テレビの処分ってどうする? リサイクル券とリサイクル料金について

現代の必需品の1つであるテレビですが、リサイクルが必要だということは知っていても、正しい処分の方法は意外と知られていません。リサイクル券の手に入れ方やリサイクル料金など、詳しく知らない方がほとんどなのです。そこで、今回はテレビの正しいリサイクル方法についてご紹介します。

  1. 家電リサイクルとテレビの関係性について
  2. テレビのリサイクル料金について
  3. テレビのリサイクル方法とは
  4. テレビのリユースについて
  5. テレビの処分にまつわる質問

この記事を読むことで、テレビのリサイクル・処分にまつわる基本的な知識を得ることができます。高く売るための方法などについてもご紹介していますので、お見逃しなく!

1.家電リサイクルとテレビの関係性について

1-1.リサイクルについて

今では、知らぬ日本人などいないといっても過言ではない「リサイクル」という言葉ですが、実は40年ほど前までは日本にその概念はなかったのをご存じでしょうか。

数十年前、高度経済成長期の日本では大量生産大量消費が日常となり、一方で大量に廃棄されるゴミについての対応は追いついていないのが現状でした。結果として深刻なゴミ問題が発生します。1965年には最終処分場(再利用や再資源化が困難な不用品を処分する施設)の「夢の島」でハエが異常発生し、自衛隊が出動する事態にまで発展しました。そのような背景もあって、なるべくゴミを出さないための取り組みとして「リサイクル」が行われ始めたのです。

1-2.家電リサイクル法とは?

日本が成長するにつれて、家電製品も大量生産大量消費の時代となり、だんだんと処分場所に困るようになります。さらに、家電製品には金やレアアースなど、有用な金属が多く含まれていることから、特定の家電製品を対象にリサイクルを義務付ける法律を定めました。それが特定家庭用機器再商品化法、いわゆる「家電リサイクル法」です。

1-3.家電リサイクル法の対象について

前述したように、家電リサイクル法は特定の対象家電にしか適応されません。テレビ(液晶・プラズマ・CRT)・エアコン・冷蔵庫(および冷凍庫)・洗濯機(および乾燥機)の4品目です。

2.テレビのリサイクル料金について

2-1.テレビのリサイクル料金について

テレビのリサイクル料金は、15型(15V型)を超えるか超えないか、またCRTか液晶・プラズマかで値段が変わってきます。ブラウン管(CRT)の場合、15型以下は1,836円、16型以上は2,916円が一般的です。液晶・プラズマの場合、15V型が3,148円、16V型が3,668円が一般的でしょう。ただし、液晶・プラズマでも1,836円(15型以下)~2,916円(16型以上)となる機種もあります。

2-2.付属品について

テレビの付属品も一緒に処分することが可能です。対象の付属品にはリモコン、着脱式専用スピーカー、外付けのコインボックスを取り外したテレビ本体などがあります。基本的は、商品と同梱(どうこん)のものは一緒に処分が可能と考えておくと良いでしょう。

2-3.家電リサイクル券について

特定家電をリサイクルする際には、リサイクル券を購入しなければいけません。家電リサイクル券には、「料金郵便局振込方式」と「料金販売店回収方式」の2つの方式があります。「料金郵便局振込方式」の場合は、郵便局で家電リサイクル券を購入してください。「料金販売店回収方式」の場合は、小売業者に家電リサイクル券用紙を注文します。

3.テレビのリサイクル方法とは

3-1.リサイクル方法 

3-1-1.ブラウン管の場合

現在、日本でテレビといえば液晶が主流となっています。そのため、ブラウン管の需要はほとんどないのが現状です。ブラウン管テレビは地デジに対応していません。チューナーを設置すれば現在でもテレビを見ることはできます。しかし、チューナーを購入して設置するお金や手間をかけるぐらいなら、中古の液晶やプラズマテレビを選ぶのが普通ですよね。このようなことから、ブラウン管をリサイクル(処分)する方法としてはメーカーに回収してもらうか、指定回収場所への持ち込み、不用品回収業者に回収してもらうかの3択が一般的でしょう。

3-1-2.液晶テレビの場合

液晶は、現状で最も普及率の高いテレビです。需要が高いため、リサイクルショップや不用品回収業者、ネットオークション等で売却することができます。もちろん、寄付をする場合も、ブラウン管より人気があるでしょう。

3-1-3.プラズマテレビの場合

液晶に比べて応答速度が速く(残像が少なく)、色の再現性も高いプラズマテレビは非常に人気があります。液晶と同様、リサイクルショップや不用品回収業者などで売却可能です。  

3-2.リサイクルの流れ

3-2-1.自治体の場合

家電リサイクル法の対象品目であるテレビは、自治体では回収していません。郵便局等でリサイクル券を購入し、指定の場所に持ち込む必要があります。

3-2-2.不用品回収業者の場合

不用品回収業者に依頼することで処分することも可能です。ホームページや電話などから依頼をしましょう。依頼をしたら、見積もりを取ってもらい、納得がいったら指定の回収方法で回収してもらいます。不用品回収業者の回収方法は「出張回収」が主ですが、業者によっては「宅配回収」や「持ち込み回収」などに対応している場合もあるでしょう。3つの選択肢がそろっていることは、優良業者の目安の1つです。なるべく、3つそろっている業者を選ぶと失敗しづらいでしょう。出張回収や宅配回収など、手軽にリサイクルが可能なので、近年人気になってきている方法です。

3-2-3.家電量販店に回収してもらう

廃棄を考えているテレビを購入した店、もしくは新しいテレビを購入する店のどちらかで、回収してもらうことができます。基本的には有料ですが、買い替えの際は下取りをしていることがあるので、場合によっては「無料」となることもあるでしょう。さらに、下取りの場合、新規に購入するテレビの値段も安くなるので、一石二鳥ですね。

3-3.家電リサイクル券では処分品の追跡が可能!?

近年、業者の組織的な不法投棄などが問題になっています。リサイクルした家電が、どのように処理されるのかは気になるところですよね。そんなときには、排出者向け引き取り確認サイトを利用することで確認することができます。家電リサイクル券に記載されている「お問い合わせ管理票番号」を、サイトの検索窓に入力することで、どのように処理されたかを知ることが可能です。気になる方は、ぜひ利用してみてくださいね。

4.テレビのリユースについて

4-1.買取について

種類やメーカーにもよりますが、テレビは非常に需要が高い家電製品です。高値で買取してもらうことも可能でしょう。ただし、前述したように、需要があるのは液晶やプラズマだけです。ブラウン管はよっぽどの理由(歴史的に価値がある、プレミアがついているなど)がない限り、買取してもらうことはできません。

4-2.査定について

テレビの査定において最も重要視されるのは、「正常に使用できるか」という点です。テレビは実用品ですので、正常に使えなければそれはただのゴミにしかなりません。また、見た目も重要な要素です。汚れていたり傷がついていたり、シールが張ってあったり、本来の見た目からかけ離れればかけ離れるほど、査定ではマイナス要素になります。付属品も重要です。リモコンや説明書、専用の箱などがかけていると、査定で不利になるでしょう。ほかにも、発売されてからの年数も重要となります。テレビの場合、新しいほうが需要が高い傾向にあるからです。また、メーカー側が耐用年数を3~5年としていることが多いので、最低でも5年以内のものでないと買取は難しくなります。

4-3.買取してくれるところ

4-3-1.リサイクルショップのメリット・デメリット

リサイクルショップは、全国至る所にあるので身近です。実際に店舗を構えていますから、何かトラブルが起きてもすぐに交渉することができ、安心感があります。デメリットとしては、手間がかかるという点です。リサイクルショップの多くは持ち込み制ですから、重く壊れやすいテレビを新調に持ち込まなければいけません。車を持っている方なら問題はないでしょう。しかし、都市部にお住まいの方(特に若年層)は車を持っていない場合も珍しくはありません。そのような方にとっては、利用しづらいのです。また、せっかく持ち込んでも、商品価値がないと判断されれば、買取してもらえません。それどころか、ただでも引き取ってはくれないでしょう。二度手間になってしまうわけです。このようなデメリットがあるので、人を選ぶリサイクル方法といえます。

4-3-2.不用品回収業者のメリット・デメリット

不用品回収業者のメリットは手間がかからないという点でしょう。依頼はインターネットか電話からできますし、査定・回収方法も出張と宅配があるので、自宅から出る必要がありません。また、仮に商品価値がない場合でも、依頼すれば回収(原則として有料)してもらえます。忙しい方にとっては、まさに救世主のような売却先でしょう。デメリットは、悪徳業者が多いという点です。押し買いや詐欺などを仕掛けてくることがあるので、業者を選ぶ際には注意しなければいけません。

4-4.不用品回収業者の選び方

4-4-1.許認可を得ているかどうかを確認する

不用品業者を利用する際、一番に確認すべきなのが「許認可」を取得しているかどうかです。業者として中古品を売買する際には、「古物商」の許可が必要となります。つまり、古物商の許可を得ずに買取を行う業者は違法です。古物商の許可を得ているかどうかは、会社ホームページの会社概要や会社案内などから確認できます。また、記載されている古物商許可が本物かどうかは、併記されている古物商番号を検索することで確認可能です。

4-4-2.複数の業者から見積もりを取って比較する

複数の業者から見積もりを取って、比較することで、条件の良い業者を見つけることができます。ただし、あまりに安すぎる業者、特に何でもかんでも無料といっている業者は悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。また、複数の業者と比較することで、怪しい業者を見つけることにもつながります。

4-4-3.住所を確認してみる

詐欺業者の多くは、実態のない会社を運営していることが多いといわれています。そのため、住所を調べてみると住宅だったり公園だったりすることがあるのです。インターネット上では正確に調べることはできませんが、判断材料の1つとして使えます。その点、持ち込みに対応している業者は、実態があることの証明なので、信頼できるでしょう。

4-5.買取の相場

テレビの買取相場は、商品によって値段が大きく異なります。ものによっては10万円を超える買取価格の場合もあれば、数百円程度にしかならない場合もあるぐらいです。まずは、業者に見積もりを取ってみましょう。

4-6.買取の方法

前述しているリサイクルショップや不用品回収業者に売却する以外としては、ネットオークションやネットフリーマーケット(フリマアプリ)を利用することでも可能です。ネットオークションやネットフリーマーケットは、中間マージンが発生しないので、利率が高いという特徴があります。さらに、ネットオークションの場合、競売なので、場合によっては値段が高騰することもあるでしょう。ただし、クレームなどのトラブルが発生することもありますし、ネットに詳しくない人には難易度が高いのがネックです。

4-7.注意点

売却するときには、金銭トラブルに気をつけることが大切です。悪徳業者の詐欺行為などによって、トラブルになったりすることがあります。不用品回収業者を利用する際には、しっかりと業者を吟味し、依頼時にはなるべく多くの質問をしておいてください。また、ネットオークションやフリーマーケットでも、送金などでトラブルになることがあるので注意しましょう。

5.テレビの処分にまつわる質問

5-1.テレビの下取り価格の相場はどのくらいですか?

発売されてからどのぐらいたっているかや、テレビの型番などによって変わりますが、下取り価格は2万円程度が相場です。

5-2.悪徳業者の手口にはどのようなものがありますか?

悪徳業者の手口に「押し買い」というものがあります。押し買いとは貴金属など、価値が高いものを強引かつ法外な値段で買取していく商法です。押し買いの被害にあったら、クーリングオフを利用して買い戻し請求をしましょう。あまり知られていませんが、クーリングオフは買ったものだけでなく売ったものを買い戻す際にも利用ができます。悪徳業者の場合、請求しても「もう処分してしまった」「すでに売却してしまった」などと言い訳をしてくるかも知れません。そのような場合は、警察や消費生活センター(国民生活センター)に相談しましょう。

ほかにも、後付けで値段をつり上げるような商法も有名です。最初は「完全無料」や「超格安」などといっていたのに、あとになって難癖をつけ、値段をつり上げてきます。ただし、正当な理由の場合もありますので、いきなり喧嘩腰(けんかごし)になるのはやめ、冷静に話し合いましょう。

5-3.消費生活センター(国民生活センター)って何ですか?

消費者基本法に基づいて活動する、消費者問題の解決機関です。消費活動にまつわる相談を無料で受け付けていますので、気軽に利用してください。

5-4.個人情報は守られますか?

最近のテレビの多くは、ハードディスクが内蔵されています。そのため、人によっては個人情報が気になることもあるでしょう。もちろん、優良業者なら悪用することはありませんが、リセールした先の購入者にデータが渡ってしまう可能性がないとはいいきれません。気になる場合には、事前に処分するのをおすすめします。

5-5.無料回収業者は危険ですか?

前述したように、無料をうたっている業者に悪徳業者が多いのは事実です。しかし、その一方で本当に無料を実現しているの業者もいます。液晶・プラズマテレビの場合は転売することで利益が出ますし、分解しても内部の貴金属やレアアースで利益を出すことが可能です。そのため、家電製品に関しては、無料で回収しているからといって危険とは限りません。しかしながら、ブラウン管テレビはまったく利益にならないので、ブラウン管テレビも無料で回収するといってくる業者は注意が必要です。

5-6.見積もりにお金はかかりますか?

業者にもよりますが、見積もりにお金はかからないのが一般的です。ちなみに、弊社でも無料で承っています。ぜひ、気軽に見積もりを取ってくださいね。

まとめ

いかがでしたか? 今回はテレビの処分に関してご紹介しました。テレビは家電リサイクル法の対象品目です。そのため、自治体では回収してもらえません。処分の際にはリサイクルする必要があります。リサイクルの方法としては、リサイクル券を購入して指定場所に持ち込む方法のほか、不用品回収業者を利用する方法などが代表的です。不用品回収業者には悪徳業者も紛れているので、依頼時にはほかの業者の比較するなどして引っかからないように気をつけましょう。今回の記事を参考にして、しっかりとテレビの処分をしてくださいね。