事故になる前に知っておきたい! 灯油の処分方法

私たちの生活を支える灯油。特に、冬場は暖房器具のエネルギーとして重宝します。しかし、灯油は危険物の1つであることをご存じでしょうか。そのため、使用方法や処分方法を間違うと思わぬ事故や環境破壊を招くことになります。
この記事では灯油の処分方法を中心にまとめてみました。

  1. 灯油は保管しても大丈夫?
  2. 灯油の処分方法
  3. 困ったときは不用品業者に依頼してみる
  4. 灯油を処分するときの注意点
  5. まとめ

1.灯油は保管しても大丈夫?

1-1.灯油は劣化するのか

灯油は長時間保管しておくと劣化してしまいます。特に、梅雨の湿気と夏の気温によって変質することが多いです。そのため、保管できても1年ほどと思いましょう。

1-2.劣化した灯油を使うと

劣化した灯油を使うと不完全燃焼の原因となります。また、腐食などによる暖房器具の故障にもつながるのです。さらに、灯油だけでなく保存してある容器も同じように劣化することで液漏れなどが考えられます。

1-3.灯油を保管するには

灯油を保管する場合は、直接日光が当たらない場所を選びましょう。また、冷えていて暗い場所であれば灯油は、変質することなく1年程度は保管することができます。
変質したときは黄色や茶色に変わるので注意しましょう。また、酸っぱくて嫌なにおいがするのが特徴です。

2.灯油の処分方法

灯油は危険物に該当するため専門家による処分が決められています。基本的にはガソリンスタンド・石油販売店・ホームセンターなどに運びましょう。この項目では効率的な処分方法をご紹介。

2-1.大量に残っている場合

大量に残っている場合は近くのガソリンスタンドなどに持っていきましょう。廃油として処理してくれます。この場合、無償か有償かは店舗によって異なるので確認してから持ち運ぶのがいいでしょう。
有償の場合でも、プラスチック製タンク1つにつき数百円が相場です。

2-2.少量の場合

少量の場合だとガソリンスタンドに持っていくのが億劫(おっくう)に感じるでしょう。
灯油が、プラスチック製タンクの底に50~100ccぐらい残っていれば新聞紙やボロ布で吸い取った後、濡(ぬ)らした新聞紙か布で包んでから燃えるごみとして出すことができます。また、最近では廃油処理用のボックスがホームセンターなどで販売されているので利用してみるといいでしょう。
しかし、廃油の処理や扱いは各自治体によって異なります。また、少量と言ってもごみとして出すのは非常に危険です。できるだけ専門店による処理を心がけましょう。

2-3.灯油は自然発火するのか

灯油は220℃以上で自然発火すると言われています。そのため、よほどの条件がそろわない限り火気のない場所で発火することはありません。
しかし、引火は40℃以上の温度で発生します。そのため、ごみとして出すのは危険な行為だと思ってください。

2-4.近くで必要としている人に渡す

ガソリンスタンドなどの専門店でなくても、近所や親戚で灯油を必要としている人がいれば譲ることができます。
譲り渡すのは、環境にも優しくて安全な処分方法の1つです。必要としている人がいれば積極的に渡しましょう。

3.困ったときは不用品業者に依頼してみる

引っ越しや廃棄のためすぐに灯油を処分しなければいけない。そんなとき、利用したいのが不用品回収業者のサービスです。不用品回収業者であれば灯油を回収した後に適切な処理をしてくれます。
引っ越しのとき灯油を運び出してくれることがありますが嫌がる業者が多いです。また、暖房器具などの中に残っているものが原因で故障しても補償外となるので事前に処理してくのをおススメします。
不用品回収業者であれば回収前に見積もりを取ってくれるのがポイント。廃棄したい灯油もどれぐらいの費用で引き取ってくれるのか確認してくれます。灯油以外にも廃棄したいものがあれば合わせて依頼してみるといいでしょう。

4.灯油を処分するときの注意点

灯油は危険物の1つ。そのため、処理には細心の注意が必要となります。この項目で大事なポイントを知っておきましょう。

4-1.排水溝・河川などに流さない

灯油の処分方法がわからないからと言って排水溝・トイレなどには絶対に流さないでください。流れた場所から爆発・火事・汚染の原因となります。
同じように近くの河川へ垂れ流すこともないようにしてください。また、庭などに穴を掘って埋めてもいけません。灯油を垂れ流すのは環境に悪影響です。
処理の仕方がわからない場合は自治体・よく使うガソリンスタンドなどで相談しましょう。

4-2.牛乳パックに入れて燃えるごみとして出す

牛乳パックに灯油を液体のまま入れて捨ててはいけません。パックに入れてそのまま捨てるとごみ処理場で引火する危険性があるためです。
個人で捨てる場合は自治体などに相談してからにしましょう。

4-3.暖房器具に灯油が残っている状態でしまう

暖房器具に灯油が残ったまましまい込まないようにします。灯油が劣化して故障の原因となるからです。さらに、乾電池を入れて点火するタイプだと火災の原因となるので注意しましょう。
暖房器具をしまう前にはからだききをした上で乾電池などは抜いておきます。

5.まとめ

いかがでしたか?
この記事では灯油の処分方法に関する情報を紹介しました。さいごに、灯油処分に関する大事なポイントをまとめておきましょう。

  • 灯油は劣化するため処分する必要がある。
  • きちんとした保管場所に置けば1年程度は持つ。
  • 灯油は基本的にガソリンスタンドなどで処分してもらう。
  • 50~100cc程度であれば新聞紙などに吸い取ってから捨てることができる。
  • 勝手に捨てれば火災・自然破壊などの影響が出る。
  • 処分方法がわからない場合は自治体や専門店などに相談する。

私たちの生活を支えてくれる灯油。しかし、使用方法や処分方法を間違うと火災や環境破壊など私たちの生活に危険を及ぼすことになります。しっかりと灯油の特徴と処分方法を知っておきましょう。