バッテリー点検などでよく聞く比重計とは?種類や購入について

比重を測定したいとき、便利になるのが「比重計」です。発酵させる溶液の比重を測定すれば、発酵後のアルコール度数が予想でき生産のコントロールが可能になります。ビールやワインなど生産をするためには必要不可欠な道具です。そこで、比重計とは何なのか、詳しく見ていきたいと思います。比重計の種類や特徴・比重計の購入・リサイクルなど説明しましょう。

  1. 比重計とは
  2. 比重計の種類と特徴
  3. 比重計について
  4. 比重計の購入・リサイクルについて
  5. 比重計にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、比重計にかんする基礎知識を身につけることができます。比重計について知りたい方・購入やレンタルを考えている方は必見です。


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1.比重計とは

比重を測定する器具の総称を「比重計」といいます。では、比重計とは一体どんな器具になるのでしょうか。定義・原理・使用目的・必要性について詳しく見ていきましょう。

1‐1.比重計の定義

比重計は「比重を測定するための道具」です。比重とは、ある物質の密度と標準物質の密度との比を現しています。どんな物質でも比重値を知りたいときに使われる器具です。

1‐2.比重測定の原理

比重計は浮力を持つ胴部と目盛部のけい部、2つで構成されており材質はガラスです。測定は「ふひょう」が関係しています。ふひょうとは、液体濃度を測定するためのものです。液体中にふひょうを浮かべて平衡したとき、けい部に働く液の表面張力と空気の浮力を無視します。そうすると、ふひょうの質量と液中にあるふひょうの体積の質量が等しくなるのです。等しくなったときの密度はけい部の目盛りでわかります。また、重さを調整するときは比重計胴部の下端にはなまり玉を入れる仕組みです。

1‐3.比重計の使用目的

比重計の主な使用目的は液体の密度測定です。ワイン・ビール・ジュースなどの製造過程では、密度をきちんと測定しなければなりません。また、石油製品などにも比重計が使用されています。金・プラチナ・銀などの貴金属買取専門店では、貴金属の密度を調べるために比重計を使用しているところもあるでしょう。偽物を売り買いしないためにも、比重計が必要不可欠です。

1‐4.比重計の必要性

よく、「密度」と間違われる比重ですが、比重は基準物質と比較した場合の密度を示します。密度は質量を体積で割った値になるのでまったく異なるものです。そのため、物質が水に浮き沈みする現象は密度よりも比重のほうが判断しやすいと言われています。たとえば、発酵後のアルコール度数を測定するには味見するしかありませんでした。しかし、比重が測定できる比重計を利用することで味見せずとも発酵の状態が確認できるようになったのです。

2.比重計の種類と特徴

比重計といっても種類はさまざまです。そこで、よくあげられる種類「比重秤(ひじゅうばかり)」「浮き秤」「比重瓶」について詳しく説明します。比重計の種類と特徴をチェックして、適切な場所で使いましょう。

2‐1.比重秤(ひじゅうばかり)

「比重秤(ひじゅうばかり)」は別名・比重てんびんとも呼ばれています。比重秤(ひじゅうばかり)は液体の比重・密度を測定するために使用するタイプです。秤竿(はかりざお)・錘(おもり)・分銅(ぶんどう)の3つから成り立っています。浮力を利用して液体の比重を測定する仕組みです。また、比重秤(ひじゅうばかり)の中には試料液体の中に対象物を沈めて測定値から比重や密度を算出するタイプもあります。

2‐2.浮き秤

浮き瓶は別名・ふひょうと呼ばれています。錘(おもり)であるふひょうを液体の中に入れると体積相当の重さだけ浮力を受ける仕組みです。つまり、液体の比重が軽ければ軽いほど、錘(おもり)は液体の中に入っていきます。そして、錘(おもり)が一定の方向で液体の中に入るようにしておけば、錘(おもり)につけた目盛りによって液体の比重が測定できるのです。よく使用される目盛りには「重ボーメ度」「軽ボーメ度」「日本酒度」の3つがあります。

2‐3.比重瓶

比重瓶はピクノメーター・比重カップとも呼ばれています。一定の体積試料を測定するための容器です。比重瓶を使用すれば単位体積あたりの質量が計測できるため、液体・粒状・細片状の固体比重が計算できます。主に、固体の比重を計測するときに使う種類です。ほとんどの比重瓶がガラスでできています。

2‐4.その他

比重計はメーカーによって特徴が異なります。最近では、ほとんどの比重計がデジタルです。電子天秤精密比重計や高精度電子比重計など、より細かく比重が計算できます。精密機械は主に工場や会社の研究所で使用されるタイプです。ハンディータイプの比重計もあり広範囲の比重が測定できるほか、自宅でも簡単に扱うことができます。

3.比重計について

比重計のメーカーや主な使い方、比重計でできること、注意点など詳しく説明します。比重計を正しく使用するためにも、比重計について把握しておきましょう。

3‐1.比重計のメーカーについて

比重計のメーカーにはアズワン・新光電子・アルファーミラージュ・横田計器製作所・イプロス製造業などがあります。中でもアズワンの比重計は使いやすい、短時間で液体比重が測定できるなど評判が高いです。インターネットの通販サイトでは比重計メーカーが比較できます。

3‐2.比重計の主な使い方

比重計の簡単な使い方を説明します。1,000円程度で購入できる比重計は手軽に使用できるのでおすすめです。たとえば、車のバッテリーに比重計を使うとき、バッテリーの上部にある液栓をあけます。すべての栓をあけて比重計を指すだけでOKです。スポイトタイプの比重計で液体を吸い込み、どの色の部分に液体があるのかチェックしてください。スポットタイプの比重計には赤・黄色・緑の3色にわかれています。緑色は正常・黄色は注意・赤は充電不良と決まっているので要チェックです。

3‐3.比重計でできること

液体の密度・比重・濃度が測定できます。目盛りの表し方に違いはあっても直(じか)読みできるのは比重計のメリットです。測定する液体も石油から化学製品・アルコール・清涼飲料とあらゆるものが対象になります。液体の品質管理を一定させるには比重計が必要なのです。

3‐4.比重計の注意点

比重計を使用する際、精密機器であるほど取り扱いに注意しなければなりません。ふひょう・シリンダーを使用する前はキレイに掃除してください。液体の成分が変化すれば、状態も変化してしまいます。また、シリンダーの中にある試料の温度を一定にしましょう。温度を一定にしなければきちんと測定できません。そして、比重計の使用後もきちんと掃除してください。

4.比重計の購入・リサイクルについて

比重計を購入したいけどどうすればいいのかわからない、リサイクルをどこに依頼すべきか、悩みはつきものです。比重計の購入・リサイクルについて詳しく説明しましょう。

4‐1.比重計の購入方法

比重計は測定器などを取り扱っている会社・店舗で購入できます。新品を購入するのもいいですが、できるだけ費用を抑えたい方は中古品の購入がおすすめです。中古品といっても新品同様のものもあります。費用を抑えつつ上手に購入ができるでしょう。インターネットでも比重計の購入ができます。どんな比重計があるのか調べつつもぴったりの種類を選んで購入してくださいね。

4‐2.比重計選びのポイント

「何の比重を調べたいのか」「使用目的」によって比重計を選んでください。より細かい確実な比重値を調べたいのなら研究室で使うような本格的な比重計がおすすめです。ただし、繊細な比重計であるほど価格が高くなります。気軽に液体の比重を調べたい、バッテリーを自分で測定したいなどプライベートで使用したいときはハンディ―タイプがいいでしょう。いつどんなときに使用するのかによって、適切な比重計が異なります。自分が何のために使いたいのか、適切な種類を選ぶためにも「目的」を明確にしておきましょう。

4‐3.中古について

「中古品はすぐ壊れる」「故障しやすい」など悪いイメージばかり思い浮かべていると思います。しかし、中古品の中でも新品と同じ性能のものもあるので安心してください。品質の良い中古品を販売している会社なら安心して購入できます。中古品の購入は「業者選び」が最も大切なポイントになるでしょう。実際、お店に足を運ぶ際は中古品でも正常に稼働するかどうか、壊れているところはないかなどチェックしてみてください。

4‐3‐1.比重計のリサイクル

比重計をリサイクルしたい場合、一体どうすればいいのでしょうか。使える比重計であれば、何でも買い取ってくれるリサイクルショップに依頼するのもいいです。しかし、リサイクルショップでは比重計にかんして専門的な知識を持っている人がいません。そのため、適切な買取価格での取り引きができないので納得できないことがほとんどです。納得いく価格で取り引きをしたい場合、測定器販売・買取を専門的におこなっているお店に依頼してください。

4‐3‐2.業者の選び方

比重計の購入やリサイクルをしたい場合、業者選びに悩む方が多いでしょう。業者選びには3つのポイントがあります。まず1つ目は「許可証」を取得しているかどうかです。商品の販売・買取をしている業者は販売業貸与業許可証を取得しなければなりません。2つ目のポイントは「スタッフの対応」です。信用できる業者のスタッフは経験・実績が豊富で、お客様目線で対応してくれます。また、買取するかどうかはすべてお客様に任せているので納得できない場合は取引しなくても大丈夫です。そして、3つ目のポイントは「電話番号・住所の提示」になります。ホームページをチェックして正しい住所が記載されているか、電話番号が固定電話になっているか確認してみてください。住所の記載がない、電話番号が携帯番号になっている業者は悪徳業者の可能性が高いです。

4‐3‐3.販売・買取について

使わなくなった比重計を買い取ってもらう場合、「買取価格」の確認を必ずしてください。なぜ提示された買取価格になるのか、理由をしっかり聞くことが大切です。きちんと説明してくれる業者は安心できます。また、理由がきちんとしていれば納得して取り引きできるでしょう。もし、高価買取を望んでいるのなら、売る前にキレイに掃除してください。キレイにするだけでも買取価格がアップします。さらに、説明書など付属品があれば高価買取が期待できるでしょう。ちなみに、比重計の買取価格はおよそ数万円です。新品に近い商品であるほど、販売価格に近い値段で買取されるでしょう。

5.比重計にかんしてよくある質問

比重計にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。比重計について知りたい方・売りたい方はぜひ参考にしてください。

5‐1.比重計を使う前の準備とは?

比重計を使う前に必ず説明書を読んでください。デジタル使用の比重計はわずかな誤差を防ぐために操作のやり方に慣れることが大切です。また、扱いやすい従来の比重計はシリンダーの傾き具合でずれが生じてしまいます。傾かないように注意しなければなりません。

5‐2.比重計の校正とは?

計器類の狂いを防ぐために精度を正すことが「校正」です。比重計を適切に使用するためにも、定期的にメンテナンスをしていかなければなりません。代表的な校正内容には「比較法」があります。比較法とは計量法に規定されている検査液の表を見て正常な値かどうか判断する方法です。たとえば、石油エーテルは0.650g/㎤~0.700g/㎤、水と酒精の場合は0.800g/㎤~1.000g/㎤になっています。

5‐3.バッテリーの比重正常値(標準値)とは?

バッテリーの比重正常値(標準値)は1.20~1.40になります。正常状態のバッテリーは比重が1.2以上です。1.0以下になっているバッテリーは劣化状態と思ってください。

5‐4.初心者におすすめの比重計の使い方とは?

初心者は液体の状態を調べたいときに比重計を使用してください。1回の測定だけでは十分な数値がわからないので、2~3回繰り返したほうがいいでしょう。そして、平均値を出してください。また、調べるときは液体をしっかり混ぜることがポイントです。

5‐5.小型比重計と大型比重計の違いとは?

大型の比重計は研究向きで精度が高いです。小型比重計は取り扱いが簡単で少量の試料での計測ができます。個人的な利用に使われることが多いです。車のバッテリー残量を測定したいときは小型比重計、工場などの生産で使用されるのは大型比重計になります。使用用途によって大型・小型を使いわけるといいですよ。

まとめ

いかがでしたか?比重計は液体の比重を測定したいときに使用する専門器具です。ビールやワインなどお酒の生産工場では必要不可欠なアイテムにもなります。これから、比重計を売りたい方は、比重計がどんなものなのか把握することが大切ですよ。まだ、使用できる比重計は買取・リサイクルができます。自分が持っている比重計の種類・特徴を把握してくださいね。