3Dプリンターは中古で買取できるの? 3Dプリンターの基礎知識!

3Dプリンターは近年、急速に需要を拡大してきており、開発競争によって年々性能も変わってきています。そのため、これから新しく3Dプリンターの購入を検討している方や、新しく買い換えようという方も多くいることでしょう。しかし、3Dプリンターは安くはありません。そのため、古いものを買取してもらったり、中古品を購入したりするなどして節約することが重要です。そこで、今回は3Dプリンターの中古買取などを中心にご紹介します。

  1. 3Dプリンターの基礎知識
  2. 3Dプリンターの種類について
  3. 3Dプリンターの買取について
  4. 3Dプリンターについてのよくある質問

この記事を読むことで、3Dプリンターにまつわる基本的な知識を得ることができます。中古買取についてもご紹介していますので、ぜひ最後までおつきあいくださいね。


不用品買取業者をお探しの方は以下の記事もチェック!

1.3Dプリンターの基礎知識

1-1.3Dプリンターとは?

コンピューターで作成した図形や文字、写真などのデータを紙などの平面上に印刷するための出力装置をプリンターと呼びます。これに対して3Dプリンターは、3DCADや3DCGデータなどを元に立体を造形する出力装置です。ちなみに、日本語では立体印刷機という名称でも呼ばれます。

3Dプリンターは1980年名古屋市工業研究所の小玉秀男さんにより開発されました。小玉氏は特許申請をしましたが、審査請求を忘れたまま放置してしまいます。そして、気がついたころには審査請求の期限を過ぎており、アメリカのチャック・ハル氏が特許を取得してしまいました。ハル氏は後に「3D Systems」という会社を設立することとなります。

しかし、特許料などが原因で非常に高価だったため、なかなか一般人には知られる機会がありませんでした。普及し始めるのは、特許取得後20年が経過し、特許権が失われてからのことです。さらに、2013年にはアメリカの雑誌「Wired」の元編集長であるクリス・アンダーソン氏が「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」を出版します。この本がベストセラーとなったのがきっかけとなり、本格的に人々に知られるようになっていきました。

1-2.どんなことができるの?

3Dプリンターはさまざまなものを作り出すことが可能です。たとえば、ロシアの「Apis Cor」という企業は、建設現場に3Dプリンターを持ち込んで、全自動で建物を3Dプリントすることに成功しました。また、中国の「XYZプリンティング」にいたっては、世界で初めてお菓子を作り出す3Dプリンターを実現しています。昔のSF映画のように、ボタン一つで何でもできてしまう時代がやってくるかも知れませんね。

1-3.メリット

メリットは、自分のほしいものや作りたいものを簡単に作り出せるという点でしょう。今までは、何かを作りたいけど、制作に必要な機械が高価だったり手に入りにくかったりするケースが珍しくありませんでした。しかし、ものづくりにおけるそんな悩みも、3Dプリンターならば解決することが可能です。

また、日常生活においてのメリットは、生活用品をいつでも好きなとき、好きな形やデザインで作り出せるという点にあります。たとえば、お皿やコップ、箸(はし)やスプーン、花瓶、製菓用の型など、単純な構造のものであれば好きに作り出すことが可能です。また、思い出を形として残すための手助けもしてくれます。たとえば、フィギュアの作成などが挙げられるでしょう。フィギュアというとアニメキャラクターのような見た目を想像してしまいがちですが、3Dプリンターなら驚くほどリアルにできあがります。結婚記念などに自分たちのフィギュアを作って飾れば、写真などの平面に描かれたものよりも、より鮮明な思い出を残すことができるでしょう。

2.3Dプリンターの種類について

2-1.種類について

3Dプリンターは日本語で「積層造形装置」と呼ばれるように、材料を積層して造成する装置です。積層というのは、層が積み重なった状態のことで、どの3Dプリンターも同じ原理で動作しますが、積層方式に違いがあります。これによって、いくつかの種類にわけられるのです。主な種類は以下のとおりとなります。

  • 熱溶解積層方式:樹脂を熱で溶かして1層ずつ積み上げていく方式
  • 光造形方式:光硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化させる造形方式
  • 粉末焼結方式:高出力のレーザー光線を粉末状の材料に照射し、焼結させる造形方式
  • インクジェット方式:液状の紫外線硬化樹脂を噴射して、紫外線を照射することで硬化させ積層させる方式
  • プロジェクション方式:プロジェクターの光で樹脂を硬化させて積層させる方式
  • インクジェット粉末積層方式:でんぷん・石膏などの粉末を樹脂で接着して固める方式

2-2.主要メーカーについて

主要メーカーは以下のとおりです。

  • キーエンス 
  • ムトーエンジニアリング 
  • リコー
  • 3D Systems
  • ホットプロシード
  • MakerBot
  • EnvisionTEC
  • Stratasys
  • ソディック
  • Solido
  • XYZプリンティングジャパン
  • Blueprinter
  • フュージョンテクノロジー

ご紹介したメーカーはほとんどが企業向けの3Dプリンターを中心に製造しています。しかし、近年の需要増加から、少しずつ家庭用3Dプリンターの開発競争が起こり始めているようです。

3.3Dプリンターの買取について

3-1.買取事情

3-1-1.買取傾向

3Dプリンターは世に出始めたばかりの機械です。そのため、普通の中古買取業者などでは正確に査定できなかったり、そもそも買取対象になっていなかったりすることも珍しくありません。そのため、3Dプリンターの中古売買に関しては、しっかりと知識を持った専門業者に依頼することをおすすめします。

3-1-2.買取相場

3Dプリンターは安い家庭用のものから高額の業務用まで値段がバラバラです。そのため、決まった買取価格というものはありません。しかし、あえていうのであれば、10,000円~100,000円が買取相場でしょう。

3-1-3.需要

他の家電製品に比べれば、3Dプリンターの需要はまだまだ多くはありません。しかし、右肩上がり増加しているのは事実です。近い将来、3Dプリンターは私たちの生活に欠かせない機会となることは間違いありません。家や家具、日常雑貨、果ては食事まで、すべて3Dプリンターで作り出す、なんていう夢のような世界はそう遠くない未来にまで迫っているのです。

3-2.買取してくれる業者の選び方

3Dプリンターは特殊な器械ですので、まだまだ十分な売買ルートが構築されていません。そのため、買取してもらうには特殊な装置の売買を専門にしている業者に売却することとなります。

3-3.買取の流れ

基本的な買取の流れは以下のとおりとなります。

  1. 買取依頼
  2. 出張査定
  3. 買取
  4. 搬出

このように、一般的な中古品と流れ自体は変わりません。ただし、業者によって多少流れは変わってくるので、依頼の際には業者に尋ねておきましょう。

3-4.高額査定のポイント

高額査定のポイントは、なるべく新品に近づけるということです。実用品は基本的に新しければ新しいほどに価値が高まります。3Dプリンターもその例に漏れず、新しければそれだけ査定額が高くなるのです。ですから、査定の前には必ず掃除を行って見栄えをよくしておきましょう。また、3Dプリンターが不要になった際には、後回しにせずなるべく早く売却することも大切です。後回しにしている間に続々と新製品が発売されるので、どんどんと価値が下がっていってしまいます。

3-5.注意点

大前提として、壊れていないことが重要です。3Dプリンターは実用品ですから、壊れていては価値がありません。そのため、買取対象は壊れていないことが条件の一つとなるでしょう。ただし、修理をすれば使える程度の故障であれば、業者によっては壊れていても買取してもらえることがあります。

4.3Dプリンターについてのよくある質問

4-1.業務用と家庭用の差は何ですか?

業務用は家庭用に比べてサイズが大きく、作れるものの自由度がより高まっています。また、製造の制度やスピード、作成可能なものの種類に至るまで、業務用の方が家庭用よりも上です。いわば、家庭用3Dプリンターは、業務用3Dプリンターの簡易版と考えればよいでしょう。

4-2.どのぐらいのサイズのものを作成できますか?

3Dプリンターの種類によってさまざまです。大型の3Dプリンターであれば、1メーター程度の大きさのものを作成することができます。

4-3.どのような材料を使用することができますか?

最も一般的な材料は「ABS樹脂」や「PLA樹脂」「ABSライク樹脂」などの樹脂系素材です。そのほか、以下のような材料で3Dプリントできる機種もあります。

  • 金属
  • カーボン
  • セラミック
  • ゴム
  • 砂糖

4-4.安く導入する方法はありますか?

中古品を購入するのが一番わかりやすい方法でしょう。また、企業であれば中小企業庁の「ものづくり補助金」などを利用して導入することで、費用を安く抑えることが可能です。補助金の制度などについては、こちらをご覧ください。

4-5.造成するためにはどのような形式のデータが必要ですか?

一般的に使われるのは、3DCADなどからエクスポートできるSTL形式のデータです。でそのため、造成するためには3DCADが必要となってきます。

まとめ

今回は3Dプリンターについて中心にご紹介しました。3Dプリンターとは、3DCADや3DCGデータなどを元に立体を造形する出力装置です。2013年ごろから一般的に普及し始めたばかりの新しい技術ですが、すでに需要は高まってきています。3Dプリンターの種類は積層方式に変わり、熱溶解積層方式、光造形方式、粉末焼結方式、インクジェット方式、プロジェクション方式、インクジェット粉末積層方式の6つの方式が主流です。