ガイガーカウンターとは? 放射線線量計の買取・購入のポイント

私たちは日常生活の中で放射線を受けながら生活しています。規定以上の大量の放射線を受けると、白血病やがん・皮膚病など悪影響を受けるので注意が必要です。東日本大震災の福島原発の事故から、放射線の悪影響が広く知れ渡るようになりました。自分がどこで、どのくらいの放射線を浴びているのか、気になっている人も多いことでしょう。そんなときに役に立つのが、放射線線量計のガイガーカウンターです。そこで、本記事では、ガイガーカウンターの基礎知識や種類・使い方・買い取り方法などについて詳しく説明します。

  1. ガイガーカウンターの基礎知識
  2. ガイガーカウンターの種類
  3. ガイガーカウンターの使い方
  4. ガイガーカウンターの買い取りについて
  5. ガイガーカウンターにかんしてよくある質問

この記事を読むことで、目的に合ったガイガーカウンターの購入や買い取りの方法を知ることができます。買い取り・購入を考えている方はぜひチェックしてください。


1.ガイガーカウンターの基礎知識

目的に合ったガイガーカウンターの購入や納得のいく買い取りをすすめるためには、基礎知識を身につけることが大切です。ガイガーカウンターとは何なのか、目的・用途、必要性・メリットについて詳しく説明します。

1-1.ガイガーカウンターとは

ガイガーカウンターは、別名・放射線量計測器と呼ばれており、検出器にGM管(ガイガーミュラー計数管)を使用しています。放射線を計測する機器の1つで、X線・ベータ線・ガンマ線・アルファ線など機種によって検出可能な放射線が異なるのです。一般的に、ガイガーカウンターには端窓型管(たんまどけいすうかん)と呼ばれる‟窓”がついています。筒の形をしている部分に窓がついており、筒の中をとおった電離放射線を検出して数値化する仕組みです。

1-2.目的・用途

ガイガーカウンターの主な目的は、放射線量を調べることです。ただし、すべての放射線量を測定できるわけではありません。検出器の性能やサイズによって、測定できる放射線の種類が異なります。測定対象となる種類の放射線量をカウントする機器なのです。東日本大震災による福島原発の事故以降、放射線量がどのくらい残っているのか調べる際によく使われています。

1-3.必要性・メリット

宇宙には多くの放射線が飛び交っており、地球に降り注いでいます。また、岩石に含まれるウランやガスなどの放射性物質が存在しているのです。自然から出ている放射線を自然放射線、原子力発電所周辺やX線撮影で受ける放射線のことを人工放射線といいます。これらは、目に見えるものではありません。私たちがどのくらいの放射線量を受けているのか、数値でわかりやすく把握するために使うのがガイガーカウンターです。実際に、放射線量を把握することで、放射線による悪影響への対策が立てられます。

2.ガイガーカウンターの種類

目的に合ったガイガーカウンターを購入するためには、種類を把握しておかなければなりません。ガイガーカウンターの種類・メーカー・価格・最近の傾向などについて詳しく説明します。

2-1.種類について

ガイガーカウンターの大きな種類は、業務用と家庭用にわかれます。それぞれの特徴についてチェックしておきましょう。

2-1-1.業務用

業務用のガイガーカウンターは、測定範囲が幅広く、X線・ベータ線・ガンマ線と複数の放射線が測定できるものもあります。価格は家庭用よりも高めですが、性能が高く、さまざまな場面で使用できるでしょう。ガイガーカウンターは大きめサイズのほうが平均的に放射線をつかまえることができ、測定値が安定します。サイズがすべての検出性能を決めるとは限りませんが、家庭用よりも業務用のほうが大きく、数値が安定するのです。

2-1-2.家庭用

家庭用のガイガーカウンターは、気軽に測定できるコンパクトサイズとなっています。一般の人でも使いやすくしているため、設定・測定方法が簡単です。気になる場所でガイガーカウンターのスイッチを入れるだけで、簡単に測定できるものもあります。自宅の庭や料理する食品の放射線量を調べたいときは、家庭用がおすすめです。

2-2.メーカーについて

ガイガーカウンターを製造しているのは、海外メーカーがほとんどです。特殊な用途のため、国産は少ないのでしょう。主な海外のメーカーとしては、Polimaster・S.E.International・Nanosense・ORTECなどが挙げられます。国内のメーカーは、日立アロカメディカル・堀場製作所・浜松ホトニクス・システムトークスです。

2-3.価格について

ガイガーカウンターの価格は、サイズ・性能などによって異なります。業務用は大きめのサイズとなるため、数百万円~数千万円でしょう。性能が高く、より細かい測定ができる種類ほど、価格も高くなるのです。コンパクトサイズの家庭用は、およそ20,000円~購入できます。

2-4.最近の傾向

最近は、学校の授業で制作できるガイガーカウンターも登場しています。簡単な仕組みでできているため、気軽に制作できるのです。市販のガイガーカウンターの中には、設定した放射線量率を超えた場合に知らせてくれるブザー機能や液晶デジタル表示、USB充電機能など、さまざまな機能が搭載されているものもあります。

2-5.注意点

ガイガーカウンターを選ぶ際は、サイズ・性能・測定可能な放射線の種類のほかに注意しなければならないことがあります。それは、表面の汚染を測定するのか、空間線量・積算線量などかという点です。空間線量は空間における放射線の量、積算線量はある地点で一定期間に外部から受ける放射線の総量を指しています。ガイガーカウンターの種類によって、測定内容が異なるので注意が必要です。

3.ガイガーカウンターの使い方

ガイガーカウンターを正しく使うためにも、測定の仕方を把握しておかなければなりません。測定の仕方以外にも、基礎用語やできないことなどについてチェックしておきましょう。

3-1.主な測定の仕方

一般的なガイガーカウンターは、測定したい場所に本体を近づけるだけで測定できます。スイッチを入れて、測定場所に持っていけば数値が表示される仕組みです。ガイガーカウンターの中には、筒状になっている部分を本体から切り離して、測定場所に近づけるものもあります。簡単な測定法となっているため、初心者でも安心して使えるでしょう。具体的な測定法については、取扱説明書をチェックしてください。

3-2.基礎用語

スムーズに測定するためにも、知っておきたい基礎用語を紹介します。

  • 線量率:単位時間あたりに受ける線量
  • シーベルト:線量率の単位。ミリシーベルト(1,000分の1)とマイクロシーベルト(100万分の1)がある
  • X線:電磁波のうち波長が短く、ガンマ線よりも長いもの。0.001~10mm程度の範囲
  • ベータ線:放射線の一種で、マイナスの電気を帯びた電子の流れ
  • ガンマ線:放射性元素から出る電磁波、アルファ線・ベータ線に比べて強い

3-3.できないこと

すべてのガイガーカウンターが、同時に複数の種類の放射線を測定することはできません。ガイガーカウンターの種類によって、測定できる放射線の種類が異なります。そのため、事前に測定したい放射線を把握しておかなければなりません。また、汚染の表面や積算線量・空間線量の測定をすべて同時にできるものではないので注意してください。

3-4.そのほか

ガイガーカウンターの測定値は正確とは限りません。数倍くらいの誤差があってもおかしくないといわれており、誤作動などで正しくない値を出すこともあります。より正確な数値を測定したいときは、エネルギー補償つきとなっている機種を使用してください。また、複数回測定して、平均値を計算するといいでしょう。

4.ガイガーカウンターの買い取りについて

要らなくなったガイガーカウンターの処分方法に悩んでいる方は多いでしょう。そこで、ガイガーカウンターの中古需要や値段の相場・買い取りの方法などについて詳しく説明します。

4-1.中古需要

ガイガーカウンターは用途が限られており、毎日使うものではありません。頻繁には使わないものだからこそ、低価格で購入したい方も多いでしょう。また、福島原発の事故から放射線を気にする方が増えてきているため、中古品も高まりつつあるのです。

4-2.買い取り相場

ガイガーカウンターの買い取り相場は、状態・メーカー・性能・サイズ・使用年数によって異なります。販売年月日から経過している機器ほど、買い取り価格が下がりがちです。逆に、発売されたばかりのものは買い取り価値が上がります。買い取り相場は、販売価格のおよそ5~10%でしょう。

4-3.買い取りしてくれるところ

ガイガーカウンターの買い取りを行っているのは、測定機器を取り扱っている業者です。リサイクルショップや買い取り専門業者の中にも、買い取りを行っているところはあります。しかし、測定機器専門店のほうが、知識に富んでいるため、適切な価格で買い取りしてくれるのです。

4-4.買い取りの方法・流れ

最初に、業者へ査定の申し込みをします。業者によって、店舗へ直接持っていくか、郵送するのか方法が異なるので注意してください。業者が査定を行った後は、買い取り額をチェックしましょう。業者が提示した買い取り額に納得すれば、取り引き成立→そのまま買取・現金の支払いとなります。

4-5.査定について

商品の状態やメーカー・販売年月日・付属品の有無などを考慮して査定を行います。できれば、業者スタッフが査定をきちんとしているかどうか、確認してください。業者の中には、きちんと査定を行わず、適当な買い取り額を提示する悪徳業者も存在しています。また、査定にお金を請求する業者もいるので要注意です。査定を依頼する前に、費用もチェックしておきましょう。

4-6.高額査定のポイント

ガイガーカウンターをより高く売るためには、いくつかのポイントがあります。高額査定のポイントは、キレイに掃除すること・付属品を一緒に出すことです。汚れやホコリがついている場合は、買い取り額が下がる傾向があります。事前に、汚い部分をきちんとキレイに掃除しておきましょう。また、購入時についてきた取扱説明書や交換部品・ケースなどの付属品も、一緒に提示してください。

4-7.注意点

業者に買取を依頼する場合は、査定額はもちろんのこと、サービス内容やスタッフの対応もチェックするといいでしょう。また、複数の業者から出た査定額を比較し、その中から、高い査定額がついた業者に依頼してください。

5.ガイガーカウンターにかんしてよくある質問

ガイガーカウンターにかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.ガイガーカウンターを長く使い続けるコツとは?

長く使い続けるコツは、キレイな状態を維持し続けることです。測定器に汚れがついてしまうと、正しい数値が表示できなくなってしまいます。地面や土・草の上に直接置かないように気をつけてください。

5-2.放射性物質が付着した場合はどうすべきか?

不注意で放射性物質がガイガーカウンターに付着した場合は、掃除が困難になる可能性が高いでしょう。そのため、メーカーに相談してください。ただし、防水性能を持っているものは、水ぶきで対処できます。

5-3.誤作動を起こす原因とは? 買い取りしてもらえないのか?

携帯電話・スマートフォンなどの電波によって誤作動を起こします。数値がおかしいと感じたときは、何回か測定してください。頻繁に誤作動を起こす場合は、故障している可能性があるため、買い取り不可となることもあります。

5-4.悪徳業者の見極めポイントとは?

悪徳業者は、きちんと商品を査定せずに買い取り額を提示することがあります。また、都道府県から許可を取得していない可能性があるので要注意です。ホームページなどで許可番号が記載されているのか、チェックしてみてください。

5-5.買い取り不可となるガイガーカウンターとは?

壊れているもの・正常に稼働できないものなどは、買い取り不可となります。また、製造年月日からだいぶ経過しているもの・状態が悪いものなども買取できない場合があるので要注意です。業者によって、買い取り不可の条件が異なるため、1度査定に出してみてください。

まとめ

いかがでしたか? ガイガーカウンターは、放射線量を数値化できる測定機器の1種です。強い放射線が残っているホットスポットは、人体に悪影響を与える場所とみなされています。一度に大量の放射線を受けることで、めまいや吐き気・頭痛などの症状が起きるのです。身のまわりに、どのくらいの放射線量があるのか調べられるのが、ガイガーカウンターであり、放射線量を知ることで影響を受けられずに済みます。しかし、ガイガーカウンターにも種類や測定できる放射線が異なるため、事前に知識を身につけておかなければなりません。きちんと知識を持っておけば、上手に買い取ってもらうこともできます。