押入れの活用術は? 収納グッズの使い方が活用のコツ!

押入れは、日本の家に古くから作りつけられている収納スペースです。古いアパートや一戸建ての場合は、収納スペースがすべて押入れというところも珍しくありません。しかし、「押入れをいまひとつ活用できない」という方は多いのではないでしょうか?

そこで、今回は押入れの活用術をご紹介します。押入れは、クローゼットと同じように奥行きと幅がある空間です。ですから、入れ方や収納グッズを工夫することが押入れをうまく使うコツ。押入れの活用術を知りたいという方は、ぜひ読んでみてくださいね。

  1. 押入れの特徴は?
  2. 押入れをうまく使うコツは?
  3. 押入れを大胆に活用する人もいる
  4. 湿気には気をつけよう

1.押入れの特徴は?

まず始めに、押入れという収納スペースの特徴をご紹介します。クローゼットの共通点と相違点はなんでしょうか?

1-1.押入れは何を入れるもの?

押入れは、本来布団を収納するものです。つい40年ほど前までは、布団が寝具の主流でした。

また、嫁入り道具のひとつに布団があるように、財産でもあったのです。ですから、布団をしまう収納場所として押入れが必ず必要でした。押入れの標準的な幅である1間(180センチ)は、三つ折りにした布団を2枚並べていれるのにちょうどいい大きさなのです。

昔は家に来客が泊まりに来ることも珍しくなく、家族の分以外に来客用の布団を常備してある家も少なくありませんでした。ですから、押入れが各部屋にある家も多かったのですね。

1-2.押入れとクローゼットの共通点は?

押入れは、クローゼットと同じように一定の広さを持つ収納スペースです。奥行きと幅と高さがあるので、たくさんのものを入れておけるでしょう。しかし、仕切りがないのでむやみにものを入れると、中に何が入っているのかさえ分からなくなります。

1-3.押入れとクローゼットの相違点は?

押入れとクローゼットの最も大きな相違点は、中板でしょう。中板をうまく使えば、クローゼットよりも使い勝手がよい収納スペースになります。

また、天袋も押入れだけについているものです。天袋は、奥行きがありますが入り口が狭いので、大きなものをいれるのには向きません。しかし、使う時期が限られている小さなものを収納するにはよい場所です。こたつ布団や扇風機ていどならば、十分に入るでしょう。

さらに、押入れはふすまがついていますから半分ずつしか開きません。しかし、その反面ふすまを取り外してしまえば、開口部はぐっと広くなるでしょう。

2.押入れをうまく使うコツは?

では、押入れを使いこなすコツにはどうすればよいのでしょうか? この項では、その一例をご紹介します。

2-1.まず、何を入れるかを決めよう

押入れを活用するには、まず入れるものを決めましょう。布団を入れるなら、その場所を一番最初に決めてしまいます。そうすれば、あとどのくらいのスペースが開いているかわかるでしょう。

また、押入れは上段の中央が一番出し入れしやすい場所です。そこに一番出し入れしやすいものを入れましょう。下段には上段ほど出し入れしないものを入れます。ただし、頻繁(ひんぱん)に出し入れするものでも重いものばかり上段に入れると中板が傷むでしょう。ですから、ひとりで持上げられないものは下段にしまってください。

2-2.収納グッズを上手に使おう

段ボールに小物を入れて押入れに積んでいる、という方もいるでしょう。しかしそれでは、ダンボールをいちいち下さなければ、中のものを取り出せません。それでは不便ですね。プラスチックの収納ケースのような側面から出し入れできる収納グッズを使えば、押入れに積み上げていても出し入れがスムーズにできます。

また、半透明の収納ケースを使えば中に何が入っているのかも一目でわかるでしょう。

2-3.つっぱり棒で押入れをクローゼットにしよう

家の収納が押入れだけという場合は、スーツやコートなどの収納場所に困ります。そこで、つっぱり棒を押入れの中に渡してみましょう。十分にクローゼット代わりになります。これならば、押入れの上部がデッドスペースにならずにすむでしょう。

2-4.ものをつめこみ過ぎないことも大切

押入れはクローゼットよりも奥行きがあるものも多いです。ですから、使わないものを何でも入れている方も少なくないでしょう。しかし、ものをつめこみすぎると中に何が入っているのかも分からなくなります。

また、新しいものを買っても押入れに収納できず、中に入れたものもスムーズに出し入れできません。押入れに限らず、収納スペースは常に3割くらいの空きを作っておきましょう。そうすれば、押入れの中には常に余裕があります。

中に何が入っているのか一目でわかりますし、出し入れもスムーズです。この3割の空きを維持するために、定期的に押入れを整理しましょう。特に、服や本は増えやすいのでワンシーズン着ていなかったり1年間読まなかったりした本は処分する勇気を持ってください。

3.押入れを大胆に活用する人もいる

押入れは、ものを入れるだけが活用法ではありません。DIYに自信があるなら、押入れを大胆に改造して書斎や飾り棚などを造ってみてもよいでしょう。自分で押入れを改造した人のブログや、改造の仕方を記載したサイトはたくさんあります。興味のある方は検索してみてくださいね。

ただし、アニメ、ドラえもんのように押入れをベッド代わりにするのはおすすめできません。押入れは思った以上に狭く上段は高さがあるのです。布団を十分に敷くスペースもありませんから、満足に眠れません。

また、子どもならば広さは充分ですが、押入れから転落すればけがをする恐れもあります。
なお、賃貸住宅の場合は押入れを改造してはいけません。賃貸住宅は、退去する際に原状回復の義務があります。押入れを改造してしまえば、責任を持って元の状態に戻さなくてはならないのです。

4.湿気には気をつけよう

押入れにものを収納する際、気をつけなければならないのが湿気です。特に、古いマンションやアパートは押入れに湿気が発生することが多く、「気がついたら入れていたものにカビが生えていた」ということも珍しくないでしょう。押入れに湿気が発生する場合はスノコを敷いて通気性をよくしたり、収納グッズを壁から離して置いたりしましょう。

また、定期的に押入れのふすまを開けて扇風機やエアコンで風を送ってあげても、カビが生えにくくなります。押入れにカビが生えてしまった場合は、中身を全部出して消毒用のアルコールで中を拭きましょう。

おわりに

今回は押入れの活用術をご紹介しました。
まとめると

  • 押入れはクローゼットと同じように広い空間を自由に使える。
  • 収納グッズを使って、押入れの中をうまく区切ろう。
  • 上段のまんなかに一番よく出し入れするものを入れる。
  • 押入れには、常に3割の空きを作っておこう。
  • 持家ならば、DIYで押入れを大改造してもよい。

ということです。

押入れは、上手に使えばたくさんのものを収納できます。インターネットを検索すれば、「これが押入れ?」と思うようなオシャレな収納スペースが見つかることもあるでしょう。

今は、押入れの奥行や広さに合わせた収納グッズもたくさん発売されています。ダンボールに何でもかんでも詰め込んで押入れに積み上げておくのではなく、取りだしやすい収納グッズを使いましょう。下段に入れているものは、キャスター付きの収納グッズに入れれば出し入れも楽です。