないものは全てここに集めておき、不用品が出そろったら売れそうなもの、処分するものに仕分けします。

2-2.効率のいい掃除の方法

掃除の基本は、上から下へ、奥から手前へという順番で行います。

2-2-1.リビング・個室編

室内の掃除は、初めにカーテンを外して洗濯機を回しておきます。静電気を防ぐ柔軟剤を忘れずに入れましょう。部屋の汚れの多くはホコリです。天井、照明器具の上、カーテンレール、タンスの上などのホコリ取りから始め、カーテンを洗濯している間に窓ふきまで済ませてしまいましょう。洗濯が終わったカーテンは、夏場ならそのままカーテンレールに吊るして乾かしてもいいですが、冬場は室内では乾くまでに時間がかかるので、外に干した方がいいでしょう。
タンスの裏、本棚の中など、日頃できない部分までホコリをとって、最後に掃除機をかけます。掃除機をかけるとホコリが舞い上がるので、1~2時間してホコリが落ち着いたころにフローリングワイパーで拭きとりましょう。

2-2-2.キッチン編

基本は汚れの強いところから始め、こびりついた油汚れはつけ置きでゆるめて取りましょう。シンクにゴミ袋を二重にしたものを広げ、50~60度のお湯に油汚れ用の洗剤を溶いて洗剤液を作ります。そこに換気扇のハネ、レンジの五徳(ごとく)、グリルの網などをつけ置きしてください。時間は1時間以内にしておきましょう。
その間にレンジフードや壁の油の飛び散りを掃除します。ガンコな汚れは、キッチンペーパーに洗剤液をつけたもので湿布し、10~20分程度おいてから拭きとりましょう。冷蔵庫や食品庫は賞味期限切れの食材を処分し、食器棚の中もきれいに拭き掃除をします。

2-2-3.風呂・トイレ編

お風呂のカビ取りをする場合には、先にお風呂用洗剤でヌメリや水あかなどの汚れをきれいにしておくことが大切です。トイレも普段の掃除を済ませた後に黄ばみ取りを行います。
カビ取りの漂白剤は強いアルカリ性、黄ばみ取りの洗剤は強い酸性です。性質の異なる液と混ぜると有毒ガスが出て危険なので、必ず単独で使い、換気をしましょう。マスク・ゴーグル・ゴム手袋も忘れずに身につけます。

2-3.大掃除の「時短」技はグッズとアイデアで

時間がかかる大掃除は、いかに時間短縮できるかがポイントです。

2-3-1.複数人で同時にやる

最大の時短技は複数人数で同時に取り掛かることです。1時間かかることも、4人でやれば15分ずつで済みます。家族全員で役割分担をして進めましょう。
家族を参加させるコツは、初めに全員で理想の状態を話し合うことです。きれいになった部屋のイメージを共有することで、「言われたからやる」のではなく、自らが望んだ結果を得るために取り組むようになります。
掃除箇所のリストアップはあらかじめ済ませておき、各自担当したい場所を選んでもらいましょう。子どもにも自分で選ばせると主体的になり案外ちゃんとやるものです。

2-3-2.グッズのアイデア

便利な掃除グッズが市販されています。すべてを買いそろえる必要はありませんが、適宜取り入れてもいいでしょう。

  • 洗剤や道具は不足がないかあらかじめ点検し、掃除当日までにそろえておく
  • ゴム手袋の上に軍手をつけて雑巾代わりにする
  • 住居用洗剤は二度拭きがいらないタイプを使う
  • 使い捨て出来るハンディワイパーを使う

2-3-3.手順の確認

掃除は段取りが大切です。汚れが目についたところからやるのではなく、掃除を始める前に必ず手順を確認します。前項の効率の良い手順を参考にしてください。

3.大掃除で出る不用品をラクに処分するには

大掃除で不用品が大量に出た場合には、どのように処分したらいいでしょう?家具や家電、寝具など、大きな不用品は、通常のゴミとして捨てることはできません。ここでは、不用品処分の方法をご紹介します。

3-1.不用品を自力で処分する方法

年末に大掃除をする場合には、自治体や業者の回収スケジュールがいつもとは違うことがあるので、早めに取りかかりましょう。

3-1-1.自治体の粗大ゴミ回収を利用する

  • 粗大ゴミ:1辺が60センチ以上など、自治体により大きさが決められている。指定の方法で回収費用を納め、定められた場所に出す。自分で処分場に持ち込むことも可能
  • 電化製品:家電リサイクル法に定められた4家電(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)は自治体では回収できない
  • 小型家電:小型家電リサイクル法により、回収ボックスにて回収されるものもある。自治体によって回収品目が異なるため、確認が必要

3-1-2.オークション・フリマで売る

ネットオークションやフリマアプリなどを使い、不要になったものを売る方法です。近くにリサイクルショップがある場合は、持ち込んで査定してもらう方法もあります。

3-1-3.注意点

自治体の回収は予約制です。年末は込み合うので、早めに連絡しましょう。1回あたりの回収品数を定めている自治体もあるので、大量の場合は全てを引き取ってもらえない可能性があります。
インターネットを使って売る場合は、出品作業・発送などを自分でやらなければなりません。また、現金の授受でトラブルも想定されるので慎重に行いましょう。

3-2.不用品回収業者にお願いする方法

大量に不用品が出た場合は、不用品回収業者にお願いすると便利です。自治体回収のように品数や品目の制限もなく、自分の都合のいい時に処分することができます。
処分品の中に買取可能なものが含まれている場合、処分費用と相殺されるのでお得です。

3-3.回収方法と費用の相場

回収業者に見積もりを依頼し、費用に納得できれば回収を依頼します。自分の都合のいい日を指定し、自宅まで回収に来てもらいましょう。
回収・処分費用は、通常1点ごとに決められています。料金表としてまとめている業者が多いので確認してみましょう。1例を上げると、テレビだと1点4,000~5,000円、ソファなら3,000~5,000円が相場です。大量の場合は、トラック1台につきいくらという具合に、回収する不用品の分量で料金を定めている業者もあります。

3-4.業者選びのポイント、注意点

廃棄物回収・処分や不用品の買い取りには行政の許可が必要です。業者の中にはこの許可を持たない不法業者もあり、トラブルになることもあります。
軽トラックで「無料回収」とアナウンスしながら巡回している業者や飛び込み営業をするような業者には気をつけましょう。次のチェックポイントを参考に業者を選んでください。

  • 廃棄物収集運搬許可、古物商許可など許可業者か
  • 見積書・領収書の発行が可能か
  • 会社情報が明記されているか
  • 対応は丁寧か
  • 料金体系は明確か
  • 希望の日に対応してもらえるか

4.よくある質問

Q.家族全員がそろう日がありません。どうしたらいいでしょう?
A.リストから担当箇所を選ぶところまで一緒にやれば、あとはそれぞれの都合に任せます。いつまでに終えるかという目標日だけは決めておくといいでしょう。

Q.大掃除をしたくても、まとまった時間が取れません。
A.一度にやろうとせずに、リストアップしたものを小分けにしてみましょう。1か所だけなら1時間もかからないものばかりです。週末だけ、夜だけなど自分が取り組みやすい時間を選んで、スケジュールに組み込んでみてください。

Q.家族に手伝ってもらうコツは?
A.イベントのように楽しんではいかがでしょう? 掃除を終えると達成感があります。家族で力を合わせてクリアするゲームのように考え、達成したら家族みんなでおいしいものを食べるなど、ごほうびを出してもいいですね。きれいになったらきちんと褒め、ねぎらいの言葉をかけることも忘れずに。これで次回もまた手伝ってもらうことができます。

Q.仕事が年末休みになってからでないと大掃除できません。
A.不用品の処分だけ普段の休日に済ませておけば、あとは年末の休暇にまとめて掃除をしてもいいでしょう。ただし、最終のゴミ収集の日には間に合うようにしましょう。

Q.ゴム手袋をすると洗剤がたれてきて服を汚してしまいます。
A.ゴム手袋は裾を折り返しておきましょう。こうすると、洗剤がたれても折り返し部分で止まります。

まとめ

大掃除は面倒に感じても、きれいになった我が家は気持ちのいいものですね。家族みんなで大掃除をすれば家族の絆も強まります。日頃お世話になっている住まいや道具に感謝し、清々しい気持ちで新年を迎えるための大掃除や、季節に合わせた大掃除など、家庭の事情に合わせて、この記事の内容をうまく活用してください。