冷蔵庫を処分する前に!冷蔵庫処分で損をしない方法とポイント

冷蔵庫は、処分に困る家電No1と言っても過言ではありません。引っ越しの際、冷蔵庫の運搬は高くて1万円ほどかかってしまうほどです。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象家電であり、不当に廃棄処分することができません。冷蔵庫の買い直しや処分を考えていらっしゃる方はぜひこの記事を参考にしてください。リサイクル法にのっとった処分方法・下取りや買い取りなど、冷蔵庫の処分で悩んでしまいがちなポイントを一つずつご紹介します。

  1. 冷蔵庫は粗大ゴミで廃棄処分できない?
  2. 家電リサイクルにかかる料金
  3. 冷蔵庫を買い替えする場合
  4. リサイクルショップに売る場合
  5. 不用品回収業者に頼む場合
  6. よくある質問
  7. まとめ

1.冷蔵庫は粗大ゴミで廃棄処分できない?

冷蔵庫を粗大ゴミで廃棄処分しようと思ったけど料金表に載っていない…!そう、冷蔵庫は家電リサイクル法の対象になっている家電なので、粗大ゴミとして廃棄処分することができないのです。「待って!そもそも家電リサイクル法って何…?」という方のために、家電リサイクル法の基礎をざっくりとご説明します。

1-1.家電リサイクル法の基礎~概要~

家電リサイクル法は平成13年より施行された法律で、指定された家電(後述)は、ゴミとして廃棄処分せず、きちんとリサイクルしてください、という内容です。

消費者だけではなく、メーカー側にも適応されています。

1-2.家電リサイクル法の基礎~対象家電~

家電リサイクル法の対象となる家電は以下の4種類となっています。

  • 冷蔵庫/冷凍庫
  • テレビ(ブラウン管テレビ/液晶テレビ/プラズマ式テレビ)
  • 洗濯機/衣類乾燥機
  • エアコン

いわゆる白物家電が多いですね。

生活必需品がこんなに廃棄しにくいとは…家電リサイクル法許さじ…!でも、家電リサイクル法にはきちんと目的があるんです。

1-3.家電リサイクル法の基礎~目的~

家電リサイクル法の目的は、その名のとおり冷蔵庫などの家電を廃棄処分せずに、リサイクルを促すことです。

上記4つの家電は、大きくて重たく、内部には堅い部品が含まれているため、従来の粗大ゴミ処理では廃棄処分がとても大変。さらに、ガラスや鉄、アルミなどまだ使える資源が含まれているため、冷蔵庫の家電をそのまま廃棄処分してしまうのはもったいない!ということです。

1-4.家電リサイクル法の基礎~必要性~

  • ゴミ処理場の窮迫を防ぐ
  • 資源を有効活用する

これらを達成するために、家電リサイクル法は必要なのです。消費する一方では環境保全はなりたちません。ひとりひとりの力で環境を守っていきましょう、ということなんですね。

2.家電リサイクルにかかる料金

冷蔵庫などの家電をリサイクルするためにはリサイクル料金がかかり、その料金は家電や型番によって設定されているのです。ものを捨てるにもお金のかかる時代ですので仕方のないことですが、リサイクル料金は粗大ゴミの料金よりも高めの金額設定になっています。

2-1.家電のリサイクルにかかる料金(目安)

では、リサイクル法にのっとって処分するにはいくらくらいかかるのでしょうか。

リサイクル法では家電によって「リサイクル料金」が定められており、大きさやメーカー、型番によって金額が細かく設定されています。

※金額はあくまで目安です。メーカーや型番によって2倍3倍以上となることもあります。

  • 冷蔵庫(小型 170リットル以下):3,600円程度
  • 冷蔵庫(大型 171リットル以上):4,600円程度
  • エアコン:1,500円程度 …別途、取り外し代3,000円~1万円程度が発生します
  • 洗濯機 :2,400円程度
  • テレビ(小型15型以下):1,700円程度
  • テレビ(大型16型以上):2,700円程度

2-2.冷蔵庫をリサイクル処分するのにかかる料金

冷蔵庫は170リットル以下であるか/171リットル以上であるかによって、小型/大型および、リサイクル料金が区別されています。

リットル数は冷蔵庫の側面などに貼ってあるシールに書いてありますし、型番からネットで検索することも可能です。背の高さを超えるファミリータイプの冷蔵庫はおおむね171リットル以上になるでしょう。

2-3.リサイクルのために必要な書類など

冷蔵庫をリサイクルするためのもっとも公共的な方法は、家電リサイクル券を使うことです。

郵便局に備え付けられている「家電リサイクル券 料金郵便局振り込み方式」に必要事項を記入し、リサイクル料金を振り込むと、家電リサイクル券(控え)と支払い証明書が受け取れます。これでようやく、冷蔵庫をリサイクルする権利を得られるのです。

ここからさらに、小売業者や自治体などに引き取りを依頼します。別途、運搬料金がかかりますが、指定引き取り場所に自分で持っていけば、当然運搬料金はかかりません。引き取りの際に、郵便局で受け取った家電リサイクル券を提出するという流れが基本です。

3.冷蔵庫を買い替えする場合

冷蔵庫を新しく買う時は、販売店やメーカーに下取りをしてもらえることもあります。

3-1.冷蔵庫の下取りについて(販売店編)

家電量販店などで新しく冷蔵庫を買った際は、冷蔵庫の引き取りやリサイクルの手続きをその販売店がおこなってくれることがあります。購入時に下取りの申請が必要になるので、メーカーや型番などを控えて店舗に持っていくとスムーズです。

3-2.冷蔵庫の下取りについて(メーカー編)

家電リサイクル法はメーカー側にも適応されるので、新しく冷蔵庫を買う際にメーカーが下取りをしてくれることもあります。他社製の冷蔵庫でも下取りしてくれる場合がありますので、一度メーカーに問い合わせてみてください。新しい冷蔵庫の搬入時に古い冷蔵庫を引き取ることがほとんどですので、古い冷蔵庫をすぐに搬出できる状態にしておきましょう。玄関のスペースをあけておくなど、搬出通路の確保も必須です。

3-3.販売店による冷蔵庫の引き取り

新しい冷蔵庫を購入していなくても、販売店が引き取ってくれる場合もあります。古い冷蔵庫の引き取りに必要なリサイクル料金も販売店が調査してくれるので楽ですが、引き取りの際の運搬料金などは事前に確認しておきましょう。

3-4.冷蔵庫の下取り メリット・デメリット

メリット

買い替え時の下取りは、基本的に新しい冷蔵庫の搬入日と古い冷蔵庫の搬出日が同日なのでとても楽です。自分で郵便局にいく手間や、自治体などに引き取りを依頼する手間が省けることもメリットとなります。

デメリット

販売店やメーカーによっては、リサイクル料金を支払う必要があります。基本的に、運搬料金は必ずかかると思ってください。新しい冷蔵庫の搬入日と、古い冷蔵庫の搬出日が同日でない場合は、下取りのメリットをあまり受けられません。

4.リサイクルショップに売る場合

比較的新しく、まだ使える冷蔵庫はリサイクルショップで売ることも検討してみましょう。たとえ二束三文の買い取り価格であっても、リサイクル料金を支払うよりはお得になることがあります。

4-1.リサイクルショップで買い取ってもらえる冷蔵庫とは

まずは、リサイクルショップが家電を買い取り対象としていることが大前提です。

そして、冷蔵庫としての機能が不十分だったり、あまりに汚れていたりする場合は買い取ってもらえません。さらに、リサイクルショップ側としては、売れない不人気商品を買い取りしても仕方ないので、市場の需要も関係してきます。冷蔵庫としての機能を満たしていても売れないものは売れませんので、事前に買い取り可能な型番かどうかを確認しておくと無駄が少し防げるでしょう。

しかし、実際は現物を見てからの査定となるので、出張見積もりにきてもらうか、店舗に直接持っていく必要があります。

4-2.リサイクルショップのメリット・デメリット

メリット

少額でもお金になれば儲(もう)けもの。リサイクル料金を支払わなくて済むどころか収入になるのが最大のメリットです。まだ使える冷蔵庫をそのまま使ってもらえるので、リサイクルショップの名のとおり、一番効率のいいリサイクルとなります。

デメリット

リサイクルショップに冷蔵庫を買い取ってもらえなかった場合、出張見積費やリサイクルショップに冷蔵庫を持っていった労力が無に帰(き)します…。

少しでも高く売れるようにピカピカに磨いたのに「そのメーカーの冷蔵庫は買い取れないんですよ」と言われた時のショックたるや…。かといって、綺麗にしないまま査定に出すわけにもいかないですものね…。

5.不用品回収業者に頼む場合

リサイクルショップで買い取ってもらえなかった冷蔵庫は、不用品回収業者に買い取りや回収を依頼してみましょう。

リサイクルショップは基本的に在庫を店頭に置かなければならないのに対し、回収業者は倉庫などに、ある程度商品をストックできるので、買い取ってもらえるハードルが少しさがる傾向にあります。見るからに売れないような冷蔵庫でも、処分費を支払えば引き取りから搬出までしてくれることがあるため大変オススメです。

5-1.業者選びのポイント

無料で出張見積もりをおこなってくれる業者や、製品そのものの価値を判断してくれる業者がオススメです。出張見積もりをしてもらい、金額に納得がいかなかったら断っても無料なので、なんら不利益をこうむりません。

5-2.トラブルを防ぐには?

産業廃棄物収集運搬や解体工事業などの資格を持っている業者が安心です。

想定外の支出を防ぐため、無料出張見積もりをはっきりと謳(うた)っている業者や、処分費がかかる場合にもきちんと明細を出してくれる業者がいいでしょう。業者を家に入れる際は、ご家族やお友達などに一緒に立ち会ってもらうとさらに安心です。

5-3.回収業者を使うメリット・デメリット

メリット

無料出張見積もりをしてもらい、値段がつけば儲(もう)けものです。値段がつかなくてもその場で処分手続きをしてくれる業者もあるので、どちらに転んでも手続きが楽になるでしょう。

出張見積時に処分費をその場で提示され、処分するかどうかを選択することになる場合があります。事前に自力でリサイクル手続きした場合の金額を計算しておき、業者に処分してもらうのとどちらがお得かを判断できるようにしておくと良いでしょう。

デメリット

冷蔵庫を買い取ってもらえなかった場合、処分費が発生します。処分費には、冷蔵庫の状態(処分のしやすさなどにかかわります)や運搬費も含まれるので、見積もり当日になるまでわかりません。

6.よくある質問

6-1.冷蔵庫の査定の前にしておいたほうがいいことって?

他の家電と違い、冷蔵庫には食品が入りますので、見るからに汚損した冷蔵庫はリサイクルショップでの買い取りが難しくなることも。冷蔵庫の天板に乗った、油のまざったホコリは、重曹水でスルっと落とすことができます。

冷凍庫の霜取りには数時間かかりますので、事前に取っておきましょう。冷蔵庫の水抜きが必要かどうかは、搬出担当者に確認してください。

6-2.なぜリサイクル料金はこんなに高いの?

粗大ゴミの廃棄処分にはお金がかかりますが、リサイクルとなるとさらにお金がかかります。冷蔵庫などの家電の内部には有効活用できる素材がたくさん詰まっているため、分解して再利用できる部品を取り外すための人件費や、重たくて大きな家電を運ぶための運搬料もかかるためです。

6-3.業務用の冷蔵庫を処分したい

業務用冷蔵庫は、リサイクル法の対象外となります。また、リサイクルショップではまず買い取ってもらえません。回収業者に依頼するのがセオリーと言えます。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。冷蔵庫は家の中にある家具の中でも、もっとも大きく重い家電ですので、搬出入や処分にも手間とお金がかかってしまいます。かといって、不法投棄をしてしまうとリサイクル法違反により50万円以下の罰金となることも。なるべく安く楽に処分ができるよう、回収業者などを上手に使ってみてください。