
パソコンラックの処分方法をご紹介! 廃棄のポイントや注意点とは?
パソコンを置くテーブルのことをパソコンデスク、またはパソコンラックといいます。引っ越しや大掃除などで要らなくなったパソコンラックを処分したくても、方法がわからない方は多いはずです。しかし、正しい処分方法がわからないまま捨ててしまうと、不法投棄や回収してもらえないといったトラブルになってしまいます。そこで、本記事では、パソコンラックの処分方法や不用品業者の選び方などについて詳しく見ていきましょう。
- パソコンラックの処分について
- パソコンラックの処分方法~自治体の場合
- パソコンラックの処分方法~リサイクルの場合
- パソコンラックの処分方法~不用品回収業者の場合
- パソコンラックの処分に関するよくある質問
この記事を読むことで、パソコンラックを正しく処分するために必要な情報を得ることができます。処分に困っている方や廃棄方法について知りたい方はぜひ参考にしてください。
1.パソコンラックの処分について
スムーズに処分するためにも、パソコンラックとはどういうものなのか理解しておかなければなりません。ごみの分類についても詳しく説明します。
1-1.パソコンラックとは
パーソナルコンピューターを収納するための家具のことをパソコンラックといいます。パソコンデスクとも呼ばれており、1980年代のパソコンブーム時に考案されたインテリアです。主に、スチール角パイプと合板によって構成されており、プリンターを置く上部天板にキーボードが収納できるレール稼働の天板を装備しています。使用しないときはコンパクトに収納できる仕組みです。現在では、縦型タイプ・座タイプ・平机タイプ・卓上タイプなどさまざまな種類が登場しています。
1-2.パソコンラックは何ごみか
ほとんどの自治体では、パソコンラックは粗大ごみに分類されています。しかし、素材や大きさによって異なるため、事前に確認しておかなければなりません。
1-2-1.素材
現在、おしゃれなデザインも登場しており、パソコンラックには多種多様の素材が使われています。よく見られる素材は、木製・スチール・ガラス・塩ビ化粧板・アイアン・繊維板などです。素材の中にはガラスなど、燃えないごみに分類されるものもあります。処分するパソコンラックにはどのような素材が使われているのか、確認しておきましょう。
1-2-2.大きさ
ほとんどの自治体では、一辺30センチメートル以上のものを粗大ごみとしています。パソコンラックの多くは大きめのサイズとなっていますが、中には小さいものもあるでしょう。燃えるごみや燃えないごみの袋に入るサイズであれば、処分できる可能性があります。自治体によってごみの分類が異なるため、必ず確認してください。
2.パソコンラックの処分方法~自治体の場合
パソコンラックの処分時、多くの方が自治体の利用を考えるでしょう。自治体で処分する際の回収方法や費用・メリットとデメリットについて詳しく説明します。
2-1.回収方法
自治体によって回収方法は異なります。多くの自治体では、粗大ごみを捨てるために、地元の商店やスーパーなどで粗大ごみシール(券)を購入しなければなりません。購入した券(シール)を品物のわかりやすい場所に貼りつけた後、指定回収場所まで運びます。また、ホームページで事前申し込みが必要になるところもあるので注意してください。
2-2.回収費用
自治体によって異なりますが、300円~2,500円ほどで回収してもらえます。東京都杉並区の回収費用を見てみると、箱物家具(高さ、幅および奥行きの合計が180センチメートル以内)は300円、180センチメートル以上、225センチメートル以内のものが700円とサイズで異なるのです。そのため、パソコンラックのサイズをきちんと把握しておかなければなりません。
2-3.メリット・デメリット
自治体のメリットは、安い費用で処分できることです。また、公的機関が廃棄してくれるという絶対的な安心感もあります。一方、デメリットは、回収指定場所まで運ばなければならないこと・すぐに処分できないことです。大きく重いパソコンラックは人の手が必要ですし、決まっている回収日まで処分できません。急を要する場合はデメリットのほうが大きいといえるでしょう。
3.パソコンラックの処分方法~リサイクルの場合
再利用できるパソコンラックの場合、リサイクルという方法で捨てることもできます。そこで、リサイクルのメリットやリサイクルできるものとできないもの、リサイクルの方法などについて詳しくチェックしていきましょう。
3-1.リサイクルのメリット
まだ、利用できるものを捨てるのは非常にもったいないことです。欲しがっている人のもとで使ってもらえるなら、大切に使ってきたものでも難なく手放せるでしょう。再利用できること・ごみの量を減らすことが、リサイクルのメリットになります。「捨てるのはもったいないな」と感じている方は、是非リサイクルを利用してみてはいかがでしょうか。
3-2.リサイクルできるもの、できないもの
リサイクルといっても、古いものや壊れているものはリサイクルできない可能性があります。リサイクルできるものは“再利用できるもの”であり、新品状態に近いものほど高く売れるでしょう。また、再利用できるものでも、目立つ傷や汚れがある場合はリサイクル不可となることもあります。さらに、DORIS(ドリス)・ニトリ・ISSEIKI(イッセイキ)・ALKI(アルキ)・hulsta(ヒュルスタ)などの人気メーカーは売れる可能性が高いでしょう。
3-3.リサイクルの方法
ネットオークション・寄付、リサイクルショップへの持ち込み、不用品回収業者への依頼でリサイクルできます。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
3-3-1.ネットオークション、寄付
スマートフォンでも気軽に利用できるようになったネットオークションは、自分で出品額を決めることができます。「この金額で売りたい」という方にはおすすめです。ただし、出品するためには写真や商品詳細をアップしなければなりません。買い手が見つからなければすぐに処分できないでしょう。また、寄付という形でリサイクルすることもできます。寄付を受けつけている団体を掲載している、オンライン寄付サイトの「Give One」でチェックしてみてください。
3-3-2.リサイクルショップへの持ち込み
近くにリサイクルショップあある方は、直接持ち込むことも可能です。ほとんどのリサイクルショップでは家具のリサイクルを行っています。多少の傷や汚れがついているものでも、買い取ってもらえるかもしれません。ただし、大きめのサイズで重たいものは1人では運べないでしょう。無理な場合は別の方法でリサイクルしてください。
3-3-3.不用品回収業者への依頼
近くにリサイクルショップがない方やほかにも処分したいものがある方は、不用品回収業者の利用をおすすめします。不用品回収業者に依頼すれば、自宅にスタッフがやってきて査定・回収が可能です。詳細については、【4.パソコンラックの処分方法~不用品回収業者の場合】で説明するのでぜひチェックしてください。
3-4.買取はできるか
壊れていないもの・新品状態に近いものであれば、ほとんどの業者で買取可能です。需要のあるパソコンラックほど、高く売れる可能性があります。再利用できるものは査定を依頼してみてください。買取可能になれば、処分費用ゼロで買取額の分だけお金を得ることができます。まさに、一石二鳥の方法といえるでしょう。
3-5.注意点
リサイクルショップによって買取価格が異なります。品物の状態はもちろんのこと、在庫の状況によっても価格が変動するのです。そのため、リサイクルする場合は複数のショップに査定を依頼してください。「違うショップに持っていけばよかった」と後悔しないためにも、比較することが大切です。
4.パソコンラックの処分方法~不用品回収業者の場合
不用品回収業者に依頼するメリットや回収方法・手数料・業者選びのポイント・注意点について詳しく説明します。
4-1.メリット
不用品回収業者の大きなメリットは、時間と手間がかからないことです。自宅にスタッフが訪れ、その場で査定・回収を行います。そのため、わざわざ自分たちで運ぶ必要がなく、運搬から回収まですべてを業者が行ってくれるのです。都合にあわせて作業してもらえるため、急を要する場合でもすぐに依頼できるでしょう。また、回収だけでなく、買取を実施している業者も存在しています。買取できなかった家具でも、そのまま回収してもらえるので安心です。さらに、ほかに処分したい家具があれば、一気に処分・買取できます。
4-2.回収方法
ほとんどの不用品回収業者の回収方法は出張回収です。直接依頼者の家に伺う形となるため、自分たちで運搬する必要がありません。業者によっては出張買取のほかにも郵送買取と持ち込み買取があります。ライフスタイルや状況に合った買取方法が選択できるでしょう。
4-3.手数料について
パソコンラックの回収費用は業者によって異なります。平均費用としては、およそ3,000円~4,000円です。あくまで目安となるため、具体的な費用にかんしては業者に問い合わせてください。できるだけ、処分費用を抑えたい方は買取を行っている業者に依頼するといいでしょう。買い取ってもらったほうが、処分費用を抑えることができます。
4-4.業者選びのポイント
たくさん存在している業者の中から、どこに依頼すべきか悩む方は多いでしょう。そんなときは、以下のポイントに注目してみてください。
- 古物商許可を取得している
- 迅速かつ丁寧な対応
- 高い査定額
- 出張費・査定費がかからない
- 大量買取にも対応
- 家具の買取に力を入れている
4-5.悪徳業者に要注意!
業者の中には悪質な業者も存在しています。実際に、「回収後、不法投棄されていた」「買取の際に出張費や査定費を請求された」などというトラブルが多発しているのです。悪徳業者に引っかからないためにも、慎重に業者を選ばなければなりません。特に、古物商許可を取得しているか、ホームページに取得番号が記載されているかチェックしてください。
5.パソコンラックの処分に関するよくある質問
パソコンラックの処分に関するよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.パソコンラックを運搬する際の注意点とは?
A.自治体で処分する場合、自分たちで運び出さなければなりません。運搬する際は、ケガをしないようにレールなどの動く部分を固定してください。ガムテープなどでしっかり止めておくと、スムーズに運ぶことができます。どうしても運搬できない場合は業者に依頼したほうが安全です。
Q.買取額はいくらぐらいか?
A.人気のあるメーカーや未使用品のもので、およそ3,000円~4,000円の買取額がつきます。ただし、使用年数がたっているものや古いものは買取額がつかない可能性が高いです。販売額のおよそ5%~10%が目安でしょう。
Q.高価買取のポイントとは?
A.査定前に、キレイに掃除をしておきましょう。汚れている部分をぞうきんでふき取り、ホコリや傷をできるだけキレイな状態にしてください。また、購入時についてきた取扱説明書やネジなどの付属品も一緒に提示すると、買取額がアップする可能性があります。
Q.人気のあるパソコンラックとは?
A.北欧のパソコンデスク・ガラスを用いたもの・L字のパソコンラックが人気です。また、チェストとラックがついた3点セットも人気があります。人気のあるパソコンラックは需要も高いため、積極的に買取を行う業者が多いでしょう。
まとめ
いかがでしたか? パソコンラックの処分方法は、自治体・ネットオークション・寄付・リサイクルショップ・不用品回収業者が挙げられます。それぞれのメリット・デメリットをきちんと踏まえたうえで、ライフスタイルや状況に合った方法で処分してください。また、パソコンラックのサイズが大きく、運搬が難しい方は不用品回収業者を利用するといいでしょう。業者によっては大量買取が可能なところもあります。まだ、使えるものは買い取ってもらったほうが処分費用も節約できるでしょう。あらかじめ、処分方法やポイントを押さえておけば、スムーズに処分できます。