クローゼットのカビ対策を知りたい。カビが生えたらどうしたらいいの?

クローゼットは、洋服や特定の季節にしか使わないものをしまっておくための収納スペースです。今は、押し入れの代わりにクローゼットが造りつけになっている家も多く、多くの人がタンス代わりに重宝していることでしょう。しかし、クローゼットは使い方によっては内部にカビが生え、中に入れているものがだいなしになってしまうこともあります。
そこで、今回はクローゼットのカビ対策を紹介しましょう。

  1. クローゼットにカビが生える原因
  2. クローゼットのカビ取り方法
  3. クローゼットのカビを予防する方法
  4. クローゼットのカビ対策に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、大切な洋服をカビから守る方法がよく分かります。クローゼットで洋服や荷物を保管している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.クローゼットにカビが生える原因

はじめに、クローゼット内部にカビが生える原因を解説します。どのような原因があるのでしょうか?

1-1.住宅の気密性

現在は、新しい住宅ほど、気密性が高くなっています。そのため、空気の通りが悪い場所には湿気が溜まりやすいのです。クローゼットは、大いものだと1畳ほどの広さがあります。そこをずっと閉め切っていれば、湿度が高くなってカビも生えやすくなるでしょう。

1-2.立地条件

クローゼットが設置された場所によっても、カビが生えやすくなります。たとえば、北向きで日が当たらない場所や、風通しが悪い場所に設置されたクローゼットには、カビが生えやすいでしょう。また、住宅が建っている場所そのものが高湿度な場合でも同様です。

1-3.衣服の収納状況

クローゼットに隙間がないほどびっしりと服や荷物を詰めこんでいると、カビが生えやすいでしょう。また、手あか・汗・皮脂などが服や荷物についていると、そこにカビが生えやすくなります。

1-4.クローゼットにカビが生えると?

クローゼット内部にカビが生えれば、衣服やバッグ、収納していた荷物などにもカビが生え、だいなしになってしまいます。カビが発生してから時間がたつほど、衣服の繊維にしっかりと根をおろし、取りにくくなるでしょう。また、カビの胞子はクローゼットだけでなく家じゅうに広がり、アレルギーや肺炎などの原因にもなります。さらに、賃貸物件の場合、退去する際にクリーニング費用を請求されることもあるでしょう。

2.クローゼットのカビ取り方法

この項では、クローゼットに生えたカビを落とす方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.クローゼットのカビを見つけたら?

クローゼットの壁面などにカビが生えているのを見つけたら、まず荷物を全部出してください。そして、服や荷物にカビが発生していないかどうかチェックしましょう。生えていなくても、クローゼット内部のカビを取るまで荷物は戻せません。

2-2.クローゼット内部のカビを取る方法

クローゼットの壁・床・天井などにカビが生えていた場合は、消毒用エタノールや逆性せっけん液などをカビに直接スプレーしてください。これらの薬剤は、ドラッグストアやインターネットショップで購入できます。肌や目を傷つけないよう、マスク・手袋・メガネなどをして作業を行いましょう。液が乾くまで置いておけば、取れているはずです。
黒カビがびっしりと生えてしまったという場合は、キッチン用の塩素系漂白剤をスプレーすると取ることができます。ただし、塩素系漂白剤は木材などの色を変えてしまうことがあるので、注意が必要です。まずは目立たないところで試してみて、問題ないようならば使用しましょう。なお、浴室用のカビ取りスプレーは強力過ぎるので、使えません。
カビが落ちたら、固く絞ったぞうきんなどで漂白剤やエタノール・逆性せっけんなどを落としましょう。完全に乾くまで荷物を入れてはいけません。なお、カビが落ちないからといって塩素系の漂白剤と酸性の洗剤を混ぜたりしないようにしてください。有毒ガスが発生します。

2-3.衣服についたカビの落とし方

衣服にカビが生えてしまった場合、白カビならば洋服ブラシでこすったり手でたたいたりすれば落ちます。カビの胞子が飛ぶので、ベランダや窓を開け放した室内で行いましょう。カビがあらかた落ちたら、洗濯をしたりクリーニングに出したりしてください。また、しつこい白カビは、クレンジングシートやクレンジングオイルを使いましょう。クレンジングシートで軽くこすったり、クレンジングオイルをしみこませた布で拭いたりすれば、白カビは落ちます。後は同じように洗濯したりクリーニングに出したりしてください。
黒カビの場合は、酸素系漂白剤を使いますが、色柄もの・ウール・シルク・革製品には使えません。綿100%の服やシーツ以外の服に黒カビが生えた場合、クリーニング店にカビ取りを依頼しましょう。黒カビは人の皮脂や汗などを養分にして成長します。ですから、洗濯をせずに衣服をクローゼットにしまうと生えやすいので注意してください。

3.クローゼットのカビを予防する方法

クローゼットにカビが生えるのを予防したい場合、以下のようなことを試してみましょう。

  • クローゼットには3割程度のあきを作る
  • クローゼットに衣類をしまう際は、必ず洗濯やクリーニングを行う
  • 来客予定がないときなどは、クローゼットの扉を開け放しておく
  • 梅雨時は、エアコンの除湿をつけてクローゼットの扉を開けておく
  • 除湿剤や除湿機をクローゼットの中に置く
  • 新聞紙を筒状に丸めたものを、クローゼットの隙間に置いておく

なお、クローゼットの壁などに結露がひどいという場合は、壁紙を除湿効果の高いものにしたり、クローゼット内に換気扇をつける方法もおすすめです。賃貸物件の場合は、管理会社に相談しましょう。

4.クローゼットのカビ対策に関するよくある質問

Q.クローゼットに一度カビが生えたら、再度カビが生えやすくなりますか?
A.その可能性は十分にあるでしょう。3でご紹介したようなカビ対策を行い、こまめに内部をチェックしてください。

Q.押し入れにも同じようにカビが生えやすいのですか?
A.その可能性は十分にあります。チェックしてみてください。押し入れの場合も、クローゼットと同じ方法でカビ取りやカビ予防が可能です。

Q.クローゼットにカビが生えた場合、賃貸物件ならば責任はどちらにありますか?
A.欠陥住宅でない限り、大家さんや管理会社に責任は問えないでしょう。家を借りる場合は、クローゼット内にカビの跡がないか確認しておくのも大切です。

Q.除湿剤はどのくらい効果がありますか?
A.全く対策を立てていない場合より効果がありますが、過度に期待してはいけません。時々状態をチェックし、取り換えましょう。

Q.持ち家でクローゼットにカビが生えた場合は、欠陥住宅なのですか?
A.そうとは限りません。カビは、クローゼットの使い方によっては生えないこともあります。ただし、結露がひどい場合は一度状態をチェックしてもらいましょう。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回はクローゼットのカビ対策について解説しました。梅雨時や秋の長雨の時期は、特にカビが生えやすいので、衣替えの際には、服だけでなくクローゼット内部もよく確認しましょう。また、礼服など使う機会の少ない高級な衣類は、定期的に状態をチェックすることがおすすめです。カビ以外にも、虫食いなどの被害が発生しているかもしれません。また、時にはクローゼットを空っぽにして掃除をすると、よい除湿になります。