
いらない香水の捨て方は?捨てずに再利用&売るコツと要注意のNG処分方法
香水は、ビンがかわいくて集めたものや、プレゼントでもらったきり全然使っていないものなど、ついため込んでしまうものです。使い切れない香水を処分したい・捨て方が分からない・中身をそのまま捨ててもいいの? など、疑問も多くあると思います。
今回は、香水の正しい捨て方や、捨てずにおしゃれに再利用する方法などをご紹介しましょう。
中身の入った香水を捨てたい方、香水を捨てるのがもったいない・売りたいという方のヒントになる情報をまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。
1.香水を捨てる?捨てない?
香水を捨てる前に基礎をチェックしておきましょう。
1-1.香水の消費期限は約3年
香水をはじめ化粧品には消費期限があります。消費期限を過ぎた香水を使うと、シミや肌荒れなど肌トラブルの原因になることもあるでしょう。
1-2.捨てる香水と捨てない香水の見極め
香水を捨てるかどうか悩んだら、以下の項目をヒントにしてみてください。
- 消費期限を過ぎている
- 変色・異臭がある
- ドロッとしている
→正しい方法で捨てる
- 香水は使わないが香りは気に入っている
- まだ使える・多く残っている
- 未開封・ほぼ新品
→再利用や譲渡・売るなど、捨てない選択肢も
2.香水のNGな捨て方!
次に、やってはいけない香水の捨て方をご説明します。
2-1.香水をそのまま捨てるのはNG!
香水の中身が入ったまま捨てるのはNGです。香水の液体は、実は燃えるゴミとなります。香水をそのまま捨てると自治体回収の際に多大な迷惑になってしまうので、きちんと分別して出しましょう。詳しい捨て方や分別方法は後述します。
2-2.香水をトイレや台所に流してもいいの?
においが充満するためNGです。具合が悪くなってしまった人もいます。においが配管を伝ってほかの家屋まで影響が出る場合があるので、トイレやキッチンに香水を流して捨てるのは絶対にやめましょう。
2-3.割れたビンは紙などに包んで捨てる
香水ビンが割れてしまっている場合は、自治体回収の指示に従って捨てましょう。割れたビンは、割れ物や不燃ゴミとして捨てることになりますが、その際は新聞紙などで包んで回収の際にケガをしないようにしてください。
3.香水のゴミ分別と正しい捨て方
次に、香水の正しい捨て方をご説明します。
3-1.香水は燃えるゴミ・不燃ゴミに分別する
香水の主な分別は以下のとおりです。詳細は自治体回収の指示に従ってください。
- 香水の中身(液体)→燃えるゴミ
- 香水ビン→不燃ゴミもしくは資源(ガラス)
- 香水容器(プラスチック)→プラスチックゴミもしくは不燃ゴミ
- キャップ金具など金属部分→不燃ゴミ
※においのついた紙は再利用できないので、資源ゴミ(古紙回収)には出せません。
3-2.香水を捨てるには、ジップつき袋・新聞紙ティッシュなどが必要
香水を捨てるための道具は、以下のものをそろえてください。
- 新聞紙・ティッシュ・古布など(香水をしみこませるもの)
- ジップ袋(香水をしみこませた紙などを入れるため)
- 手袋(手への付着を防ぐ)
- ニッパー・マイナスドライバー(キャップ・金具など固い場合に必要)
- マスク
3-3.香水は紙や布にしみこませて、燃えるゴミで捨てる
香水の捨て方を手順ごとにご説明します。
- ジップ袋の中に新聞紙・古布などを入れる
- 香水の液体を新聞紙などに吸わせる
- ジップ袋の口をしっかりしめて可燃ゴミへ
- 容器やキャップは不燃ゴミやプラスチックゴミとして捨てる
作業中は香水がこぼれたり部屋の中ににおいが充満したりするので、マスクをつけて換気しながら作業しましょう。ペットは別の部屋へ退避させておいてください。
4.捨てたくない香水のリメイク方法
次に、香水をリメイクして捨てずに使い切る方法をご説明します。
4-1.香水をルームスプレーとして使う
香水を部屋にシュッとひと吹きすれば、ルームスプレーとしての効果があります。アルコールによる変色の恐れがあるので、壁紙や床に直接かからないようにしましょう。
4-2.香水をリードディフューザーとして使う
香水ビンにスティックを挿せば、リードディフューザーとして利用できます。部屋だけでなく玄関・トイレに使用できるでしょう。
4-3.香水をクローゼットや服の香りづけに使う
コットンに香水をしみこませて、クローゼットの引き出しやタオルなどのそばに置いておけば、ほのかにいい香りが移ります。部屋のあちこちにコットンを置けば、どこでもいい香りを楽しめるでしょう。
4-4.香水を入浴剤として使う
お風呂に香水を2~3プッシュするといい香りのお風呂になります。浴室に香りが充満しますので、入れすぎには注意しましょう。香水の香りがシャンプーの香りで打ち消されるくらいが目安です。
5.香水を買取に出すには?
次に、香水を買取に出すポイントなどをご説明します。
5-1.使いかけの香水はメルカリなどで意外に売れる
香水は中古でも抵抗なく欲しいという方は多くいます。同じ化粧品の中でも、ファンデーションや口紅と違い、肌に直接触れないことが大きな理由でしょう。半分以上使った香水でも、値段の設定しだいではすぐに売ることができるかもしれません。人気ブランドや定価が高い香水なら、空きビンですら売れる場合があります。
5-2.未開封品・新品の香水は買取に出したほうがよい
使いかけでも売れる香水は、未開封品や新品ならさらに高確率で買い手がつきます。とはいえ、古いものは売れませんので、購入日をチェックしておきましょう。
5-3.まとめ売りで売れる場合も
複数ブランドを混ぜたり、シリーズでまとめて出品すると売れやすい場合があります。使い切れなかった香水がいくつかある場合は、セットで出品するのもおすすめです。
5-4.買取業者に依頼すれば発送の手間が省略できる
メルカリなどネット・フリマサイトを利用した売買が不安な方や、出品・こん包・発送などの手間が面倒という方は、専門の買取業者の利用がおすすめです。ブランド品・化粧品類を買い取ってくれる業者に依頼しましょう。いらない香水がたくさんある場合はまとめて処分できて便利です。
5-5.箱があれば必ずつけて売る
香水はパッケージがかわいいものもたくさんあるので、箱がある場合は必ずつけて出しましょう。箱の有無で買取価格が数百円変わる場合もあります。
6.香水の捨て方についてよくある質問
香水の捨て方などについてよくある質問にお答えします。
Q.使っていない香水を練り香水にしたいので作り方を知りたい
A.5g入りの容器と、白色ワセリンが必要となります。容器にワセリンを移し香水を2プッシュほど入れて混ぜたら完成です。練り香水はスプレーの香水よりも香りが停滞しやすいので、2プッシュ程度で十分でしょう。きつくなりすぎないくらいの割合で作るのがおすすめです。
Q.香水の売値を調べるには?
A.香水のブランド名と名前で検索すると、過去の売値が分かる場合があります。残量や箱の有無によって価格は変わるので、だいたいの目安として知っておくと便利でしょう。
Q.香水を発送する際の注意は?
A.配送中に蓋が外れないようにきちんとしめ、プチプチなどを少しきつめに巻きつけてテープでしっかり留めます。香水が箱の中で揺れないように、テープや緩衝材などでしっかり固定しましょう。配送の際は、「割れ物シール」を貼ってもらってください。
Q.香水はなぜ燃えるゴミなのですか?
A.香水の主成分はアルコールのため可燃性の液体となります。そのため、香水は燃えるゴミです。
Q.売れないし自分で処分するのが面倒な香水はどうしたらいい?
A.売れない香水が何十本もある場合は、回収業者の利用も検討してみてください。回収料金はかかりますが、中身が入ったままの香水でも回収してもらえます。もし、買取可能な香水が混ざっていれば、買取価格で費用を相殺できるのでお得になるでしょう。
まとめ
香水の捨て方・リサイクル再利用方法などをご説明しました。使わない香水をそのまま持っていてもスペースの無駄遣いになったり、本当に使いたい香水がまぎれてしまったりと、デメリットが多いでしょう。香水を処分する場合は、今回ご紹介した捨て方を参考にしてみてください。